2017年2月現在、日本全国におよそ1500の酒蔵があると言われています。これだけたくさんの酒蔵がありながら、その個性は千差万別。ひとつとして同じ酒蔵はありません。最近では「酒蔵ツーリズム」が注目を集めるなど、蔵そのものに一見の価値があるところも増えています。日本酒ファンのみなさんなら、「一度は行ってみたい酒蔵」と言われて思い浮かぶところがあるかもしれませんね。
でも、全国の酒蔵を一挙にめぐるのは難しいのもまた事実。東西南北を縦横無尽に飛び回り、各地の酒蔵を思う存分巡れたらどんなに幸せか…
JALカード「ギュッ旅プレゼントキャンペーン」とは?
2017年2月15日(水)より株式会社JALカードが実施するキャンペーン。
応募者は、好きなことを国内の好きな場所で楽しみ尽くす2泊3日間の旅を自由に考え、抽選でその旅程に伴うJALグループ国内線航空券と宿泊が合計6名様にプレゼントされます。グルメやスポーツ観戦など、行きたいところ、したいことをギュッと凝縮!「ここ行きたい、あれもしたい」をとことん楽しみ尽くすこだわりの3日間を堪能できます。
日本酒はもちろん、スポーツ観戦やグルメ、歴史、音楽、映画など、興味関心があるものには「本場」や「ゆかりの地」がつきもの。しかし、そうしたスポットを訪れてみたいと思っても遠く離れていたり、日本全国に散らっていたりで、なかなか訪問が実現できないこともありますよね。そんな方へ、JALカードから"好きなことをまとめて一気に極められるチャンス"がプレゼントされるということです。2泊3日の訪問地は自由に設定でき、フライトは4回までOK!全国津々浦々、行きたいところを"ギュッとまとめて"訪れることができます。
本キャンペーンに際し、SAKETIMESでは「日本酒ファンなら一度は訪れたいおすすめの酒蔵」をご紹介します。旅のモデルコースとして、ぜひ参考にしてくださいね。
※記載されたプランはイメージです。
年間5万人が訪問!充実の酒蔵見学が楽しめる飯沼本家(千葉)
まず最初に訪れたいのは千葉県酒々井町にある「飯沼本家」。およそ300年の歴史をもつ酒蔵です。「甲子正宗」や「一喜」といった人気銘柄を製造する他、国内外観光客向けの「酒蔵ツーリズム」を積極的に展開していることでも注目を集めています。成田空港から車で30分、電車でも1時間ほどで行けることもあり、蔵を訪れる人の数はなんと年間5万人にものぼります!
飯沼本家でぜひ体験していただきたいのが、現役蔵人が直々に案内してくれる酒蔵見学! 実際に酒造りをしている蔵の見学ができるのはもちろん、日本酒の造りに関する講義も受けることができます。「甘口・辛口とは何か」など、興味深いテーマを取り上げ、お客さんから好評だそう。さらには、飯沼本家が醸す美酒の"利き酒"もできる、なんとも贅沢な体験を提供しています。
蔵の敷地内に併設されている「酒々井まがり家」にも注目です。こちらはレストラン・おみやげ屋・ギャラリーがひとつになった総合施設。レストランでは、日本酒・酒粕を使った料理や利き酒セットなど、酒蔵ならではのメニューが提供されています。元禄時代に建てられた民家を移築・再生した建物とあって、趣ある空間ですね。
蔵の近くには「酒々井プレミアムアウトレット」や「酒々井温泉 湯楽(ゆら)の里」など、楽しめる施設があるのも魅力!酒蔵だけでなく、買い物や温泉も楽しめますよ。
◎スポット情報
- 名称:株式会社飯沼本家
- 住所:千葉県印旛郡酒々井町馬橋106
- TEL:043-496-1001
- アクセス:【車】東関東自動車道「佐倉」「酒々井」ICより約1o分 【電車】JR総武本線「南酒々井」徒歩約10分、JR成田線「酒々井駅」タクシー約8分、京成「酒々井駅」タクシー約10分
◎酒蔵見学詳細
- 参加費:個人(10名以下)500円 / 団体(10名以上)300円 ※いずれも2勺のぐい呑みプレゼント
- 申込み:3営業日前までの事前予約必須 ※当日予約不可
- 開催日時:1日1回 13:30〜
- 予約方法:[TEL] 043-496-1001 または [Mail] kinoeneclub@iinumahonke.co.jp
歴史ある赤レンガの蔵は一見の価値あり!小林酒造(北海道)
続いて、成田空港から北海道・新千歳空港へとフライト。空港から電車で1時間半ほどでアクセスできる夕張郡栗山町の「小林酒造」もおすすめの酒蔵のひとつ。明治11年に札幌で創業し、同33年に栗山町へ移転してきました。栗山町といえば、北海道日本ハムファイターズの栗山監督ゆかりの地としても知られていますね。
蔵の特徴は、北海道の明治・大正建築の象徴である和洋折衷の赤レンガ造りの蔵。また、敷地内には札幌軟石を使った石造りの建物もたくさんあり、当時にタイムトリップしたような気持ちになります。そしてなんと、18棟あるうちの9棟が国の重要有形文化財。歴史的にも貴重な建物なんですね。
小林酒造は平成20年に北海道でいち早く、全量を特定名称酒に切り替えたことでも知られています。少量をていねいに仕込む酒造りを展開しつつ、平成22年には原料米をすべて北海道産に転換するなど、地元に根ざした酒蔵です。
また、1990年代からは蔵のリノベーションを始めました。コンサートホールやレストランもオープンし、今では町の観光名所として、多くの方が利用しています。旧事務所も「北の錦記念館」というショップ・資料館として開放されました。さらに、道産そば粉と蔵の仕込み水を使った手打ち蕎麦店「錦水庵」は、観光で訪れた際には必ず食べたい美味しさです。
3年前まで小林家が住んでいた明治30年築の生家も有形文化財に登録され、カフェも併設されました。大吟醸粕を使った甘酒は上品な味わいの逸品ですよ。
歴史ある赤レンガ蔵を眺めながら、今日本酒ファンの中でもホットな北海道酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。
◎スポット情報
- 名称:小林酒造株式会社
- 住所:北海道夕張郡栗山町錦3丁目109
- TEL:0123-72-1001
- アクセス:【車】新千歳空港から約40km(約40分)、道央自動車道「江別東インターチェンジ」「岩見沢インターチェンジ」から約20km(約20分)【電車】JR室蘭本線栗山駅、岩見沢~栗山間約23分 ※栗山駅から約1km(徒歩約15分)
"デザイン"で地域を表現する注目酒蔵、今代司酒造(新潟)
新千歳空港から新潟空港へと足を伸ばし、そこから新潟駅へ向かうリムジンバスに乗りかえおよそ25分。駅から徒歩圏内に「今代司酒造」があります。1767年創業と長い歴史を持つ酒蔵で、現在は全量純米酒の酒造りを行っています。
今代司酒造の特徴は、なんといってもその洗練されたデザイン! フラッグシップ銘柄とも言える「錦鯉」は、 "Design for Asia Awards2015" や "iF DESIGN AWARD" などの国際的なデザイン賞を受賞し、日本酒業界だけでなくさまざまな業界で話題になりました。
酒蔵の中も、洗練されたスタイリッシュな空間。伝統的なイメージを大切にしながらもモダンな雰囲気が醸し出されています。この空間を存分に味わえる酒蔵見学は無料で受付けているんですよ(※お酒の試飲は有料)。日本酒や酒蔵の魅力を"デザイン"で伝える今代司酒造。2017年ブレイク必須の注目酒蔵のひとつです。
さらに、今代司酒造がある新潟県新潟市の沼垂(ぬったり)と呼ばれる地区は、古くから日本酒や味噌、醤油、納豆などの発酵食品が盛んな場所で、現在は「沼垂 醸す地区」として新しい動きを見せ始めています。酒蔵だけでなく、地域そのものも楽しめるおすすすめのスポットですよ!
◎スポット情報
- 名称:今代司酒造株式会社
- 住所:新潟県新潟市中央区鏡が岡1-1
- TEL:025-245-3231
- アクセス: 新潟駅から徒歩約15分、タクシー約7分
◎酒蔵見学詳細
- 見学料金: 無料
- 定休日: 年中無休(但し12月31日~1月3日のみ休業)
- 人数: 1名から見学可能 / 定員40名様
- 所要時間: 約30分
- 予約: 予約推奨(当日でも予約可能)
- 駐車場: 駐車場完備(観光バス3台まで駐車可能)
- 見学時間: 9:00〜/10:00〜/11:00〜/13:00〜/14:00〜/15:00〜/16:00〜(1日7回、12:00〜はお休み)
- 申込み:応募フォーム または[TEL] 025-245-3231(電話受付 営業日の9:00~17:00)[FAX] 025-245-3233
銘醸地・伏見でめぐる、近代酒造りのパイオニア月桂冠と日本酒文化(京都)
最後にご紹介するのは、日本有数の銘醸地・京都伏見に蔵を構える大手酒造メーカーの月桂冠。新潟空港から大阪国際空港(伊丹空港)へと移動し、そこから電車で1時間ほどでアクセスできます。
1637年(寛永14年)、京都・伏見にて創業した月桂冠は、酒造りに科学技術を導入したパイオニア的存在でもあり、樽詰めされた清酒が全盛の時代に防腐剤なしの瓶詰め清酒を発売するなど、日本酒業界を牽引してきました。
月桂冠が広く知られたのは明治43年。コップ付の小瓶酒が「駅売りの酒」として販売されるようになり、旅のお供として広く普及しました。お酒を片手に旅行の道中を楽しむ、今では一般的になった旅の味わい方を提案したのも、この月桂冠なのです。
月桂冠のシンボルである「月桂冠大倉記念館」は、かつての酒蔵を改装した博物館。伝統的な酒造りや当時用いられていた道具などが紹介されています。展示物の中には、京都市の有形民俗文化財に登録されているものも。月桂冠が創業した当時の商標デザインや明治・大正時代の瓶、ポスターなどの展示もあり、レトロな空気に浸ることができますよ。
「月桂冠大倉記念館」の近くには、坂本龍馬襲撃事件の舞台として有名な寺田屋の史跡があるなど、日本史を語る上で重要な地域でもあります。
また伏見は"日本三大酒処のひとつ"とされ、「月桂冠」のみならず、「黄桜」や「宝酒造」など多くの酒蔵が立ち並んでいます。伏見には良質な伏流水があり、そのため酒造りが盛んになりました。伏見の軟水で仕込まれるお酒は、やさしい甘みのある味わいから「女酒」と称され、今でも多くの人から支持を集めています。
日本酒ファンにとってはある種の"聖地"とも言える京都・伏見で、日本酒造りの長い歴史の一端を感じてみてはいかがでしょう。
◎スポット情報
- 名称:月桂冠酒造株式会社(月桂冠大倉記念館)
- 住所:京都府京都市伏見区南浜町247
- TEL:075-623-2040
- アクセス:京阪本線中書島駅から徒歩5分、伏見桃山駅から徒歩10分、JR京都駅から近鉄京都線に乗換え、桃山御陵前駅から徒歩10分
JR京都駅からJR奈良線に乗り換え、桃山駅から徒歩18分
JALカード「ギュッ旅プレゼントキャンペーン」で全国酒蔵めぐりに旅立とう!
今回はSAKETIMESのおすすめとして千葉・北海道・新潟・京都の4蔵をご紹介しましたが、全国にはまだまだたくさんの魅力的な酒蔵があります。3日間の旅で、みなさんはどの酒蔵に行ってみたいですか? JALカード「ギュッ旅プレゼントキャンペーン」に応募して、全国を飛び回る"酒蔵めぐりギュッ旅"を実現させてくださいね!
さらにJALカードでは、本企画と合わせて入会キャンペーンも実施中。WebでJALカードに入会すると、「最大10,500マイル」または「最大11,000円分のAmazonギフト券+最大5,000マイル」がもらえるチャンス。
JALカードなら、公共料金からコンビニの買い物まで、毎日の支払いで無理なくマイルをためられます。たとえば毎月10万ずつの支払いをJALカードで1年間続けると、沖縄に行けちゃうぐらいのマイルがたまるのだとか。JALカードに入会して、次はマイルで好きなことをとことんやり尽す旅に出ましょう!
(文/SAKETIMES編集部)
◎ JALカード「ギュッ旅プレゼントキャンペーン」詳細
- 賞品:「JALカードギュッ旅プレゼントキャンペーン」 6名様
- 期間:2017年5月15日 〜 2017年6月15日の間で2泊3日
- 滞在場所:日本国内
- 利用航空会社:JALグループ国内線
- 応募方法:応募フォームより必要事項をご入力のうえご応募ください。
- 応募期間:2017年2月15日(水)〜3月31日(金)
- 応募資格:本キャンペーンはJALカード保有の有無に関わらず以下に該当する方でしたら、どなたでも
応募いただけます。
─ 2017年3月31日時点で20歳以上の日本在住の方で、健康上に問題のない方。
─ 2017年5月15日〜2017年6月15日の間で2泊3日に実施のツアーに参加可能な方。
─ 旅行中ご自身で撮影された写真を、後日JALカードオフィシャルサイト上での公開に了承いただける方。(旅行後に、旅の行程や感想などをお聞きする場合があります)。
─ 以下の応募規約に同意された方。
● 同行者について
- 2017年3月31日時点で20歳以上の日本在住の方で、健康上に問題のない方。
- 当選者と全行程同行でき、ご自身で撮影された旅行の様子を後日JALカードオフィシャルサイト上での公開に了承いただける方。
- 以下の応募規約に同意できる方。
※JALグループ社員、および関係者の方は応募できません。
※モデル・タレント事務所に所属されている方は応募できません。また、学校、会社等所属されている団体からご出演の禁止がされている方も応募できません。
sponsored by 株式会社JALカード