日本酒好きが高じて、純米酒と懐石料理の店を営んで、ライターをやってます川村です。
私の日本酒の考え方やお店での取り扱いを簡単に伝えさせていただき、あなたの日本酒ライフがより楽しくなればと思ってます。
今回は燗酒の楽しみ方、第2弾です。
前回は、【日本酒好き必見】おいしい燗酒の楽しみ方、教えます!にて、家庭でもカンタンに出来る、水からゆっくりじっくりつける燗酒をお伝えさせて頂きました。
今回も同じように水からじっくりつける燗酒ですが、前回より少しだけ深い燗酒の世界を覗いて頂きます。
湯煎で燗酒をつける時は、徳利(とっくり)を温まるまでそのままにするのが一般的なのですが、実は、動かす(揺らした)ほうが、優しい味わいに仕上がるのです。
私は斗瓶(一升瓶:1.8l)で動かしながら燗をつけます。
動かす(揺らす)事により、お酒にまんべんなく熱が入っていき、より空気に触れ優しい仕上がりになります。
カンタンに言うとデキャンタしながら熱を入れて燗酒に仕上げるのです。
その動かし方(揺らし方)ですが、回転させるのと縦に揺らすのでは味が違うのです。
同じお酒で同じ温度でも動かし方(揺らし方)で味が変わっておもしろいのです。
特にこの時期なら、絞たての生酒をこのやり方の燗にすると、荒々しさが優しさになり、ほっこりする燗に仕上がります。
え?生酒の燗!!!
って驚く方もいるかも知れませんが、私は普通に燗にします。もちろん生酒じゃなくても、純米大吟醸も普通に燗にします。
家庭では数多くの日本酒を置く事はなかなか難しいですね。
でも、料理に合わせて色々楽しみたい!
そんな想いに少しでもお答えして楽しめる様に・・・
同じ1本のお酒でも、燗のつけ方の違いでお酒自体の味の幅のバリエーションを増やして楽しんで頂けら嬉しく思います。
あなたの、日本酒ライフの楽しみ方の引き出しのひとつになれば幸いです。
日本酒は色々な温度で楽しめるお酒が多いので、是非是非試してみて下さいね。
まとめ。
動かし(揺らし)ながら燗をつけると、優しい燗に仕上がる。
動かし方(揺らし方)で味が変わる。
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