2023年7月5日(日本時間)に、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2023の「SAKE部門」における「チャンピオン・サケ」「グレートバリュー・アワード」「サケ・ブリュワリー・オブ・ザ・イヤー」が発表されました。速報でお伝えします。

世界的なワイン品評会「IWC」とは?

世界最大規模のワイン品評会「IWC」は毎年ロンドンで行われ、"世界でもっとも大きな影響力をもつワインのコンテスト"とも言われています。

そんなIWCに「SAKE部門」が誕生したのは2007年。以来、SAKE部門の受賞酒は国内外で注目され、IWCは日本酒の海外進出における重要なイベントとして、その価値を高めてきました。

IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2022

2023年のSAKE部門は「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」の9カテゴリーに分けられ、それぞれの部でブラインドテイスティングによる審査が行われました。

審査結果に応じて与えられる評価は「ゴールドメダル」「シルバーメダル」「ブロンズメダル」「大会推奨酒」の4つ。ゴールドメダルを獲得した出品酒の中で特に優れた数点に「トロフィー」の栄誉が与えられ、その「トロフィー」を獲得した中の1点に、SAKE部門の最高賞として「チャンピオン・サケ」の称号が授けられます。

また、日本における小売価格が四合瓶換算で1,200円(税抜)以下、かつ生産量が四合瓶換算で10万本以上という優れたコストパフォーマンスを持った数点に与えられるのが「グレートバリュー」。その中の1点が「グレートバリュー・アワード」に選出されます。

さらに、出品した複数の日本酒すべてが高い評価を得た酒蔵は、「サケ・ブリュワリー・オブ・ザ・イヤー」として表彰されます。

◎「チャンピオン・サケ」受賞酒

  • 「十六代九郎右衛門 純米吟醸 美山錦」株式会社湯川酒造店(長野県)

◎「グレートバリュー・アワード」受賞酒

  • 「菊正宗 しぼりたて ギンパック」菊正宗酒造株式会社(兵庫県)

◎「サケ・ブリュワリー・オブ・ザ・イヤー」受賞蔵

  • 株式会社新澤醸造店(宮城県)

受賞蔵のみなさま、本当におめでとうございます。

先日発表された、IWC 2023の「SAKE部門」のメダル・トロフィーの受賞結果は以下の記事でご覧ください。

(文:SAKETIMES編集部)

編集部のおすすめ記事