昨年、開催期間中に76,000人を動員した中田英寿プロデュースの大人気日本酒イベント「CRAFT SAKE WEEK 六本木」が4月7日(金)から始まりました。

「CRAFT SAKE WEEK 六本木」は4月7日(金)から16日(日)までの10日間、各日ごとにテーマを設け、日替わりで10蔵ずつ計100蔵が集まる国内最大級の日本酒イベントです。会場の六本木ヒルズアリーナには、1000本の桜を使用した”桜の花畑"が広がり、さらに、フードブースには一流レストランが名を連ね、厳選された日本酒と料理で、上質なお花見を楽しむことができます。

六本木という土地柄、仕事終わりの社会人から観光の外国人まで、さまざまな人が満開の桜に惹かれて会場に立ち寄る姿が見られました。

初日のテーマは"TOP GUNSの日”

「寫樂」宮泉銘醸株式会社(福島)
「飛露喜」合資会社廣木酒造本店(福島)
「山和」株式会社山和酒造店(宮城)
「手取川」株式会社吉田酒造店(石川)
「真澄」宮坂醸造株式会社(長野)
「伊予賀儀屋」成龍酒造株式会社(愛媛)
「笑四季」笑四季酒造株式会社(滋賀)
「風の森」油長酒造株式会社(奈良)
「くどき上手」亀の井酒造株式会社(山形)
「一歩己」豊国酒造合資会社(福島)

この日に設定されたテーマは、"TOP GUNSの日”。初日にふさわしい日本酒業界の最前線をゆくフレッシュな酒蔵が大集合しました。

前年同様、初日を担当することになった「寫樂」醸造元・宮泉銘醸と「飛露喜」醸造元・廣木酒造本店は、ともに福島県会津地方に蔵を構えています。「SAKE COMPETITION 2014」純米酒部門・純米吟醸部門で2冠に輝くなど数々の賞を受賞している「寫樂」と、「SAKE COMPETITION 2012」純米酒部門で「飛露喜 特別純米 生詰」が受賞し、無濾過生原酒ブームの走りになったと言われる「飛露喜」は、どちらも入手困難なほど大人気な日本酒です。

また、"独自の挑戦"で注目される蔵も登場しました。

笑四季酒造は「甘口」をコンセプトに独創的な味わいと商品ネームで人気を集めている酒蔵です。独自の"再仕込濃醇製法"で造った貴醸酒「モンスーンシリーズ」を皮切りに、2012年より仕込みを全量純米にするなど改革を進め、「Sensationシリーズ」や「恋をするたびに…シリーズ」などヒット商品を生み出しています。

"協会7号酵母"発祥の酒蔵であり「真澄」醸造元・宮坂醸造は、近年、7号酵母にこだわった再挑戦セカンドブランド「みやさか」を醸し、伝統と変革をもつ挑戦する酒蔵として評判です。企画担当・宮坂勝彦氏にCRAFT SAKE WEEKに対する思いをうかがいました。

「会場の場所も参加蔵の数も、オープンスペースでここまで規模のあるイベントは珍しく、お客様だけでなく参加する酒蔵にとっても楽しいイベントです。また、食事・音楽・空間といった周辺環境のレベルもかなり高く、そういった意味でも中田さんならではのイベントだと思います。”TOP GUNSの日”に選んでいただけたことは、次世代への可能性を期待されていると思うので光栄です。同時に、他の蔵には負けたくないという気持ちにもなりますね」

お花見のもうひとつの主役!絶品料理

会場内では、フレンチや日本料理、スイーツなど中田氏の舌を唸らせた超一流レストランがスペシャルメニューを提供しています。こちらもお酒と同様に専用のコインで購入できます。

12日(水)からは出店店舗も変わり、予約2ヶ月待ちの話題の焼肉店「よろにく」を始め、上海家庭料理「CHEF’S」、イタリアン「ちいさな台所 ひらた」、割烹料理「車力門 ちゃわんぶ」、フレンチ「Restaurant Sola」と各ジャンル最高峰の料理を楽しめます。


「粕酢しめさば 春のわさび漬付き」(魚介味醂粕漬「鈴波」)

仕事帰りにふらりと花見酒

六本木ヒルズアリーナはオープンスペースで入りやすく、桜と賑やかな雰囲気につられて、ふらりと立ち寄る人も散見しました。会場内には日本酒を熟知したスタッフが常駐しているため、日本酒に詳しくない人も安心して楽しむことができます。

開催期間中は日ごとに参加蔵が変わり、毎日行っても違う楽しみがある「CRAFT SAKE WEEK」。20:30までお酒の購入ができるため、仕事終わりにくいっと一杯、花見酒をするのもいいですね。

(文/SAKETIMES編集部)

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