長野県塩尻市奈良井に1793年に創業し、休眠状態にあった杉の森酒造株式会社は「suginomori brewery」として再生。新ブランドの日本酒「narai」の醸造をスタートし、記念すべきファーストバッチの販売を応援購入サービス「Makuake」にて10月1日(金)に開始しました。
全工程が手作業、丁寧な酒造り
「suginomori brewery」は、蔵元にサンドバーグ弘、杜氏に松本酒造株式会社(京都市伏見区)で蔵人を務めた入江将之、番頭に同じく元松本酒造の西川正貴が着任しました。アドバイザーは松本酒造の元杜氏・松本日出彦氏が務めます。
当蔵は、約250平米のマイクロブルワリーとして再生しました。小型タンクを採用し、限られた空間を効率的に活用する酒造りに挑戦します。1人の杜氏による全工程手作業の丁寧な酒造りを行う予定。冬の気温と同じ環境を再現できる冷蔵室を設けたことで、年中製造可能な四季醸造で醸造を行います。
水は硬度25以下の山水を使用。米は安曇野で酒米づくりを行う「ファームいちまる」と提携し、地産のものを使用します。
次世代へ継承したい、新たなる酒造り
蔵元・サンドバーグは、日本酒の国内需要の低下、酒蔵の減少、田んぼの耕作放棄等の問題があげられる中、酒造りという後世に残したい文化を世界に届けるべく、清酒製造業への挑戦を決めました。
「日本の米を守る」ことから酒造りに真摯に向き合う松本氏と杉の森酒造の前蔵元・平野氏が出会い、日本酒職人の入江と西川をチームに迎えました。スギノモリ・ブルワリーの伝統と創作を掛け合わせ、次世代へ継承したい新たなる酒造りが始まります。
アドバイザー・松本日出彦氏の言葉
松本日出彦氏はこのように語っています。
「私は実家の松本酒造を10年かけて、立て直しました。その実績をもって、休眠されていた杉の森酒造の復活にアドバイザーとして携われたことを大変光栄に思います。
日本酒蔵が関わりを持つ田んぼを維持発展させることも、これからの日本酒蔵の社会的役割であると、私は思っています。その役割を杉の森酒造も長野県で立派に果たせるよう、お手伝いしてきました。日本全国にある日本酒蔵に突き付けられている課題は、決して簡単ではありませんが、『稲作』と『日本酒造り』この2つを発展させていける酒蔵が1軒でも多くなることを願い、これからも私のできることをお手伝いできればと思っております。
サンドバーグには長野県の自然の美しさと恵みを、奈良井でしか表現できない方法で、日本酒に落とし込んでもらいたいです。外の世界から日本酒の世界に来たからこそ、表現できることも多々あると思います。
サンドバーグはかなりの秀才なので、今までの“日本酒の当たり前”を良い形で変えてくれたら楽しいですよね。杜氏の入江君と、番頭の西川さんに関しては、長年私と一緒に仕事をしてきた戦友でもあるので、彼らの能力をベストに発揮できるよう努め、蔵元のサンドバーグを支えてもらいたいと思います」
suginomori brewery from suginomori brewery on Vimeo.
◎商品概要
- 商品名:ファーストバッチ narai
- 販売期間:2021年10月1日(⾦)〜2021年12月29日(水)
- 販売ページ
◎お問い合わせ先
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