ひょんなことから日本にやって来た、ハネオツパイのハネオくん。地元・マレーシアでは、花の蜜からできたお酒を飲んで暮らしていました。

日本でも美味しいご飯(お酒?)がないかと探し回って見つけたのは、日本酒。でも、なんだか難しいことがたくさんで、失敗ばかり......。そんな日本酒の道を奔走するハネオくんの日常を覗いてみましょう。

ハネオツパイのハネオくんがゆく、SAKETIMESオリジナル日本酒マンガ「ハネぽん」の第3話

(漫画/erina)

編集部のひとこと

唐辛子やスパイスのような刺激でもなければ、塩辛いしょっぱさでもない。日本酒の"辛さ"の正体とはなんでしょうか?

実は、辛口に明確な定義はありません。お酒に含まれる糖分の量を示す指標「日本酒度」がプラスであれば、辛口とすることが多いです。

しかし、味わいの軽やかさ、アルコール感の強さなど、人によって辛口だと判断する基準は異なります。さらに、アミノ酸や香りなど、複数の要素が重なって複雑な味わいがつくり出されているため、日本酒度がプラスでも"辛さ"を感じない場合があるのです。日本酒は奥が深いですね。

辛口について、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!

◎ハネオツパイとは

ハネオツパイとは、ツパイ目に属し、羽のような尾っぽが特徴的な手のひらほどの小さな哺乳類。マレーシアの森林に住み、主食はヤシの花蜜で、この蜜には自然発酵によるアルコール度数が3.8%ほど含まれているのだそう。人間以外に飲酒行動を確認された初めての哺乳類なのだとか。

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