「第3回 和酒フェス 東京@日テレ」が汐留・日テレタワーの大屋根広場で3月19日(土)に開催された。
「春、新酒で花見酒を楽しむ」をテーマに、和酒フェス史上最多の43酒蔵145種類のお酒が集結した。第一部・第二部ともにチケットは完売の人気ぶり。約700名が来場した。
阿櫻、出羽桜、御代櫻、三千櫻、梅乃宿、臥龍梅などの「さくら」や「梅」に関する酒蔵が多数参加し「春」や「花」にまつわるお酒や新酒を中心にたのしむことができた。

酒蔵ブースにて蔵元が参加していた酒蔵

・【浦霞(うらかすみ)】佐浦・宮城県
・【阿櫻(あざくら)】阿櫻酒造・秋田県
・【出羽桜(でわざくら)】出羽桜酒造・山形県
・【人気一(にんきいち)】人気酒造・福島県
・【弥右衛門(やうえもん)】大和川酒造店・福島
・【水芭蕉(みずばしょう)】永井酒造・群馬県
・【菊水(きくすい)】菊水酒造・新潟県
・【越乃寒梅(こしのかんばい)】石本酒造・新潟県
・【七賢(しちけん)】山梨銘醸・山梨県
・【黒松仙醸(くろまつせんじょう)】仙醸・長野県
・【北光正宗(ほっこうまさむね)】角口酒造店・長野県
・【積善(せきぜん)】西飯田酒造店・長野県
・【本老の松(もとおいのまつ)】東飯田酒造店・長野県
・【勢正宗(いきおいまさむね)】丸世酒造店・長野県
・【福無量(ふくむりょう)】沓掛酒造・長野県
・【白川郷(しらかわごう)】三輪酒造・岐阜県
・【御代櫻(みよざくら)】御代桜醸造・岐阜県
・【三千櫻(みちざくら)】三千櫻酒造・岐阜県
・【臥龍梅(がりゅうばい)】三和酒造・静岡県
・【日本盛(にほんさかり)】日本盛・兵庫県
・【福寿(ふくじゅ)】神戸酒心館・兵庫県
・【龍力(たつりき)】本田商店・兵庫県
・【梅乃宿(うめのやど)】梅乃宿酒造・奈良県
・【光武(みつたけ)】光武酒造場・佐賀県
・【花白(かじろ)】やちよ村・千葉県 (焼酎)

酒蔵ブース以外にも「酒蔵応援団ブース」「銘酒センターブース」「お燗酒ブース」「日本酒カクテルブース」「和らぎ水ブース」などさまざまなテーマのブースが設けられていた。

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残念ながら当日は雨模様だったが、それでも各ブースは賑わいを見せた。スパークリング清酒やどぶろく、にごり酒、日本酒を使ったリキュール、燗酒、日本酒カクテルなどさまざまな日本酒の楽しみ方の提案もあるのがこのイベントの特徴。そして会場で試飲したお酒の一部は販売されているので、その中に気に入ったものがあれば購入することができるというのも嬉しい。

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日本酒カクテルブースでは日比谷BARで監修しているMOTOZAKEと桜の塩漬けを使ったカクテルも!

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「59醸酒」の先行予約ブース

信州59年醸造会は昭和59年度生まれの信州の5つの酒蔵の跡取りが「長年に渡り親しまれてきた日本酒を1人でも多くの人に好きになってもらいたい。伝統ある酒文化を次の世代に継承していきたい」という想いのもと結成された。通称「59醸(ゴクジョウ)」と呼ばれており、この取り組みで造られる酒は「59醸酒」と名付けられている。2015年に5蔵が長野県の酒米「美山錦(みやまにしき)」を「精米歩合59%」という決まりのもとで、それぞれが仕込んだ「59醸酒」を初めて発売。販売直後即完売したという話題の一品である。今回の和酒フェスでは、2016年5月にリリースされる長野県の酒造好適米「ひとごこち」を使用した、精米歩合59%の59醸酒(純米吟醸)の先行予約をどこよりも早く行った。

59醸酒を醸造している酒蔵と銘柄
・角口酒造店 「59醸酒(北光正宗 )」
・丸世酒造店 「59醸酒(勢正宗)」
・西飯田酒造店「59醸酒(積善)」
・東飯田酒造店「59醸酒(本老の松)」
・沓掛酒造  「59醸酒(福無量)」
59醸 公式サイトはこちら

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数々の余興も!

このイベントの進行を務めるアナウンサーで酒サムライとしても活躍するあおい由紀さんと2016年ミス日本酒の田中沙百合さん、そして日本酒スタイリストである島田律子さんによる日本酒・美と健康セミナーも行われた。

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左から、あおい有紀さん、田中沙百合さん、島田律子さん

和太鼓演奏者の響道宴(ひびきとうえん)さんと津軽三味線の山中信人さんによる演奏が行われた。

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日本で唯一の日本酒専門漫才師 漫才コンビ「にほんしゅ」による漫才も行われた。

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華々しいメンバーがそれぞれのステージに色を添えた。

参加者は若い女性やグループも多く、広場であることから通りすがりの人々からも注目を集めた。海外からの旅行者などもブースや余興を興味深く見てまわっている姿が印象的だった。チケットを持っていなくてもどんなことをやっているのかがわかったり、雰囲気だけでも味わえるのが、さまざまな人々が行き交う公共の場所で開催されるイベントの特徴かもしれない。

次回の開催も決定!!

次回は2016年9月10日(土)に開催となる。次回はどのようなテーマで催されるのか、今から楽しみである。
和酒フェス公式ページはこちら

(文/三浦 環)

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