こんにちは、SAKETIMESライターの鈴木将之です。
普段はコンサルタントという堅い仕事をしております。たまに業界分析などを交えつつ、お店やイベントの紹介をしたいと思います。
おいしいお酒に出会う機会はどのような場合が多いでしょう。
居酒屋?酒屋さんから進められて?旅行先で?
本日は、一度にたくさんの出会いができる、日本酒のイベントを紹介します。
日本酒のイベントとはざっくりいうと、たくさんの蔵元や酒販店が集まっていろんな種類の日本酒を飲める会です。
それでは、どんな種類のイベントがあるのをご紹介します。
1. 県、酒造組合などが開催
もっとも大規模なイベントがこちらです。
毎年開催されている新潟の「にいがた酒の陣」では、なんと入場者数が2日間で10万人!日本酒好きの酔っぱらいがひとところに5万人いると思うと凄いことですね。入場料を払えば飲み放題、というタイプがほとんど。最大のポイントは、その県の蔵元がほぼ参加しており1日で県内のほぼ全ての日本酒を味わえるということです。主に春と秋に開催されています。
「にいがた酒の陣」
http://sakenojin.jp/
日本酒造組合中央会の主催するイベントは「日本酒フェア」。
その年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞した全てのお酒をテイスティングすることができます。国が認めた今年の「旨い酒」をまとめて飲めるのはこのイベントだけ。あまりにも多すぎて、全制覇するのはまず無理でしょう。
http://www.japansake.or.jp/sake/fair/
2. 蔵独自で開催
「蔵開き」という単語をご存知でしょうか。
主に酒造りの終盤あたり(2月~3月)が多く、その年の新酒を来客者に振る舞ってくれます。最近はただお酒を飲ませてくれるだけではなく、ステージイベントや出店、蔵見学を案内付きでしてくださるところも増えてきました。
蔵開きの日しか販売されない限定酒を用意している蔵もあります。蔵に直接いけるチャンスでもあり、また、ほとんどの場合入場無料ですのでもっとも気軽に行ける日本酒イベントではないでしょうか。
町おこしの一環として、市町村が後援していることもあり、まちの一大イベントになっている蔵開きもあります。
例えば、千葉県神崎町には2つの蔵(鍋店、寺田本家)があり、同日に蔵開きをしています。
「発酵の里こうざき酒蔵まつり2014」
http://www.town.kozaki.chiba.jp/00news/2013-1203-sakakura.html
3. 酒販店が開催
酒販店が、自社で取り扱っている日本酒を揃えて開催する会です。
日本酒に力を入れている酒屋さんが、店内や飲食店、イベント会場、ホテルなどで開催しています。
特に大きな酒販店が開催しているイベントは、500人以上の参加者が集まります。
酒販店と取引がある全国の蔵元が集合するため、各地の日本酒を飲みたい方はこちらを狙ってみるのがよいのではないでしょうか。
最近開催された、かがた屋酒店主催のイベント「地酒だョ!全員酒豪」
http://ameblo.jp/kagataya/entry-11935190626.html
4. 飲食店が開催
街の飲食店、日本酒専門店などが独自で主催している日本酒の会です。
テーマを決めて日本酒を飲ませてくれます。蔵元を招待し、その蔵の日本酒を揃えて一緒に飲むことも多いです。最大のポイントは蔵の方たちとの距離が近いこと。まさに造っている方たちから、一本一本どんなお酒か教えていただきながら飲むことができます。
好きな日本酒があるけども、遠くてなかなか直接蔵にはいけない…。そんな場合に探してみると、意外と近い場所に蔵元がいらっしゃっているかもしれません。主に酒造りが休みの期間(4月~10月)に開催されることが多いです。
直近では、10/28に鶯谷で神田「六花界」グループの日本酒会が開催されます。若手6蔵元が参加し、ステージパフォーマンスもあるという、今までにないタイプのイベントです。主に20代~30代が参加者というのも特色ですね。
http://ueno.keizai.biz/
5. 個人で開催
SNSで日本酒関連のコミュニティに入っていると、そのコミュニティでお店を借り切ったり、イベントを行うケースがあります。
日本酒好きな方々が集まる会になりますので、初めてでも自然と打ち解けることができますよ。日本酒好きの友人を作るにはとても良いのではないでしょうか。
以上で日本酒イベントの紹介を終わります。
イベントは日本酒カレンダーなどで調べることができますよ。
http://nihonshucalendar.com/
どんどん気軽に参加してはいかがでしょうか!
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