2016年4月17日(日)に「第3回 松尾大社 酒‐1グランプリ」が“お酒の神さま”で知られる松尾大社で行われました。その模様をたくさんの写真とともに振り返ってみましょう。
本大会の特徴は、参加者が審査員というところです。専門的な知識や特別なテイスティングではなく、一般の参加者それぞれが好きだと思う蔵を選んで投票します。
前回までは「お酒」に投票するシステムでしたが、今回からは「蔵元」に投票するシステムに変わりました。お酒の味はもちろん、蔵元の雰囲気やアピールなど審査基準はさまざまです。
出品蔵元・全40蔵一挙ご紹介!
参加された蔵元の数は、なんと40蔵!それぞれ2,3種類ずつ自慢のお酒を出品されていました。
それでは、参加蔵元と代表的な銘柄をすべてご紹介します。
※順位ではなくエントリー番号順です
1.竹野酒造有限会社(京都)「弥栄鶴」
2.有限会社西岡酒造店(高知)「久札」
3.東鶴酒造株式会社(佐賀)「東鶴」
4.株式会社山本本家(京都)「神聖」
5.武の井酒造株式会社(山梨)「青煌」
6.株式会社車多酒造(石川)「天狗舞」
7.八戸酒造株式会社(青森)「陸奥八仙」
8.泉橋酒造株式会社(神奈川)「いづみ橋」
9.齊藤酒造株式会社(京都)「英勲」
10.御代桜醸造株式会社(岐阜)「津島屋」
11.曙酒造合資会社(福島)「天明」
12.株式会社南部美人(岩手)「南部美人」
13.株式会社北川本家(京都)「富翁」
14.美吉野醸造株式会社(奈良)「花巴」
15.株式会社増田德兵衛商店(京都)「月の桂」
16.石鎚酒造株式会社(愛媛)「石鎚」
17.会津酒造株式会社(福島)「山の井」
18.城陽酒造株式会社(京都)「徳次郎」
19.株式会社本田商店(兵庫)「龍力」
20.浅間酒造株式会社(群馬)「浅間山」
21.白杉酒造株式会社(京都)「白木久」
22.萩野酒造株式会社(宮城)「萩の鶴」
23.大塚酒造株式会社(岐阜)「竹雀」
24.羽田酒造有限会社(京都)「初日の出」
25.山陽盃酒造株式会社(兵庫)「播州一献」
26.株式会社山和酒造店(宮城)「山和」
27.キンシ正宗株式会社(京都)「金鵄正宗」
28.株式会社落酒造場(岡山)「大正の鶴」
29.冨田酒造有限会社(滋賀)「七本鎗」
30.富士酒造合資会社(島根)「出雲富士」
31.有限会社中野酒造(大分)「ちえびじん」
32.松井酒造株式会社(京都)「五紋神蔵」
33.酔鯨酒造株式会社(高知)「酔鯨」
34.平和酒造株式会社(和歌山)「紀土」
35..今西酒造株式会社(奈良)「みむろ杉」
36.株式会社小松酒造場(大分)「豊潤」
37.木下酒造有限会社(京都)「玉川」
38.髙嶋酒造株式会社(静岡)「白隠正宗」
39.株式会社町田酒造店(群馬)「町田酒造」
特別参加.伴野酒造株式会社(長野)「澤の花」
参加者が選んだベスト3は!?
3位は「月の桂」の株式会社増田德兵衛商店(京都)! なんと3年連続の表彰となりました。
2位は「五紋神蔵」の松井酒造株式会社(京都)。今回が初めての出品ながら堂々のランクイン。地元京都の蔵元が表彰され、会場は大盛り上がりでした。
そして栄えある優勝は「紀土」の平和酒造株式会社(和歌山)!
こういった大会において優勝したことがなかったそうですが、お酒の神さまの松尾大社で念願の優勝を果たしました。おめでとうございます! 喜びのコメントをされる平和酒造代表・山本典正さんの笑顔は輝いていました。
本大会はコンテストの形式をとっていますが、みんなで日本酒文化を盛り上げるという「お祭り」としても大成功に終わりました。参加された40の蔵元や、実行委員長の葉石かおりさん。司会進行で盛り上げたきき酒師の漫才師・にほんしゅのおふたり。大会を心から楽しんでいた参加者のおかげで、素晴らしい大会になりました。終わったばかりなのに、また来年が楽しみです!
また、この大会で平成28年熊本地震の義援金として205,945円が集まりました。熊本県を通じて被害にあわれた方々の支援に役立てられます。被災地のいち早い復興を祈るばかりです。
(文/栗本和紀)
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