こんにちは、酒匠の山口奈緒子です。

宅飲みに関する調査によると、お酒を飲む場所が飲食店から自宅へと変化してきています。外飲み=一緒にいる方との社交の場であって、家のみ=自分を癒やすリラックスタイムとしてお酒を楽しむ人が多いようですね。

家で飲む機会が増えてきたのであれば、もう少しこだわった晩酌タイムを過ごしてみても良いのではないでしょうか?毎日のお酒とおつまみを工夫すれば、さらに充実した時間を過ごせることでしょう。

日本酒×おつまみのちょっと贅沢な時間を過ごしていただくために、楽しみ方のコツをご紹介したいと思います。

今回は「桜咲け!」という日本酒を。

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(出典:SakuraSake HP)

楽しみ方のコツ、と言っても全てのお酒に共通したコツというのはお伝えすることは難しいです。なにせ、1つ1つストーリーが違い、味わいが違うのですから。ですので、私が出会ったお酒の中でどんな楽しみ方ができるかをお伝えしていこうと思っています。

そして、今回紹介したいお酒は「桜咲け!」。

「日本酒をリノベートし価値を向上させる 株式会社MIRAI SHUHAN山本祐也」でも紹介されていたMIRAI SHUHAN がプロデュースした日本酒です。

インターナショナル・ワイン・チャレンジ2015のSAKE部門でもメダルを獲得するなど、その味わいについても高く評価されています。

詳しくはこちらをご覧ください。>>詳細ページ

柑橘系のフルーツを思わせる爽やかな味わい

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このお酒の1番の特徴は「爽やかな味わい」。

この味わいは、さまざまな要素が絡み合ってでき上がっていることはもちろんですが、特に”香り””アルコール度数”から語ることができます。

華やかな香り

まずは香りから。人間が味を感じるとき、香りの要素がかなり関係しています。みなさんも鼻が詰まっているとき、食事をしても味を感じなかったりしますよね。この現象からもわかるように、香りはそのまま味わいに反映されます。

このお酒は、華やかな香りが印象的です。フルーツに例えると、パイナップルやグレープフルーツ、オレンジです。このフルーツの香りと一緒にミントのような要素もあります。

パーッと広がる香りの中に爽やかな香りも感じられるのです。そして、この香りがダイレクトに味わいにも感じられます。柑橘系のフルーツのようにとーっても爽やかな味わいです。

アルコール度数の低さ

そして、次に「アルコール度数の低さ」。

爽やかにスルスルと流れていくような口当たりが感じられるこのお酒。これは、アルコール度数の低さも関係しています。通常の日本酒が15~16%ぐらいのアルコール度数であることに対して、こちらは14%です。

1~2%ぐらいじゃんと思うかもしれませんが、この違いがアルコールに敏感な方にとっては大きな違いに感じるのです。例えばスーパーなどで購入できる甘いチューハイは約3%ですが、ビールは5%ほど。ビールのほうがアルコールを強く感じることができると思います。そう、2%って大きな違いなのです。

ですので、このお酒にはアルコールによる刺激の強さがないので、スルスルと飲むことができるのですね。スルスルという感覚が爽やかさに関係しています。

このように香り・アルコール度数が大きく関係してこの味わいを作っているのでしょう。

一緒に料理を合わせてみよう

では「柑橘系のフルーツを思わせる爽やかな味わい」を持つこの「桜咲け!」はどんな料理と合うのでしょう?

日本酒と料理を合わせるときの1つのコツとしては「同じ要素を持つもの」に合わせるということです。

すべての組み合わせにおいて、同じ要素だけを合わせればよいかということではありません。ですが、まず「同じ要素を持つ料理や食べ物は何か」と考えていくと、合うものを見つけやすいです。

今回は”柑橘系”の”フルーツ”といった同じ要素を持つもので考えてみました。

用意したのはフルーツづくしの3種類。

1. 前菜としてグレープフルーツのマリネ

2. 主食にはレモン風味のお蕎麦

3. 甘味にモモ

▼1. グレープフルーツのマリネ

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グレープフルーツと玉ねぎにお酢、塩コショウ、オリーブオイルを入れて作ったものです。

グレープフルーツの酸味とお酢の酸味が、夏にうれしい爽やかさ。さっぱりとしたお酒だからこそ、おつまみもさっぱりとしたものがいいですね。

▼2.レモン風味のお蕎麦

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お蕎麦をレモン風味にアレンジして食べてみました。もちろん、出汁のきいたお醤油ベースのお蕎麦も合うと思いますが、せっかくなので、ちょっとだけアレンジしてみました。かけダレはオリーブオイル・レモン汁・塩コショウ・昆布出汁・ほんのちょっと醤油を入れてつくります。

トッピングにはレタス・トマト・炒めたキノコをのせて盛りつけただけ。とっても簡単ですが、お蕎麦も洋風におしゃれに食べられるのでおすすめです。

▼3.モモ

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最後に合わせてみたのは「モモ」。ただフルーツを切っただけです。

お酒自体に瑞々しさもあり、フルーツとお酒を合わせてもイキイキとした味わいに感じられます。そんな大掛かりなおつまみなんて必要ないのです。夜、軽く晩酌したいときにおすすめの組み合わせですね。

桜フレークもふりかけて…

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実はこの「桜咲け!」、桜フレークもついてきます。(写真は見やすいように白のお猪口で。)
ピンクのフレークが、グラスに浮かんでいる様子はとっても美しく、うっとりとしてしまうほど......。
そしてこの桜フレークが加わることによって、お酒の味わいがガラッと変化します。
というのも、塩味が効いているからなのです。
プラスされた塩味がお酒となじみ、通常のお酒にはない味わいをつくり出します。
この味わいのバランスが非常に良いので、ぜひ料理と合わせずに桜フレークと桜咲け!のみで楽しんでいただきたいです。

”洋”を意識した組み合わせ

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今回は、ボトルやラベルの印象から”洋風”を意識しました。お酒というものは、外観や味わいなど、その1本をつくるすべての要素に「どんな風に飲んで欲しいのか」ということを組み込んでつくられています。

今回のお酒も、普段の飲み方の枠を超えて、多様性があることを印象づけるためにボトルやラベルにもトコトンこだわって作られたお酒でしょう。外観のイメージってとっても大事なのです。そういったことも考えてみると、「今日は何のおつまみにしようかな」と楽しみも増えますよ!

まとめ

「桜咲け!」は柑橘系のフルーツを思わせる爽やかな味わいで、さらっと流れていくような口当たりがとても心地よいです♪

紹介したもの以外でも、自分が感じたままに合わせてみてくださいね。

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