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海外でも大人気のにごり酒!三輪酒造の「白川郷」をご紹介

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『日本酒 × 美女〜私を飲みに連れてって♡〜(三輪酒造編)』でご紹介した「三輪酒造」「白川郷」について、詳しくご紹介したいと思います。

 

1. 三輪酒造について

今回、動画の中で美女が飲んでいる白川郷 炭酸純米 泡にごりは、岐阜県の三輪酒造のお酒です。三輪酒造とは、どのような酒蔵なのでしょうか?

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歴史は江戸時代へさかのぼり、天保8年(1837年)創業で、180年ほどの歴史を持っています。この歴史のなかで、三輪酒造はさまざまな困難がありました。江戸時代から明治時代にかけ大火、大地震、そして大洪水など大きな災害が蔵を襲ったのです。

しかし今では、「白川郷」が日本を代表するブランドとして、アメリカやカナダなど北米をはじめ、アジア・ヨーロッパ・オーストラリアなど世界で楽しまれています。この白川郷というお酒については、下記で詳しく説明しますね。

蔵のある岐阜県の大垣市は、雨が多い場所です。長良川(ながらがわ)、揖斐川(いびがわ)などの一級河川を含めて15もの河川が通っています。町のいたる場所で湧き水がでており、古くから「名水の都」として有名な場所でした。その天然水のおかげもあって、三輪酒造のお酒がこれほどまでに人気を博しているのですね。

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(出典:三輪酒造

また、三輪酒造は酒造りをしている「蔵」も建造物として歴史的な価値が認められています。三輪酒造にある「北蔵」「南蔵」の2棟は明治期の酒蔵の典型例で歴史的な街並み景観に寄与するものとして、2011年に国の登録有形文化財に認められています。
最近では、近代化が推し進められた酒蔵も多くあり、そういった現代における酒造りの現場も趣がありますが、古き良き酒蔵の様相もまた、グッとくるものがありますね。

 

 

2. 白川郷 純米活性にごりについて

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白川郷 炭酸純米 泡にごりとは、どのような味わいなのでしょう。動画の中では美女が「わ〜、口の中がシュワシュワ!こんなの、はじめて、、、♡」とおいしく飲んでいるのが印象的ですよね。

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やはりにごり、つまり「お米のつぶつぶ」がお酒の中に残っている状態なので、香りにも味わいにも「お米」を感じるお酒です。お米の甘さと、クリーミーさも感じることができ、何より炭酸のシュワシュワが味わいを心地よく感じさせてくれます。

 

◎開け方に注意!

炭酸純米なだけに、お酒のシュワシュワがとっても強く、開けるときは注意しなくてはなりません。みなさんも、コーラやサイダーなどの炭酸飲料を少しでも乱暴に開けて、中身が吹き出てしまった、という経験はありませんか?
動画の中でも美女が、日本酒を開けるときのポイントを教えてくれていますが、もう一度おさらいしましょう。

【開けるときのポイント】
まず、前提として「よく冷やしておくこと」が大事です。冷やさずに開栓すると、ガスのみが抜けてしまうのです。よく冷やした上で開けるときのポイントは3つです。

( 1 ) ボトルを斜めにして一度ガスを抜いたら、すぐにフタをしめる
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( 2 ) 瓶を上下逆さにしてフタの部分をゆっくり数回まわす
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( 3 ) 瓶を斜めの状態に戻してガスを抜きながら開ける
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きちんとこの開け方を守れば、おいしい状態で白川郷が飲めますよ。

 

◎相性の良い料理は?

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また、合わせているクリームコロッケも相性抜群。
お酒のお米由来のクリーミーさとコロッケのクリーミーさがとてもマッチします。日本酒と揚げ物はちょっと合わないかな、と感じてしまう方もいらっしゃるかも知れませんが、このお酒は◎。甘さをも心地よくしてくれた炭酸の発泡感が揚げ物の脂をサッパリさせてくれるのです。

「白川郷 炭酸純米 泡にごり × クリームコロッケ」、ちょっと意外な組み合わせに感じるかもしれませんが、ぜひ試してくださいね。

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3. 世界遺産「白川郷」の文化を世界に発信

このお酒の特徴的な部分といえば、シュワシュワとした味わいの他に「白川郷」という名前とそのラベル。白川郷とは世界遺産にも登録されている合掌造りで有名なあの里のことです。
お酒のラベルにも合掌造りの建物の絵が描かれていますね。

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◎三輪酒造と白川郷の「縁」とは?

お気づきの方もいるかも知れませんが、岐阜県の中でも大垣市と白川郷のある白川村は地理的にちょっと離れていますが、、、どのような縁があるのでしょうか?

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それは1974年のこと。当時の白川村の尊重から三輪酒造(当時は6代目)へと「どぶろく」を1年中飲むことができて販売可能に欲しいと、製造の依頼があったからなんだそうです。(どぶろくは酒税法上、清酒とは別の区分となり、特別な許可が必要なのです。)

白川郷では約1300年前からどぶろくが祭礼に用いられており、現在でも毎年9月の終わりから10月にかけて、五穀豊穰、家内安全、里の平和を山の神様に祈願すべく村内の各地区の神社で「どぶろく祭」というお祭りが行われています。各神社にはいわゆる「酒蔵」があり、いしにえより受け継がれた独特の技法をもって毎年どぶろくが造られ、そして振る舞われています。

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(出典:白川村役場

その白川郷のどぶろくを1年中買え、飲めるように清酒として生まれたのが「白川郷」というにごり酒のシリーズなのですね。
しかし、画期的などぶろくを模したにごり酒はすぐに販売に至ったわけではありませんでした。誕生当初は通年販売が可能なにごり酒など前例がなかったため、酒税法上認めらなかったのです。それでも三輪酒造が諦めずに交渉を続け、やっと「このにごり酒の販売は密造防止になり、とても良いことである」という評価をもらうことができ、国税庁より認可を受けて「にごり酒」として販売できた、という経緯があります。このにごり酒の販売は白川村にも嬉しいことなので、同村議会の議決により「白川郷」の商標使用が許可されることとなったというわけなのですね。

つまり三輪酒造の「白川郷」というお酒は、合掌造りの里である「白川郷」の文化を私たちに伝えてくれているのです。

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(出典:白川村役場

三輪酒造の8代目、現社長である三輪研二さんは『「日本の古き良き歴史や文化を今なお守り続ける白川郷を、お酒で何かしらお伝えしたい」「白川郷という銘柄を通じて、濁酒の美味しさにとどまらずその奥深さをお伝えしたい」という想いをもって、濁酒に特化した蔵として発展を続けています。』と語っています。

ユネスコの世界遺産にも登録されている白川郷は、白川村、三輪酒造、だけではなく私たち日本人にとっても、誇らしい文化を持った地域だと思います。その文化を三輪酒造が「白川郷」というお酒にのせて世界中に広げていると思うと、とても意義のあることだと気付かされますね。

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(出典:白川村役場

 

4. どこで購入出来るか

三輪酒造の白川郷 炭酸純米 泡にごりはどこで購入できるのでしょうか?

三輪酒造のお酒の購入は<こちら>でできます!

今回撮影に使用したのは、白川郷 炭酸純米 泡にごりでしたが、白川郷シリーズにも、「白川郷のどぶろく造りの元祖と言えるにごり酒」から「できたてをそのまま凍らせた冷凍にごり酒」まで、さまざまな種類がございますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

また、白川郷の他にもにごり酒ではない「吟雪花(ぎんせっか)」や「鉄心(てっしん)」などの銘柄もあります。
三輪研二さんは『にごり酒の技術は澄酒(※)の醸造技術があってのものですので、濁酒への想いとは一線を画し普段飲みから吟醸に至るまでの清酒造りにも、これまで以上に欲を出して取り組んでいきます。それこそが蔵の更なる成長へと繋がっていくからです。にごり酒も日本酒、清酒も日本酒。美味い酒に清濁など関係ありません。』とも語っています。(※ 澄酒とは、にごっていないお酒のことです。)

 

「白川郷」や「三輪酒造」の今後の発展に、消費者として期待して行きたいですね。

本編はこちら>>『【日本酒美女動画】君は炭酸純米?日本酒 × 美女〜私を飲みに連れてって〜(三輪酒造編)

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