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四谷三丁目「やまちゃん」で60種類以上の地酒を飲み比べ!

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こんにちは、日本酒指導師範&酒伝道師の空太郎です。

本日は四谷三丁目にある「やまちゃん」を紹介したいと思います。
3,000円で60種類の地酒を時間無制限(正確には最長4時間半)飲み放題という驚きの店なのです。食べ物は各自が自由に無料で持ち込めるという、おそらく日本で初めてのスタイルのお店です。

2013年6月に開店し、しだいに知名度が高まり、いまや、大繁盛のお店で、同じスタイルのお店も増えてきました。

早速、お邪魔してみましょう。

※2月24日追記 移転情報があるため、ページ下段をご確認ください。

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お店に入ると、会議室のような部屋に会議で使う折り畳みの机とパイプ椅子が所狭しと置かれています。右手前にカウンターがあり、右の壁にはリーチインの冷蔵庫が3基並んでおり、そのなかには地酒の一升瓶(1800ml)がひしめき合っています。

まず、3,000円(消費税込で3,240円)を払うと、イベントなどで使う青い吊り下げ名札を渡されます。これを首から下げると支払い済みの証明になり、買い物などで自由に出入りできます。

やまちゃん画像04

続いて、店主の山上博三さんから飲み方の要領の説明があります。

やまちゃん画像03

配られたメニューリストの表(おもて)には60種類以上の全国各地の地酒がおいしそうに並んでいます。空太郎が取材した日はこのうちの1番から54番までのお酒がまずは自由に飲めるとのことでした。

やまちゃん画像05

これらはすでに開封済みで、お客さんが飲み進んで、瓶が空っぽになると、その都度、55番以降の未開封のお酒が追加される仕組みです。お酒は配られた蛇の目のお猪口(おちょこ)に注いでいくらでも飲めます。瓶は席に持ってきてもいいそうです。

メニューリストの裏には高額の大吟醸や超人気銘柄のプレミアム酒が微笑んでいます。「十四代」「飛露喜(ひろき)」「獺祭」「田酒」「而今(じこん)」などなど垂涎の美酒が揃っています。大半のお酒は追加料金の支払いが必要ですが、それも、仕入れ原価で提供しており、「プレミアム酒で儲けるつもりはありません」と山上さんはきっぱりおっしゃいます。

やまちゃん画像06

プレミアム酒の中には値段が書いていないお酒がいくつかあって、これはお客がその夜、各自1杯だけ飲めるお酒です。これをもらうと、吊り下げ名札の色が赤に変わり、識別できるようになっています。うまいアイデアですね。

やまちゃん画像07

お店は18時から入店できて、21時になると、「休憩タイム」と称して、全員、お猪口を返却します。

この制度は昨年秋から始めたもので、山上さんによると、『飲酒のスピードを自身でコントロールできない人たちが散見されるので、休憩時間を作りました。人によっては新鮮な空気を吸いに外に出る人もいます。これを導入して以後は、より、お客様の乱れは少なくなりましたねと話しています。

15分後に再び新しいお猪口が配られて再開し、22時ジャストで新たなお酒を注ぐことはできなくなります。18時の開店早々に入れば、4時間以上の飲み放題となります。

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お酒は首都圏にある有力地酒販売店4か所から仕入れています。純米酒や純米吟醸酒が大半で、大吟醸酒も結構あります。『仕入れるお酒の値段は気にしないのですか?』と伺うと、『値段は見ません。地域や酒質が偏らないようにして、幅広い品ぞろえを目指しています』とのことでした。

1週間で60種類のお酒が消費されるそうで、並ぶ銘柄もどんどん変化するので『頻繁においでになっても飽きませんよ』と山上さん。これだけの品ぞろえであれば、きっと自分のお気に入りのお酒が見つかるに違いありません。ブランドに魅かれて飲むのではなく、無名でもきらりと光る美酒に遭遇してみてください。

さて、お酒についてはこれぐらいにして、食事はどうなるのでしょう。お店は一切、食事は提供しないで、お客が各自、持ち込むことになっています。カセットコンロや土鍋、ホットプレート、食器、調味料などがお店に用意されており(無料です)、冬なら鍋やおでん、夏には焼き肉などをやるグループもいるそうです。

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店のあるビルの道路の反対側に大きなスーパーがあるので、そこで刺身や惣菜を持ち込む人もいますし、宅配の寿司やピザを注文する人もいます。グループで来れば、食材費は1,000~2,000円で済みますので、5,000円程度で楽しい夜になること請け合いです。

客筋は20代から60代まで幅広く、全体の3割は女性です。女子だけのグループで来て「女子会」で盛り上がる光景も多いそうです。

仲間を18人以上揃えれば、日によっては貸し切りもできます。空太郎も何度か利用しましたが、ある日は飲めるお酒をすべて新聞紙に巻いてブラインドにしてテーブルに並べ、参加者全員で品評&採点するという企画もやりました。

けれど、さすがに40種類以上の飲み比べはきつく、参加者から『吐き酒(お酒を口に含むだけで、飲まずに吐く)ができなければ、やっぱり、20種類が限界』という声が湧きあがりました(笑)。

お店は1人も入れますし、予約が必ずしも必要ではありませんが、満員や貸し切りの場合もあるので、事前に電話を入れることをお勧めします。

皆さんも気軽に是非、行ってみてください!!

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やまちゃん

東京都新宿区四谷3-11野村ビル4階
Tel.03-5315-4688
営業時間/18:00~22:30
定休日/日曜、祝日、月曜(ただし、貸し切りは受け付け)

※2月24日追記 移転情報があるため、詳しくはこちらをご確認ください。

 

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空太郎

日本酒指導師範(菊正宗認定)&酒伝道師です。1年365日、日本酒を飲んでいます。10人未満で丁寧にお酒を醸す銘酒小蔵がたくさん存在することが、日本酒の多様性と魅力を維持するのには欠かせないと思っています。そんな酒蔵の活動や、それを応援する酒販店や居酒屋の動きをお伝えしていきます。