新潟県の酒蔵・菊水酒造の代表銘柄である「菊水ふなぐち(※)」が、2022年11月27日に発売50周年を迎えました。

日本初のしぼりたて生原酒缶という画期的な商品ながら、スーパーやコンビニで手に取ることができる、日々の生活に寄り添ったお酒です。

※ 2022年10月に「ふなぐち菊水一番しぼり」から「菊水ふなぐち」に変更

菊水ふなぐち

発売からの50年間、全国各地でたくさんの人に愛されてきた「菊水ふなぐち」。

菊水酒造では、ファンの方々への感謝の気持ちを込めて、「菊水ポイントキャンペーン」の第2弾を実施中です。旅・食・音楽をテーマとした豪華賞品が用意されています。

また、「菊水ふなぐち」にまつわるエピソードを募集するキャンペーンも実施しています。

まだまだ募集期間中ですが、今回は印象的なエピソードを寄せてくれた方々に話をお伺いし、それぞれの"ふなぐち愛"を語っていただきました。

「菊水ふなぐち」のおかげで日本酒の道へ

最初に話を伺ったのは、東京都の酒販店に勤めている林さん。祖父との素敵なエピソードを投稿してくれました。

林さん(34歳 男性 埼玉県在住)

祖父から勧められたのが、私が「菊水ふなぐち」に出会ったきっかけでした。

私がちょうど二十歳になった頃、帰省していた私に祖父は「美味しいから、ちょっとこれ飲んでみろ」と笑顔で手渡してきたのが「菊水ふなぐち」でした。新潟県の三条市で暮らす祖父にとって馴染み深い酒で、戸惑う私に笑顔でもう一度差し出してきました。

日本酒は居酒屋で酔うためだけにあるもの。まだお酒を飲み始めたばかりの私は、あまり良いイメージを持っていませんでした。渋りながらも、せっかく祖父が嬉しそうに勧めてくれているのに無下にするわけにもいかず、一口だけと口をつけてみました。

こんな美味しい飲み物があるのか!衝撃でした。コクや甘み、奥深さ。今まで飲んだどんなお酒とも違う味わいに、日本酒の魅力に惹かれ、興味を持つきっかけとなりました。

あの一杯があったことで、今日本酒に携わる仕事をしている私がいます。祖父とはそれからも、帰省した際にはお酒を酌み交わすようになりました。あの一杯に出合えて本当に良かったです。

— このエピソードを投稿した理由を聞かせてください。

祖父が「菊水ふなぐち」を愛飲していたんです。当時、私は日本酒の知識はほとんどなく、勧められてしぶしぶ飲んでみたのですが、「日本酒って、こんなに美味しいんだ!」と衝撃を受けました。あの感動は、色濃く記憶に残っています。

今、日本酒関係の仕事をしていることを考えると、「菊水ふなぐち」は私の人生に大きな影響を与えてくれました。

— 現在はどんなふうに「菊水ふなぐち」を飲んでいますか?

自宅でひとり酒をする時に飲んでいます。特にポジティブになりたい時に「菊水ふなぐち」を選ぶことが多いかもしれません。気持ちが切り替わる気がするんです。

—「菊水ふなぐち」のどんなところが好きですか?

"味わい"と"手の届きやすさ"ですね。

生酒らしい香りとコクが大好きで、飲んでいると幸せな気分になります。何回も飲んでいるのに、毎回「美味しいなぁ」と思います。それでいて、スーパーやコンビニで気軽に買えるじゃないですか。これは本当にうれしいです。この2つが揃っている日本酒は「菊水ふなぐち」の他にはないかもしれませんね。

— 「菊水ふなぐち」が発売50周年を迎えました。これから、どんな展開を期待していますか?

50歳と考えると、私よりもはるかに年上ですね。50年間、変わらずに在る日本酒。日本酒に携わっている者として、そんなものをつくってみたいと羨ましいような気持ちもあります。本当に尊敬しています。

いちファンとしては、このまま変わらずにいてほしい。私には祖父との思い出があるように、「菊水ふなぐち」と共に人生を歩んでいる人はたくさんいるはずです。これからも、人生に潤いを与えるお酒であってほしいですね。

「菊水ふなぐち」は一人旅の相棒

続いては、一人旅が趣味という後藤さん。旅の相棒として、「菊水ふなぐち」は欠かせないそうです。

後藤さん(69歳 男性 岐阜県在住)

年に数回、青春18きっぷを利用して鉄道の旅をする。自由気ままに乗降ができ、その時の気分に従う。そんな一人旅のお供は、「菊水ふなぐち」。カバンの中に入れ、乗客が少なくなったときや車窓から田園が広がるのを眺めて飲むのは、旅の一番の楽しみだ。少し酔った気分が、気持ちを高揚させてくれる。

また、駅のベンチに座って、通り過ぎる列車に思いを寄せるのも楽しい。酔いつぶれてはふなぐちに申し訳ない。ちびりちびり、「菊水ふなぐち」の缶を体温で温めるのがいい。

人生、時間を自分だけのために使い、大好きな「菊水ふなぐち」とふたりしゃべりをする。この最高の時間は、やはり「菊水ふなぐち」でしか味わえない。

— 「菊水ふなぐち」といっしょに、どんなふうに旅をしているのですか?

旅行は道中が楽しいんです。なるべく安上がりになるように工夫するのが好きなので、いつも「青春18きっぷ」を使っていました。日帰りが多いのですが、行きの電車、昼飯、帰りの電車と、1缶ずつ飲むのが定番です。

ゆったりとした旅行なので、乗り換え待ちが1時間ということも珍しくありません。そんな時に、ホームのベンチに座って「菊水ふなぐち」を飲むのがいいんです。話し相手のいない一人旅ですから、「緑が美しいなぁ」「海がきれいだ」「空が青いね」なんて、「菊水ふなぐち」に心の中でそっと話しかけています。

—「菊水ふなぐち」のどんなところが好きですか?

アルミ缶の感触が好きなんですよ。自宅で飲む時も、缶を持つと、これまでの旅をふと思い出すことがあります。アルミ缶は旅行にぴったりです。ガラス瓶は割れるような気がして怖いでしょう。あとは、アルコール度数がちょうどいい。ウィスキーのストレートを飲んでいるような感覚で、ゆっくりと飲んでいます。

— ふだんはどんなふうに「菊水ふなぐち」を飲んでいますか?

最近は旅行するのが難しくなってしまったので、箱でまとめて買って置いていますよ。たまに、スーパーで各地の駅弁が売っていることがあるでしょう。そういう時は、旅行番組を見ながら駅弁をおつまみに飲むんです。「昔、行ったことがあるなぁ」なんて言いながら過ごすのが楽しいですね。駅弁も「菊水ふなぐち」も、温めずに冷たいままがいいんです。旅先のような気分になれますから。

— 「菊水ふなぐち」が発売50周年を迎えました。これから、どんな展開を期待していますか?

今の味をずっと続けてほしいですね。同じ商品が50年も続くということは、日本中にたくさんファンがいるということ。今の味を守っていけば、きっと100年だって続きますよ。次の世代もきっと楽しんでくれるはずです。

今後もさまざまな取り組みに期待!

現在、菊水酒造では、「菊水ふなぐち」の発売50周年を記念したさまざまな取り組みを行っています。

最初に、2022年11月27日が「菊水ふなぐち」の発売50周年の記念日として、日本記念日協会に登録されました。

また、YouTubeの公式アカウントにて、代表取締役社長の髙澤大介さんと生産取締役の若月仁さんが「菊水ふなぐち」の歴史を振り返る特別動画を公開しました。「菊水ふなぐち」のターニングポイントとなった出来事や、現在は終売となっている商品、お客様とのエピソードについて話しています。

さらに、「菊水ポイントキャンペーン」の第2弾や、「菊水ふなぐち」にまつわるエピソードを募集するキャンペーンも実施中です。

菊水酒造の担当者によると、この他にも、現在準備中の企画があるとのこと。ふなぐちファンをわくわくさせてくれる新しい企画に期待しましょう。

特別動画の中で、髙澤社長は「品質の維持だけでなく、日本酒のおもしろさを伝えていきたい」と話しました。発売50周年を迎えた「菊水ふなぐち」は、次の50年に向けて、走り出しています。

(取材・文:藪内久美子/編集:SAKETIMES)

◎菊水ポイントキャンペーン 第2弾

  • 受付期間:2022年10月27日~2023年1月31日
  • 対象商品:菊水ふなぐち(200mL)
  • 賞品:
    A賞(10名様) JTB旅行券ナイストリップ 30,000円分
    B賞(40名様) 新発田牛の厳選部位 8,000円分
    C賞(50名様) ブルーノート東京 ライブストリーミングご招待
    Wチャンス賞(300名様) 菊水オリジナルグッズ
  • 応募方法:
    ①菊水ふなぐちに貼られている応募シールの二次元コードを読み取り、特設サイトにアクセス
    ②応募要項を確認の上、菊水マイページに会員登録
    ③マイページからシリアルコードを入力
    ④加算されたポイントを使って、好きな賞に応募
  • 応募条件:日本在住の20歳以上の方
  • キャンペーンの詳細や注意事項などは、菊水酒造の公式サイトをご確認ください。

◎ふなぐちエピソード募集

  • 受付期間:2022年10月27日~2023年3月31日
  • 募集要項:「菊水ふなぐち」にまつわるエピソードを、500文字以内で自由にお書きください。
  • 応募方法:菊水酒造の公式サイトの応募フォーム、または郵便
  • 応募条件:日本在住の20歳以上の方
  • キャンペーンの詳細や注意事項などは、菊水酒造の公式サイトをご確認ください。

sponsored by 菊水酒造株式会社

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