皆様こんにちは
「お手本になる、日本酒生活」というテーマで活動しているSAKE_SHINです。

本日は、飲料としてのおいしい日本酒というテーマからは少し離れて、日本酒のもたらす心地よい効能と、それを活かした休日の過ごし方を紹介したいと思います。
忙しく働くビジネスマンなど、日本酒を通して心地よい生活を過ごすきっかけになれば幸いです。

日本人のストレス実態

日本のビジネスマンはよく働きすぎと言われています。
特に30代、40代といえば世間的に働き盛り。毎日朝から様々なタスクと業務に追われ、休日に入っても家族の時間や、仕事のことが気になってなかなか十分に休める時間が取れないというような方々も多いのではないでしょうか?
また、男女問わず日々の家事、日常生活での家族や、その他対人関係、仕事以外のストレスも多いでしょう。

「2012年厚労省の国民生活基礎調査のストレスに関わるデータ
性・年齢階級別にみた悩みやストレスがある者の割合(12 歳以上)」

によると、
30代では、男性48.6%、女性59.6%
40代では、男性50.3%、女性59.7%

と半分以上の方々が何かしらの理由でストレスを抱えながら生活をしているというデータが出ています。

このような実態からも、心地よい生活を過ごしていくためには、自分なりに上手にストレスと向き合い、解消していく方法を持つことが必要であることは間違いありません。

日本酒のストレス解消についての効能

ストレス解消方法として適度な飲酒は効果があると言われています。日本酒に限らずアルコールを摂取することでセロトニンの分泌を促す作用もあります。
セロトニンとは、過剰な動きや不安、恐怖といった感情を抑え、気持ちを鎮静化させるためにはたらく脳内物質。それによってストレスを抑えるはたらきがあります。

ただ、過度の飲酒は逆にマイナスの効果を引き起こしてしまう可能性が高まります。
泥酔状態の場合、それは寝つきはいいものの、深い眠りではなく、実際は浅い眠りになってしまっています。
これでは、せっかくの休日で疲労の回復もできません。
そして、次の日の朝から体がだるい、気持ちが重い、となってしまっては本末転倒もいいところです。

ですので、
日本酒であれば1~2合までに控えると日本酒の持つ健康効果、
ストレス効果も存分に発揮されるでしょう。

休日の夕方16時からの家飲み

私のおススメする休日のSAKEライフです。

食事とお酒の関係上、寝る直前に食べると胃が活性化してしまい、脳も興奮してしまうことで寝つきが悪くなってしまいます。
また前述した通り、寝る直前の飲酒もおススメできません。
そこでいつもの晩御飯より2~3時間早い夕方16時からの家飲みが有効です。

料理をする人は簡単にできるおつまみを自分でつくってもいいし、好きなお惣菜を買ってきて、好きな音楽をかけてもいい。自分の好きなモノで満たしましょう。日の入りを感じながら誰にも邪魔されずにじっくり飲む、一日の暮れゆく姿を感じることは、実はなかなかできないとっても贅沢な時間です。

ゆっくり時間をかけて食事を満喫した後は、22時くらいまでには就寝する。いいリズムを取り戻し、次の日の朝も爽快に起きられる可能性は高まります。

朝日を浴びると脳も活性化します。朝日を浴びると、先ほども話に出てきた「セロトニン」の分泌が活性化して、心身のバランスが整えられるのです。
ということは「爽やかな気分」「気持ちが前向き」などの効果が期待できます。

そして朝早く起きるためには、夜早く寝るのが一番。
飲み始める前には、お風呂に入って、寝る準備などもしっかりしてしまっている方があとも楽ですのでおススメです。

現代人は昼夜を問わず、活動しています。
日の出とともに起き、日の入りとともに休む。そんな自然のサイクルに合わせた生活が私たちには必要なのではないでしょうか。
「生き物として自然の流れに逆らわずに身をゆだねて、心をリラックスさせる」ことが
ストレスを溜めた私たちの体には必要ではないでしょうか、ということを私は感じています。

そのために日本酒のしみじみした趣ある味わいとリラックス作用は、大いに効果を発揮してくれるでしょう。

心地よい生活のために必要なのは工夫

今回ご紹介した方法は、家族や仕事を持っている方、自分ひとりだけではないという方には簡単ではないかもしれません。
「一人になれる時間なんてない」「子供を先にお風呂に入れないと」「そうはいっても仕事が気になる」と思う方もいるかもしれません。

しかし、溜まったストレスを解消し、心地よい生活をするためには、工夫や努力が必要です。
何もせずにダラダラと過ごしてしまったなーと、ストレスも発散できずに悶々と過ごしてしまう休日になってしまうなら、たまにはしっかり準備、計画して、心地よくリラックスできる工夫をしてみてもいいのではないでしょうか。

特に、日本酒が好きな方であれば尚更、「おいしい」だけではなく、「心地よい」飲み方と生活の方法を工夫してみてはいかがでしょうか?

おいしい日本酒とリラックス、心地よい生活を

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