こんにちはSAKETIMES編集部です!
日本酒をめぐる活動は近年活発になっており、「お酒を売る」以外のアプローチも増えてきています。
そんな中でも、「日本酒の映画」があることをご存知ですか?
今回はクラウドファンディングで制作資金の一部を調達したことでも有名な映画「KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE」のアジアプレミア上映をレポートします!
日本酒を仕事にする人に寄り添ったヒューマンドラマ
「KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE」は、日本酒の製造に特化せず、そこに関わる方たちに注目をして作られました。岩手県の酒蔵の蔵元・久慈浩介氏(南部美人)、英国人杜氏のフィリップ・ハーパー氏(木下酒造)、そして米国人日本酒ジャーナリストのジョン・ゴントナー氏という、現在の日本酒業界を担うそうそうたる顔ぶれが今回の主役です。
当日の会場は満員御礼!
日本酒の映画ですが、若い方もちらほらと見受けられました。
本編の上映時間は95分で、上映後には、米国・ロサンゼルス在住の小西監督と出演者である久慈氏の対談がありました。
最後に、久慈氏のお嬢さんも登壇!
観終わった後、お酒が呑みたくなる作品!
この映画を観た後は、とにかく日本酒が呑みたくなります!
「映画を見終わった後に、日本酒が飲みたくなる作品にしたい。」という、監督の狙い通りの作品になっていたのではないでしょうか!
主演の1人であるハーパー氏は、紙媒体のメディア以外に一切応じない杜氏だそうなのですが、監督が口説き落として、今回の映画の主演が決まったそうです。ハーパー氏がなぜ蔵人として生きることになったのか、そんな秘話も見逃せません!
上映後は蔵元が勢ぞろいした無料の試飲会!
上映後は六本木ヒルズのアリーナにて試飲会が開かれました。
映画に出演した南部美人株式会社や木下酒造有限会社の他、高砂酒造株式会社、奥の松酒造株式会社、須藤本家株式会社の蔵の方も駆けつけ、来場者に無料でお酒が振舞われました。
左から、木下酒造有限会社、高砂酒造株式会社、奥の松酒造株式会社、須藤本家株式会社。
会場で振舞われた日本酒の一部をご紹介します!
左から「大吟醸 南部美人」(南部美人)「純米大吟醸プレミアムスパークリング」(奥の松酒造)「大吟醸雫酒 十八代伊兵衛」(奥の松酒造)「玉川 特別純米酒 無ろ過生原酒」(木下酒造)
左から「純米大吟醸 国士無双 四〇周年記念酒」(旭川酒造)、「純米吟醸酒 山桜桃(ゆすら)」(須藤本家)
私たちが手にとったのは、「Time Machine 1712」(木下酒造)(画像上)と「南部美人」(画像下)。
そして、待ちに待った「KAMPAI」の瞬間!
映画によって広がる日本酒の可能性
日本酒の映画というと、どういうものになるんだろう?と疑問に思っていましたが、日本酒を仕事として生きる方々の姿を映像で観ることによって、いつも呑んでいる日本酒により愛情が深まった気がします。
日本酒がこれまでも人を虜にしてしまうのは、味わいもさることながら、日本酒に関わる方たちの情熱なのかもしれませんね。
ニューヨーク、ロンドンなど海外にも広がりをみせている日本酒!
日本酒の未来を担うのは、日本酒ファンであるあなたです!
◎第28回東京国際映画祭は10月22日~31日、TOHOシネマズ六本木ヒルズなどで開催
http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=97
◎「KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE」公式ホームページ
http://kampai.eiga.com/
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