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石川県の企業がパートナー。学生の日本酒造りN-projectを盛り上げる縁の下の力持ち?

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こんにちは、SAKETIMES編集部、酒匠の山口奈緒子です。

石川県の里山振興ファンドに採択された「N-project」。学生が日本酒造りを行い、同年代に日本酒や能登の魅力を伝えるプロジェクトです。

SAKETIMESでも、これまでN-projectの活動については5回にわたってお伝えしてきました。
1. 【学生が農業と日本酒、地域をつなぐ?】今、金沢の学生がアツイ!
2. 【地域で活躍する学生たち】学生が米づくりから関わる日本酒の商品開発
3. 学生日本酒プロジェクト第3弾!!~僕らが酒造りに関わる理由~
4. 学生日本酒プロジェクト第4弾!!~学生たちは、酒造りを通し企業から学ぶ!~
5. 【学生たちの日本酒事情】学生日本酒プロジェクト第5弾!!学生は日本酒のこと、どう思っている?

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2015年1月中旬にはN-projectでできあがったお酒「Chikuha N」のレセプションパーティが金沢・東京で行われました。
このように1本のお酒になるまで、米作り・酒造り・ラベルなどの商品デザイン・プロモーション、全てを学生が主体となって行ったわけですが、その裏では石川県の企業が「パートナー」となって支えていました。まさに縁の下の力持ちとも言えるでしょう。

ではどのような企業がN-projectに関わっていたのでしょうか?

 

1. 高桑美術印刷株式会社

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(出典:高桑美術印刷

日本酒のラベル印刷会社は大きく分けて2社しかないのですが、この石川県の金沢に本社を構える高桑美術印刷はそのうちの1社。なんと取引のある酒造メーカーは(焼酎など日本酒以外も含めて)1,200社以上です。
今回、ラベルのデザインも学生が行っていますが、そのサポートをしています。

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(出典:Facebook

また、情報発信にも大きく貢献しています。Facebookで8,000いいね!以上(2015年1月23日現在)を誇る日本酒応援ファンサイト「いいね!日本酒。」を運営しており、このサイトを活用することで活動の情報発信という点でもプロジェクトのサポートをしているのですね。

 

2. KAKUMA NO HIROBA

sake_nproject_2_3(出典:KAKUMA NO HIROBA

「学生パワーが交われば、金沢は変わる!」ことをスローガンに学生たちの力を最大限に引き出すサポートをしています。(詳しくはこちら
私もレセプションパーティでは、KAKUMA NO HIROBAの仁志出さんという方とお会いしたのですが、学生たちのお話を聞くのがとにかく上手でした。学生の話に熱心に耳を傾け、同じ目線に立って一緒に考えてくれる、そんな印象が強いです。

学生たちのパワーが爆発するこのプロジェクトであるからこそ、そばで見守ってくれる立場の企業が付いていることはとても大きな強みですね。

 

3. 株式会社ゆめうらら

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(出典:Facebook

日本酒造りに必要不可欠なのが「お米」です。ゆめうららは能登半島志賀町で酒米(さかまい)を生産している農家です。ゆめうららは能登の耕作放棄地を再興し、有機農法による米作りをしています。無農薬での酒米の栽培もしています。(詳しくはこちら

米作りという大きなサポートもしているのですが、ゆめうららの裏社長の人柄も学生たちには刺激を与えています。裏社長はお兄さん的な存在で学生たちの士気を高めて、引っ張っていっていました。学生たちにとって初めての経験である、米作りからの酒造りは不安でいっぱいであったはずですが、頼れる存在がいることで安心できた面も多かったはずです。

 

4. 数馬(かずま)酒造株式会社

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(出典:Facebook

日本酒造りにおいて協力している企業です。
お酒に付けられた「Chikuha」という銘柄名は、数馬酒造の「竹葉(ちくは)」というお酒の名前から付けられています。(詳しくはこちら)

Chikuha Nの味わいを決めるときには、みんなで何種類かお酒を利き、どういった味わいにするか学生と数馬酒造で一緒に決めたそう。しかし、学生たちは、もちろん日本酒づくりのプロではありません。「学生たちの目指したい味わいへ、如何に近づけるか、という試行錯誤が瓶詰めする前日まで行われた」と社長の数馬嘉一郎さんがおっしゃっていました。また、できあがりの日本酒をみんながおいしいと飲んでいる姿をみて「良かった」と胸を撫で下ろす様子から、今回のN-projectにかける数馬社長の気持ちがうかがい知れました。

 

以上の4社が、学生を支えることで、学生は自分たちの持つ以上の力を発揮できたのではないかと思います。
地元の企業や社会人と一緒にプロジェクトを進めることができて、学生も大きな学びがあったはずです。地元の文化を発信するという意味も込められたプロジェクトであるからこそ、まずは地元の企業・人の良さを知らなくっちゃいけないですからね。

 

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