「獺祭」に使用する酒米の品質を競う「最高を超える山田錦プロジェクト 2023」のグランプリを、福岡県・ウィング甘木が受賞

旭酒造株式会社（山口県岩国市）は、5回目となる「最高を超える山田錦プロジェクト」の2023年度の表彰式を、2024年1月12日(金)に、帝国ホテル東京にて開催。福岡県の農業法人である株式会社ウィング甘木が、3年ぶり2回目となるグランプリを受賞しました。

グランプリの買取額は3,000万円！

旭酒造が造る日本酒「獺祭」の特徴のひとつは、山田錦だけで造る純米大吟醸酒であること。山田錦は「酒米の王様」とも呼ばれるほど酒造りに適した酒米ですが、その反面、栽培が難しい酒米でもあります。

今回で5回目を迎える「最高を超える山田錦プロジェクト」は、「獺祭」の原料米である山田錦の品質を審査し、栽培する契約農家を表彰するコンテスト。グランプリに輝いた農家のお米は、60俵・総額3,000万円（市場価格の約25倍）で旭酒造が買い取ります。

福岡県・ウィング甘木が作る山田錦は、粒が大きく揃い、中心部分に心白が小さく入っていることから、高精白に耐えられる品質として高く評価され、3年ぶり2度目となるグランプリを受賞しました。同じ生産者が2回のグランプリを受賞するのは、今回が初となります。

◎審査結果

グランプリ：株式会社ウィング甘木（福岡県朝倉市）
賞金：3,000万円
受賞コメント：「前回優勝時とは、違う内容にするため一から考え直して、とことんまで突き詰めていつも山田錦を作っていた。いつか会長・社長（旭酒造）に一粒がおにぎりサイズの山田錦をお持ちすることを目標にこれからも頑張っていきます」