こんにちは、SAKETIMES編集部です!

日本酒ラバーなみなさんは、7月1日がなんの日かご存知ですか?

そう、毎年7月1日は酒造年度(BY)の新年度開始の日!つまり、HAPPY SAKE NEW YEARということですね。

「そもそも酒造年度(BY)ってなに?」って思われる方へ酒造年度について簡単にご説明いたします。

酒造年度(BY:Brewary Year)とは、日本酒独自の期間区分のことです。7月1日から翌年の6月30日までをBY(Brewary Year)と呼びます。例えば、平成15年または平成14年に収穫された米を使用して、平成15年7月から平成16年6月30日までに造られた日本酒の場合に、15BYまたは平成15年度醸造と記載されます。つまり、7月1日から日本酒新年度!今年は、27BYということ。

今回は、そんな日本酒ファンのみなさまにとってははずすことのできないおめでたい日、7月1日に東京駅秋田純米酒処-Pure rice sake bar-にて行われたHAPPY SAKE NEW YEARのイベントをレポートいたします!

料金は日本酒にサンキュー

sake_happysakenewyear16

なんと、3,900円時間無制限飲み放題!(お食事代は別途)
料金を支払うと写真のナンバープレートをいただけます。(しかもスタッフさん手書き)
この日、SAKETIMESは6番目の入店。1番になれなくてちょっと悔しい・・・。でも新政number6にちなんでるし、1番飲んでやればいい!と気持ちをあらたに、HAPPY SAKE NEW YEARのスタートです!

まずはMYちょこをチョイス!

sake_happysakenewyear2

おいしい秋田のお酒がさらにおいしくなってしまうお猪口をチョイス!どれでのんでもそれぞれにおいしいのですが、この日は写真の真ん中の白のかわいらしい薄造りの陶器で。たくさんの種類の中から選べるのは楽しいですね!テンションが上がります!

日本酒があちらこちらに。まさに宝探し!

sake_happysakenewyear13

日本酒がお店のあちらこちらに!秋田の純米酒が50種類!!
この日本酒たちを好きなだけ、セルフでいただけます!サービスがすごい!

「今日は、『何がおすすめですか?』とは聞かないでください」と店長の斎野さん。今回は、この膨大な日本酒の中から、自分だけのお宝を探し出して欲しいとのこと。

「先入観なしで自分の一番好きな日本酒を見つけてほしいんです。」

BYが変わるたびに自分の好きな日本酒が更新されていくという体験もいいものですね!

 

贅沢・・!乾杯には全国新酒鑑評会で金賞を受賞したお酒たちが!

sake_happysakenewyear3

乾杯は、なんと・・・全国新酒鑑評会で金賞を受賞したお酒と出品酒仕様のお酒がお目見え。金賞受賞は 「白瀑 礼(出品酒と同じタンクだが絞りはヤブタ) 」「まんさくの花」、「刈穂」が出品酒で金賞を取ったお酒です。「純米吟醸 聴雪」は出品酒仕様のお酒です。

sake_happysakenewyear7

今回はこちらのお酒をいただきました。搾らずにゆっくり垂れてくる雫の一番美味しい部分を集めた「雪の茅舎 製造番号第四百十七番」。 高貴な香りと風味豊かな味わいが特徴です。こちらは、後に火入れ2年熟成を経て「純米大吟醸 聴雪」になります。

こちらを醸したのは、有名な山内杜氏のひとりである高橋藤一氏。高橋杜氏は、酵母に任せてただ自然体でお酒を醸していくスタイルを貫いています。高橋杜氏の酒造りを評して、日本酒漫画家の高瀬斉氏が山内杜氏を三無い(さんない)仕込みともじったのは有名な話。
三無い(さんない)仕込みとは、① 櫂入れをしない、② 原酒に加水をしない ③ 炭素濾過しないことを指します。最近では無濾過を用いている蔵は数多くありますが、「櫂入れ、加水、濾過」のこれらの行程を省くことは、簡単に実現できることではありません。

丁寧に良質の酒米を磨き、低温の長期熟成で米の旨みを最大限にまで引き出した雪の茅舎は、口に含むと濃醇な芳香と洗練された米の甘みを感じる繊細な味わいでした。

 

有給を使う人もいるくらいのアツさ!

sake_happysakenewyear14

なんと、こちらの壱番さん、有給使っちゃいました。ほかにも半休を使った、会議を先輩にまかせて出てきた(いい先輩!)などなどみなさんのHAPPY SAKE NEW YEARへの情熱が並ではありません!
年に1度のお楽しみ、みなさんこの日を待ちわびていたんですね!

まだ17時なのにすごい人・人・人!

sake_happysakenewyear0

まだ平日17時だというのに、なんということでしょう。この大勢の日本酒好きな方々!!たくさんの日本酒に囲まれたみなさんの嬉しそうな表情がたまりません。

肴ももちろんAKITA!

sake_happysakenewyear12

肴のメニューも、もちろん秋田仕様。今回は、男 鹿特大岩牡蠣なめろうをいただきました。(こちらはキャッシュオン。)

牡蠣は身がぷりっぷりで、濃厚なうまみがひろがります。

sake_happysakenewyear4

自家製のなめろうは風味豊かなお味噌が魚の味わいをさらにひきたててとにかくうまい!
これがまたキリッと冷えた純米酒に合う!

宵も深まり・・・

sake_happysakenewyear15

みなさんとても楽しそう。笑い声と笑顔が絶えません!
おいしい秋田の純米酒に、秋田生まれの肴、日本酒好きな愉快なみなさんが揃って、27BYの素晴らしい幕開けとなりました!こうしてまた、おいしい日本酒の歴史が刻まれていくのですね♪

みなさんの幸せそうな表情を見るにつけ、日本酒のつくる空間の魔力にあらためて魅せられてしまいました。

そして次回は・・・!?

今回参加できなかったみなさんに朗報!!
今秋、10月1日の「日本酒の日」にイベントを開催予定!もちろん料金は日本酒にサンキュー!(3,900円)
10月といえば、新米で新酒が造られ始め、春先に造られたお酒が熟成して飲み頃となる「秋あがり」(冷おろし)の時期。
おいしいニュカマーたちが初お目見えします!19時に秋田のみなさま含め、一斉にみんなで乾杯しちゃいます!乞うご期待!

秋田純米酒処-Pure rice sake bar-では、楽しいイベントを今後も開催していきます!是非、facebookページをチェックしてみてください!
秋田純米酒処-Pure rice sake bar-
営業時間:【月~金】11:00~23:00【土、日、祝】11:00~22:00 日曜営業
住所:東京都 千代田区 丸の内1-9-1東京駅八重洲北口2F北町ダイニング本家あべや内
TEL:03-6269-9277
アクセス:JR東京駅八重洲北口を左に出たキッチンストリート2階

秋田純米酒処 -Pure rice sake bar- fbページ

 

【関連】東京駅で秋田を堪能!!「秋田純米酒処 ~ Akita Pure rice Sake Bar ~」 に行ってみました!

 

日本酒の魅力を、すべての人へ – SAKETIMES