こんにちは、SAKETIMES編集部、酒匠の山口奈緒子です。

1月といえば、「成人式」。
1人前の大人としての門出を祝う、とても大切な行事として全国で開催されていますね。

新成人のみなさんは、晴れて20歳になったということで、今後お酒を飲む機会も増えていくことでしょう。
お酒と言ってもビール・チューハイ・焼酎・ワインとたくさんの種類がありますが、ぜひ「日本酒」も楽しめる大人になってほしいな、と思います。

日本人として生まれてきたからこそ、先代の叡智が集約されたお酒である日本酒に、ぜひ触れて欲しいと思います。そして、そんな日本酒を楽しむ姿がかっこいいということをまた来年の新成人にも伝えて行けるようになって欲しいのです。

今回は、新成人のみなさんにぜひ飲んでいただきたい日本酒を3+1つ、紹介します。

※未成年者の飲酒は法律で禁じられていますので、未成年のかたはもう少し我慢して下さいね!

 

 

1.  寧音(ねね) 純米酒

石川県の奥能登に位置している蔵元が造る寧音。
アルコール度数が13%ほどと、日本酒の平均アルコール度数が15~16%であることを考えると、アルコールを飲み始めたばかりの人にも優しい、やや低めの設定です。
しかし、優しいのはアルコール度数だけではありません。口当たり、そしてまるい甘みも優しく感じれられます。「音が流れるような時間を過ごして欲しい」と願って造られたお酒どおり、とても穏やかな気持ちになれるお酒です。

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2. 健誠 二才の醸(にさいのかもし)

社長も製造責任者である杜氏もプロモーションに関わる人もみんな20代で造られたこのお酒。
「二才」というのは、青二才という言葉にもあるように新背(にいせ)が変化した言葉で「若者」という意味です。 あえて「青」を入れないことで、若者ではありますが、堂々と酒造りに挑戦していく、という姿勢を示されています。新成人もこのお酒に込められた思いのように、社会で堂々と挑戦していって欲しいですね。
日本酒ビギナーには、ぴったりの甘みが心地よい味わい。まろやかさで包み込んでくれるようなどこか温かみの感じるお酒です。

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3. 羽根屋(はねや) 純吟 煌火(きらび)

香りがよく、「お米からできているのにこんなに華やかな香りがするの?」と驚いてしまうでしょう。
口の中に入れてもその華やかさは消えることなく、むしろより一層香りが広がっていきます。生原酒というだけあって、アルコール度数は今回紹介する中ですと一番高くはありますが、アルコール強さはそこまで強く感じないはずです。

また、昨年アメリカで行われた全米日本酒歓評会では、金賞に選ばれるなど世界でも評価されているお酒です。初めての日本酒として、印象深いお酒になること間違いなしです。

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プラス1. 親子の二十歳酒

「語酒(かたりざけ)」、つまり20歳を祝い親子で会津清酒を酌み交わそうというコンセプトで生まれたお酒です。名前の通り、成人式にピッタリですね。はじめての日本酒として相応しい、会津若松酒造協同組合の蔵元による、華やかな香りと口当たりの「純米吟醸酒」です。

ちなみに会津若松市の成人式での販売を皮切りに、順次販売を拡大していく予定とのこと。親子で日本酒を飲みながら語りあう、そんなほほえましい様子が目に浮かびますね。

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以上です。

今回ご紹介している日本酒は全国4,000銘柄以上あると言われる日本酒なかの極々一部です。しかし、それら4,000種類の中からなにをはじめに飲めばよいかわからないという方もいるかと思います。

今回ご紹介した4本が、お酒を初めて飲む世代にとって日本酒を好きになるきっかけになればいいなと思います。日本酒のおいしさ、楽しさ、奥深さなどさまざまな魅力に気づいてくれたら嬉しいですね。

※未成年者の飲酒は法律で禁じられていますので、未成年のかたはもう少し我慢して下さいね!

 

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