凍るか凍らないかギリギリまで冷やした日本酒をグラスにそそぐとなぜか、シャーベットのようになる「みぞれ酒」。その不思議な日本酒を作ろうと挑戦したのですが、なんと「フローズン日本酒」になってしまいました、、、!
日本酒好きの方の中には、みぞれ酒を作ってみたいと思っている方もいるかも知れませんが、フローズン日本酒もとてもおいしかったので、ぜひ読んでみてください。きっと参考になりますよ!
1. 準備
みぞれ酒を作るには、まずどのように作るか知らないといけませんね!
日本酒は通常−7℃〜−10℃で凍ってしまうらしいのですが、静かにゆっくり冷やすと通常は凍るはずの温度でも液体のまま、つまり「過冷却」の状態になるらしいのです。冷やす時間は半日〜一昼夜くらいで、その過冷却日本酒をグラスにそそぐと、そのときの衝撃でみぞれ状態になるというのです。
これは日本酒好きならだれもが試してみたくなりますね。
みぞれ酒に必要なものをそろえてみました。
・お酒
・容器
ボトルをそのまま冷やす方もいるようですが、私はみぞれ酒にしたものとそのままの状態のものを飲み比べてみたかったので、今回は別の容器に移しました。
・グラス
そそぐ用のグラスです。
本当にこれだけです。
みぞれ酒への期待がふくらみます。
2. 「みぞれ酒作ってみた」のはずがフローズン日本酒になった
さて、早速「みぞれ酒」を作ってみました!
容器に日本酒を移します。
(そそぐ用のグラスも一緒に冷やします。)
早く飲みたい!という気持ちを抑えて、完成を待ちます。
〜1日後〜
意気揚々と冷蔵庫を空けて確認してみると、、、
「こ、凍って、い・・る・・・?」
凍っていたのです。かなりショックでした。
なぜだ、きちんと手順も守ったのに、、、なぜ。
・・・でも、ここでめげないのが私です。
「きっとこの凍った日本酒もおいしいはずなのだ」とスプーンを入れてみます。
意外にほどよいシャリシャリ具合です。そのまま、崩して食べてみましょう。
「うまい!」
もともと日本酒はアルコール分が高く凍りにくいので、カッチカチになっているわけではありません。ちょうど良い硬さで、口に運んだ時もほろほろと溶けていきます。
また、今回選んだお酒がちょっと甘口のお酒だったので、ほどよい甘さでまさにデザートと言った感じですね。甘いものが苦手な方にも日本酒の自然な甘さだけでさっぱりしているので、お食事のあとのシメみたいな感じでぜひ食べていただきたいです。とてもおいしく食べられました。
3. 結果的に成功!?
みぞれ酒を作ろうとして、結果的にはフローズン日本酒になってしまいましたが、とてもおいしく結果的に「成功」でした!
条件的に、みぞれ酒は「過冷却」の凍るか凍らないかギリギリの状態を保たなければならないことや、凍らせるときにゆっくり静かにしなければいけないので振動を与えてはならないことなどが、家庭でうまく作るにははちょっと難しいかもしれません。
ですので、自宅ではみぞれ酒ではなくてフローズン日本酒の方が作りやすいのかも、、、!フローズン日本酒のひんやりシャリシャリした食感が、やみつきになるくらいにおいしいのでぜひ試してみてください。普段飲んでいる日本酒にひと手間加えてみると、また違ったおいしさに出会えますよ!
(でも、絶対に次はみぞれ酒を作ってみせるんだから・・・)
以上です!
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