近年、日本酒の持つ健康・美容効果が注目されつつあります。実際、どのような効果が期待できるのでしょうか?

100歳を越える健康な長寿者のうち、なんと約6割が毎日適量のお酒を嗜んでいるそう。「酒は百薬の長」ということわざがあるように、お酒の健康・美容効果は昔から多くの人に信じられてきました。

今回は、日本酒造組合中央会広島県酒造組合が公開している情報をもとに、日本酒が私たちの身体にもたらしてくれる効果について、ご紹介いたします。

日本酒を飲むと、動脈硬化になりにくい?

生活習慣病を引き起こすおそれのあるコレステロールには、善玉と悪玉があります。適量のお酒を飲むと善玉が増え、血管の壁に溜まった余分なコレステロールを肝臓に運び、分解・代謝して動脈硬化を防いでくれるのだとか。

また、お酒といっしょに食べるおつまみには、味の濃いものや塩分が多く含まれるものもありますよね。塩分の摂りすぎは高血圧を引き起こすおそれがあると指摘されています。健康を考えるのであれば、おつまみとして何を食べるかについても気を付ける必要があるかもしれません。

日本酒を飲むと、老化を防止できる?

年を重ねるとともに、血液やリンパの流れが悪くなっていくといわれています。しかし日本酒を飲むと、心臓の働きが活発になり、血液の循環が良くなるのだとか。さらに、血液を固まりにくくする働きを持つウロキナーゼを増やし、逆に、固まりやすくしてしまうトロポキサンチンA2を減らすという効果が認められているのだそう。また、血中にたまった悪玉コレステロールを除去してくれるHDLコレステロールを増やしてくれるなど、日本酒は血液を若々しく保つためにとても有効なようですね。

冷え性と便秘に効果的!

日本酒を飲むと他のお酒類と比べて長い時間、体温が2度ほど高い状態が続くそうです。そのため、冷え性にも効果的。寒さ厳しい冬の夜には、熱燗をチビチビと飲むことで足先や指先もポカポカと温かくなります。

便秘については、腸内環境を左右する善玉コレステロールが、日本酒を毎日1~2合以上飲む人の数値が非常に高いことがわかっています。日本酒と一緒に乳酸菌豊富なぬか漬けと一緒に食べたら、さらに効果てき面です。

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美しい肌の秘訣は日本酒?

お酒のなかでも特にアミノ酸を多く含んでいるのが日本酒。アミノ酸は肌をしっとりさせ、ツヤとしなやかさを与えるといわれています。また、日本酒を飲むと血液循環が良くなるので、冷え性や肩こりにも効果があるのだとか。

宝山酒造(新潟)の女将・渡邉由紀子さんは、化粧水代わりに日本酒を顔に塗っているのだそう。30年以上続けてきた"日本酒スキンケア"の成果か、素肌はまるで雪のようです。

※日本酒を化粧水のように使用する際は、アルコール分で肌が傷つく場合もありますので自己判断にてお願いします。

お酒の効能がさまざまな形で明らかになりつつありますが、飲みすぎは禁物ですよ。適量をゆっくりと楽しむのが、日本酒で健康になるためのポイントです。

(文/SAKETIMES編集部)

<参考>

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