SDGs(Sustainable Development Goals)」とは、国連が定めた17の持続可能な開発目標のこと。経済合理性や環境負荷への対策など、より良い世界を目指すために必要な普遍的なテーマで、日本でもさまざまな企業や団体でサステナブルな取り組みが積極的に推進されています。

こと日本酒に目を向ければ、数百年の歴史を持つ酒蔵も数多く、地域に根ざし、人のたゆまぬ営みのなかで育まれてきた産業のひとつ。サステナビリティという概念が広がる以前から、その実践を行ってきたともいえるのではないでしょうか。

連載「日本酒とサステナビリティ」では、日本酒産業における「サステナビリティ(持続可能性)とは何か?」を考えるために、業界内で進んでいるさまざまな活動を紹介していきます。

課題先進地の酒蔵だからこそできること─石川県・数馬酒造の「六方良し」の酒造り

数馬酒造の外観
「世界に誇るべき景観が、このままでは失われてしまう」

石川県・能登半島で、耕作放棄地を活用した米づくりを進めている数馬酒造。その始まりは「過疎化が進む地元の里山と海を守りたい」という切実な想いからでした。

地域とともに歩む酒蔵が、SDGs経営に取り組む理由─兵庫県・神戸酒心館の事例

神戸酒心館の看板
「サステナビリティへの取り組みは、日本酒を海外で販売していくうえで不可欠」と語るのは、神戸酒心館の蔵元・安福さん。醸造設備や資材の見直し、循環型の農業、地域社会への貢献など、その取り組みを紹介します。

地域とともに歩む酒蔵が、SDGs経営に取り組む理由─愛知県・関谷醸造の事例

関谷醸造の外観
自社での米作りや、女性も働きやすい職場作りを進める一方で、「SDGsという言葉を意識したことはなかった」と語る関谷醸造。それはすべて、「過疎化する地元を想う気持ち」からの懸命な取り組みでした。

米、水、エネルギーの100%自給を目指す酒蔵─福島県・大和川酒造店がつなげる次世代へのバトン

大和川酒造店 専務の佐藤雅一さん(写真右)と杜氏の佐藤哲野さん

「弥右衛門」醸造元の福島県・大和川酒造店は、東日本大震災の経験から、再生可能エネルギーによる電力の完全自給を目指しています。

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