こんにちは、酒匠の山口奈緒子です。
暑い夏の日には、よく冷えた冷酒で涼をとりたいですよね。今回は真夏に飲みたいおすすめ冷酒を3つご紹介します。
1. くどき上手 Jr.(ジュニア)ホワイト 純米大吟醸
山形県の美酒といえば、「くどき上手」。その中でもJr(ジュニア)シリーズは、くどき上手を造る「亀の井酒造」の専務が、魂を込めて醸したお酒です。このホワイトはJr.シリーズの第3弾にあたります。
シルクのような口当たりで、味わいの透明さにはびっくりしてしまいます。原料米には酒米の王様ともいわれる山田錦の母「山田穂」を使用しています。ジューシーさのなかにも芯の強さを感じる味わいです。
ひやして飲めば、さらにひんやりと心地良く喉を通っていきますよ。
2. 久保田 翠寿(すいじゅ)
久保田といえば、国内でも有数の地酒として今も昔も親しまれているお酒ですね。しかしみなさん、久保田ラインナップのなかでも4〜9月に限定発売される「翠寿(すいじゅ)」は口にしたことがあるでしょうか?
翠寿は他の久保田シリーズとはまた別の”気品”があります。香り高く、味わいはすっきりと。すりガラスのような白いボトルで、見た目にも涼しい気分になります。ガラスのよく冷えたグラスに、これまたよく冷えた翠寿を注ぎ、口にしてみてください。夏の暑い日も爽やかな気分にさせてくれます。
3. 司牡丹 船中八策 零下生酒
上の2つとは異なる旨さがあるのは「司牡丹 船中八策 零下生酒」。船中八策というキレッキレのお酒を生酒のまま1年間氷点下で熟成させています。船中八策らしい、キレのある味わいということはもちろん、生酒特有のフレッシュさや1年の熟成によって口当たりも加わっています。「飲む」というよりはスーッと「体に馴染む」という表現のほうが正しいぐらいに、飲んでいても飲み飽きしない味わいです。
以上です。
冷酒を飲んでしっとりと涼やかな夏の日を過ごすこともまた、風流ではありませんか?ぜひそんな趣のある素敵な日本酒ライフをたのしんでください。
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