2019年12月から始まった、日本酒産業の発展に本気で貢献したい方々に向けたオンラインサロン「SAKETIMESサロン」。
SAKETIMESが蓄積してきた独自の知見をベースに、国内外の市場動向の解説や特別ゲストを呼んだトークイベントなど、ここでしか見聞きできないコンテンツを提供しています。会員数はすでに70名を超えました。
本記事ではサロン会員へのインタビューを通して、SAKETIMESサロンの様子をお伝えします。
日本酒の魅力を本気で伝えたい人が集まるコミュニティ
日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」はリリースからの5年間で、取材で200以上の酒蔵を訪れ、また数多くの有識者に話を伺いながら、日本酒に対する考察を深めてきました。
そこで得られた知見を、編集長である小池や運営元の株式会社Clear 代表取締役CEOの生駒を中心に提供し、私塾のような形で個人をエンパワーメントしたいと設立したのが「SAKETIMESサロン」です。
これまでに、酒税法改正に関する日本酒ニュースやSAKETIMESのマネタイズの解説、「獺祭」桜井社長のトークイベント、ベトナム唯一の酒蔵「フエフーズ」の才田さんをお招きしたライブ配信など、様々なコンテンツを提供してきました。
今回はサロン会員のなかから、大手酒蔵に勤務する若手社員と六本木の酒販店スタッフの2名に話を伺いました。
佐田さん(白鶴酒造株式会社 商品開発本部)
― 現在、日本酒とどのように関わっていますか。
灘の日本酒メーカー・白鶴酒造に勤めています。商品開発本部という部署に所属しており、主に新商品の開発やプロダクトブランディングを担当しています。また若手社員だけで運営するプロジェクト「別鶴」ではプロジェクトリーダーをしています。
― SAKETIMESサロンに入会しようと思った動機は何ですか。
これまでメーカーという立場で日本酒と関わってきましたが、それ以外の立場で日本酒に関わる方々の視点をもっと深く知りたいと思ったからです。
― SAKETIMESサロンに入会して得られた学びは何ですか。
さまざまな立場の方々の知見や意見が多く集まってきます。「日本酒の魅力を本気で伝えたい」という共通の思いの中で、さまざまなアプローチで取り組んでいる方々がいることがわかりました。
また、サロンから提供されるコンテンツは普段の仕事で得ることが難しい内容で、貴重な情報源として活用しています。
― 日本酒業界でこれからどんな挑戦をしていきたいですか。
日本酒メーカーは「マーケティング」や「ブランディング」が上手くないと感じています。規模の大小を問わず「良いモノをつくれば売れる」意識がまだまだ根強いですが、その先の「売れる仕組みづくり」を重視しないと、日本酒業界のV字回復には至らないと思います。
当面は現在所属している企業で、日本酒の「マーケティング」「ブランディング」の成功例をどんどん生み出していきたいです。ただ、いずれはその経験を活かして、自分自身で酒蔵を経営してみたいですね。
坂本さん(六本木の酒販店にて勤務)
― 現在、日本酒とどのように関わっていますか。
仕事と趣味の両面で関わっています。仕事は過去に某有名酒販店で約5年、都内の酒蔵で足掛け1年アルバイトをしていました。現在は六本木にある酒蔵直営の酒販店でパートタイマーとして働いています。
また個人的な活動として、3~4ヶ月に1回、近所のイタリアンレストランで日本酒のペアリング会をやらせていただいてます。日本酒は選び方次第でさまざまな国の料理に合わせられるのが楽しいですね。
― SAKETIMESサロンに入会しようと思った動機は何ですか。
12月に配信された「アメリカ出張レポート」がきっかけです。ちょうど、その数ヶ月前に開催されたイベント「SAKE WORLD CUP」で海外のSAKEに感動したところだったので、現地のリアルな話を知ることができるのがとても魅力的に映りました。
他にも、対談やインタビューの書き起こしの共有がとても良いです。ライブ配信やオフラインイベントも楽しいので継続して在籍しています。毎月楽しみにしています。
― SAKETIMESサロンに入会して得られた学びは何ですか。
私はどちらかというと趣味として日本酒をみているので、ビジネス面での話はとても勉強になります。日本酒業界のプロフェッショナルが多いので、コメントが濃いですね!さまざまな立場からの視点は本当に勉強になります。おもしろいです。
― 日本酒業界でこれからどんな挑戦をしていきたいですか。
もっと手軽に楽しめるお酒だというイメージを作っていきたいです。その一環として、こじんまりとした日本酒のイベントを始めようと思い、現在企画中です。
日本酒を飲まない友人が多いので、そういった方々を中心に日本酒に慣れ親しんでもらえるようなイベントを定期的に開催したいと思っています。その後は、イベントでもお店でも、日本酒を自由に楽しめる場所を作りたいですね。最終的な目標は、誰とでも日本酒の話が出来る世界です。
サロンメンバー募集中!
SAKETIMESサロンは開始から2ヶ月が経ちましたが、クローズドなグループには過去に配信したコンテンツもアーカイブされています。
今後もSAKETIMESサロンでしか知ることのできない、オリジナルコンテンツを配信予定です。2020年6月までの期間限定ですので、ぜひご参加ください。
(文/SAKETIMES編集部)