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口福な酒と肴〜酒が喜ぶ幸せレシピ その5 賀儀屋 と つみれフライ

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ライターで酒匠のまゆみです。
料理研究家として、酒と肴の相性を考えながらレシピを考案していきます。今回も楽しんでいただけると嬉しいです。

今、この原稿を書いている時、北の方は今季一番の寒さ、とか。日本海側は初霜がおりた、とか。しかし南の方ではまだ昼間は夏日だった、とか。天気予報ではそんな話題が出ていましたが、あたしが住んでいる東京はというと、朝晩は涼しく虫の声も聴こえ、木々はほんのりと紅葉し、秋らしくなってきたなーと感じる、過ごしやすい気候です。今回は、全国こんな気温差はあるけれど、どこで呑んでも美味しいんじゃないのってお酒を紹介しようと思います。

本日のお酒は、伊予賀儀屋 無濾過 純米原酒 秋あがり

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成龍酒造株式会社より、赤ラベルと呼ばれている1本。米は大分三井を父に持つ松山三井。松山で栽培されたことから命名され、大分三井の良さを受け継ぎ、しっかりとした旨味と甘味が感じられる酒米
この米で醸された賀儀屋純米は、1回火入れでひと夏しっかり寝かされ、原酒の割には軽い印象だった春に比べて、別のお酒のような熟成感が出てきて濃醇さが増しました。
厚みがあり、少々のざらつき感とほんのわずかな苦味のある口当たり。そして爽やかな酸味がきて、最後には伸びやかな旨味。濃厚さは十分に感じられますが、バランスが整えられている造りで、全体的に非常に呑みやすくなっています。
これはどんな料理とも合いそうなので、手に入りやすい鰯(いわし)を使って、おかず的なおつまみを作りましょう。

鰯のつみれとつみれフライ

sake_g_kagiya_2 (1)

【材料】 2人分

・鰯    200グラム
・酒    大さじ1
・塩    小さじ1/4
・片栗粉  小さじ1
・生姜   1かけ

・小麦粉  適量
・たまご  1個
・パン粉  適量
・揚げ油  適量

1.鰯は頭と内臓を取り、綺麗に洗い、水気を拭き取る。
2.生姜はみじん切りにし、いわしは適当な大きさにぶつ切りにする。
3.鰯と生姜をフードプロセッサーにかける。
4.酒、塩、片栗粉を混ぜあわせる。
5.クッキングシートに一口大に広げ、油に入れていき、揚げる。

愛媛のお酒なので、じゃこ天を意識した成形にしましたが、丸めてどんどん油に入れた方が簡単なので、作りやすい方法でどうぞ。
この後フライにするので、練り物というより、ホロホロと柔らかめに仕上げてあります。
まずはこのまま1杯。

そして次はフライに。

1.つみれを、小麦粉、溶きたまご、パン粉の順にからめて油でカラリと揚げる。
2.好みで、大根おろし、おろし生姜、醤油を添える。

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フライにしてからは、2杯3杯と、どんどん呑み進めてしまいそうです。
サクサクの衣の食感から、つみれのふんわり感。骨ごと使ったので、所々にアクセントを感じられます。鰯の旨味と脂を賀儀屋が包み込んでくれ、最後には美しい余韻となって口の中で幸せを満喫できるでしょう。

冷やすとすっきり、常温はまろやか、温めると酸と香りが出てきます。どの温度帯でもおいしく飲めるので、その日の気温や場所、気分によっても対応出来るお酒。賀儀屋とつみれフライ、セットで召し上がってください!

 

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まゆみ

酒匠、料理研究家。1日も欠かすことなく酒を呑み続ける、驚胃の持ち主。郷土料理を大事にし、添加物の無い食卓を心がけている。ブログ「スバラ式生活」は人気。著書に、うち飲みレシピ、スバラ式弁当がある。

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