こんにちは、SAKETIMES編集部、最年少酒匠の山口奈緒子です。

みなさんが普段飲んでいる日本酒の瓶、実はリユース(洗浄してそのまま再利用)されているものがあるのです!そのリユースされている瓶を「R瓶(アールびん・リターナブルびん)」などと言います。

今回はそのR瓶についてご紹介します!

1. R瓶とは?

R瓶とは、洗って繰り返し使えるリユース瓶のことです。

日本酒の1升瓶は、一度使用したものをリユースされています。しかし、以前は1升瓶の流通が多かった日本酒ですが、生活様式の変化により1升瓶の需要が徐々に減ってきています。4合瓶などの1升瓶以外の瓶は一度砕かれてから再利用されていたのですが、なんと1999年に4合瓶用のリユース瓶が作られました。このリユースできる瓶のことを「R瓶(アールびん・リターナブルびん)」などといいます。

R瓶以外の瓶と比較したときと比べると、1回使用するごとにCO2の排出量を約120g少なくすることができます!

 

2. 適切に回収してもらおう!

使用後のリターナブルびんは、ごみ減量・リサイクル協力店や販売店に引き取ってもらうか、町内の廃品回収に出すようにしましょう!

適切に回収されないと、その他のガラス瓶と同じように砕かれてリサイクルされたり、そのまま廃棄されたりしてしまうのです。せっかく環境に配慮された瓶であるのに、そのままリユースされなかったら悲しいですよね。

また、欠けたり、割れたりしてしまうと、洗って再利用することができなくなってしまうので、丁寧に扱うようにしましょう!

 

3. R瓶の利用状況

2010年には、R瓶の利用が全体で800万本近くになりました。これは、日本の人口を1億2千5万人とした場合、1年間で16人に1本が使用されたという計算になります。

また、利用状況を県別でみるとまだまだばらつきがあります。
新潟県がダントツで2010年は約550万本も利用されています。その次が宮城県で約78万本です。

このような瓶がもっと普及すると良いですね!

 

以上です!
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