こんにちは!SAKETIMESライターのnorikohidaです。
秋の夜長、ちびりちびりと杯を傾ける時間も至福ですが、まっ昼間から自宅で仲間とゆっくり肴を日本酒で流し込むのもまた格別。
今回は、料理のプロでなくても簡単に家庭で作れる日本酒アテレシピのご紹介です。
今回、教えていただいた南野祐子さんは、料理のプロではありませんが作る酒の肴は絶品。
酒飲みだからこそできる旨い、美しい、なのに簡単の三拍子揃ったレシピが酒の旨さを引き出します。
材料の分量は記載していません。好みの分量でざっくり作っておいしく仕上がります。
平目の昆布締め
とっても簡単かつ美しい一皿は舌触りがよく、塩気、甘み、昆布の旨みで後味の良い肴になります。付け合せも酒好きの好む味わいを楽しめます。
材料:平目(サク)、昆布、日本酒、塩
付け合せの材料:大根、昆布、塩昆布、いくら、塩
作り方
1.昆布を日本酒に漬けて15分くらい戻す。
2.平目のサクを刺身用に薄く切って若干の塩を振り、1の日本酒で戻した昆布で3~4時間締める(昆布で平目をサンドする)。
付け合せの作り方
1.大根の薄切りを、昆布出汁入りの塩水(薄め)に2~3時間漬ける。
2.塩昆布といくらと合わせる。
卵焼きも切り方ひとつで上品に。卵on卵。
卵焼きに数の子のわさび漬けを乗せるだけの魚卵on鶏卵。焼くだけ、切るだけなのに食感の妙が何とも楽しい肴の出来上がりです。
卵焼きも斜めにカットし交互に盛り付けるだけで、こんなにも美しくて見た目にも手抜かりなし。
材料:卵焼き、わさび漬け
作り方
1.卵焼きはこのように斜めにカットして3切れずつ交互に盛り付けると上記の写真のように。
2.わさび漬けを添えて盛り付ける。
酒浸しの鮭とばと茗荷の和え物
日本酒とポン酢に浸した鮭とば、シャキシャキの茗荷とカイワレの食感は、食べ飽きせず味わいも繊細で上品。
材料:鮭とば、茗荷、カイワレ、日本酒、ポン酢
作り方:
1.鮭とばに日本酒を振って柔らかくしてちぎる。
2.ちぎった鮭とばに、茗荷の千切りとカイワレ、だしポン酢を加えて和える。
油揚げの味噌焼き
味噌の香ばしさが絶好の調味料、潔いほどシンプルです。日本酒に合わせる軽いスナック感覚で。
材料:油揚げ、好みの味噌
作り方
1.両面を炙り、好みの味噌を薄く塗る。
2.再度炙って軽く焦げ目をつける。
※縦にザクッザクッと包丁で切ると取りやすい。
ちなみに今回使用したのはこちらの「信州ばっちゃんの味 しょうが味噌」。
胃と肝臓が開く音が聞こえる味です。いくらでも食べられる上品な甘味があり、みずみずしい。
奈良漬けの塩豆腐
見た目、味わいともに繊細で上品。白いご飯のお供、奈良漬けですが、豆腐ともナイスコンビネーション!豆腐なので重くなく、酒がすすむ逸品です。
材料:豆腐、奈良漬け、塩
作り方
1.絹豆腐に全体的に軽く塩を振る。
2.キッチンペーパーを替えながら2~3日寝かせて塩豆腐を作る。
3.2の塩豆腐に薄く切った奈良漬けを挟む。
つるむらさきのサラダ
つるむらさきの粘りとシラスの食感、韓国海苔のパリッとした塩味が融合した酒好きにはたまらない一皿です。
材料:つるむらさき、シラス、韓国海苔、ミニトマト、ごま油、塩
作り方
1.つるむらさきをさっと茹でる。
2.シラス、韓国海苔、ミニトマトを加えて少量の塩とごま油で和える。
※つるむらさきもミニトマトも小さ目に切っておくと見栄えが良い。
万願寺とうがらしのグリル
箸休めに、万願寺とうがらしのグリルはいかがでしょう。心地よい辛味が肝臓を刺激します。
材料:万願寺とうがらし
作り方
1.片面5分ほど、両面をグリルで焼くだけ。
下ごしらえや味付けは一切なしです。お好みの味噌や塩と一緒にどうぞ。
シンプルにステーキ!
薄切りの肉に素材の味を活かしたシンプルな味付けをすることで、心地よい脂の旨味が引き立ちます。ああ、日本酒をください!
材料:薄切りのステーキ肉、塩、コショウ、大根おろし、わさび
作り方
1.薄切りのステーキ肉に塩とコショウを振る。
2.強火でさっと焼く。
大根おろしを乗せて、わさびと一緒に。
もう少し肉にボリュームが欲しくなったら、先ほどの薄切りのステーキ肉に塩とコショウをふって、端からくるくる巻き、2,3cm幅に切ってから断面をさっと焼くと肉巻きの出来上がりです。
小休止にはおにぎりを。
おにぎりも小休止には嬉しい。穏やかに日本酒を受け止めてくれます。写真はクレソンとじゃこ、ひじきと桜えびのおにぎり。
心が満たされる肴は、やはり酒がすすみますね。
日本酒を持ち寄り、流れる時間と料理を楽しむ。旨くて簡単な酒肴とともに気の合う仲間と差しつ差されつ、いかがでしょうか。
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