新潟駅から車で10分。明るいご夫婦が「いらっしゃいませ!」と迎えてくれる「和nagomi」は、2015年5月にオープンした、日本酒を多く取りそろえる居酒屋です。

新潟の地酒がズラリ!素晴らしいラインナップ♪

和nagomiで冷蔵庫に並んでいる日本酒 

まずはこの日本酒の数々をご覧ください。お店の冷蔵庫に隙間なく並ぶ日本酒は、全て新潟の地酒。

カウンターに並べても、カメラに収まりきらないほど。これだけの日本酒があると迷ってしまいますが、好みを伝えると奥様が要望にピッタリと合ったお酒を選んでくれます。

老舗で修行されたご主人による旬の味に舌鼓

「和nagomi」のお通し2品「鮭の南蛮漬け」と「おひたしの蟹のせ」

お通しはいつも2品。この日は「鮭の南蛮漬け」と「おひたしの蟹のせ」でした。早速お酒が飲みたくなります。

新潟県魚沼市の日本酒「高千代」

はじめは高千代酒造の「高千代 純米吟醸 無濾過無加水 一本〆」をいただきます。ジューシーな味わいの高千代は県外でも人気の銘柄です。

「和nagomi」のメニュー

本日のおすすめメニューには旬のお料理が並びます。この他にも、グランドメニューも豊富に揃っています。

新潟の老舗和食店「鍋茶屋」で修行されたご主人・坂上公昭(さかがみ まさあき)さんのお料理はどれも絶品です。

ホタルイカと酢味噌

蛍烏賊は少し甘めの酢味噌とともに。筍も添えられていてこの一皿で春を感じます。

「さくらいろ 純米酒にごり酒」

可愛らしい色の日本酒、鮎正宗酒造の「さくらいろ 純米にごり酒」もいただきました。このお酒の特徴はなんといっても、酵母によるきれいなピンク色。甘口かつ低アルコールなので、デザート感覚で飲めるお酒でした。

ガラスの酒器

陶器の酒器

ガラスや陶磁器など、好きな酒器を選んで飲むことができるのは嬉しいですね。酒器によって味わいも変わるので迷います。

「和nagomi」のたまごやき

こちらは名物の地鶏玉子焼き。なんと玉子を5個も使っているのだとか。ふわふわで甘くて懐かしい美味しさです。

とっても大きいですが、食べきれなくても持ち帰れるように包んでもらえます。

壱醸 「雷 純米生原酒」

「壱醸 純米生原酒 雷」は、長岡市栃尾にある越銘醸株式会社の棚田米で醸したお酒。棚田がある栃尾雷(いかずち)地区からその名がつきました。

田植えと稲刈りに参加した酒屋にしか出荷されない限定酒です。和のご夫婦も越銘醸の日本酒が大好きで、田植えに参加されたのだそう。

参歳のてんぷらの写真

ふきのとう・こしあぶら・こごめ・うるい・行者ニンニクなど、たくさんの種類の山菜天ぷらもいただきました。

岩塩の写真

天ぷらは岩塩でいただきます。卓上に二種類の岩塩が置いてあって自分で削って味わえます。

純米良寛の写真

苗場酒造株式会社の「純米 良寛 熟成酒」は、熱燗にしてチーズに合わせるという面白いお酒。では早速燗をつけてもらってチーズと一緒にいただきましょう。

わさびとクリームチーズの海苔巻き

味付け海苔でクリームチーズとわさびを巻くこの一品。シンプルだけど日本酒にピッタリで、お客さんからの人気も高いのだとか。

「のっぺ丼」

〆はのっぺ丼。"のっぺ"とは新潟の郷土料理で里芋・人参・こんにゃくなどをお出汁で煮たもの。

これはご主人が見習い時代にまかないとして食べていた思い出の一品だそう。優しいお出汁がごはんに染みて、さらりといだたけますよ。

「この場所で愛されるお店を」地元にお店を開いた想い

新潟の老舗和食店「鍋茶屋」で修行されたご主人・坂上公昭(さかがみ まさあき)さん

「ここに来ればうんめのが食える。うんめ酒が呑める。そんな安定感のあるお店にしたいんです」と話すご主人。常連さんのほとんどはご近所の方だそう。

「店名のとおり、ゆるりとなごみに来てほしいですね」と笑顔で語るご主人と、明るく元気な接客でそれを支える奥様。最寄駅からは少し距離がありますがわざわざ足を運びたいと思える、美味しい和食と沢山の地酒になごむ素敵なお店です。

新潟にお住まいの方、お越しの方は、ぜひ「和nagomi」にいらしてみてはいかがでしょうか。

(文/茜)

◎店舗情報

  • 店舗名:「和nagomi
  • 住所:新潟市東区山木戸7丁目4-24
  • アクセス:新潟駅から2.9km
  • 営業時間:【平日】17:00~24:00【日曜】17:00~23:00
  • 定休日:水
  • 席数:カウンター10席 小上がり2席(6名用)
  • 電話番号:025-290-7765

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