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メンズコスメBULK HOMME主催!日本酒の未来を切り拓くマーケティングアイデアを競う「THE MARKETHON vol.β」参加レポート

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みなさんはハッカソンというイベントをご存知ですか?

ハッカソンとは、ソフトウエア開発者が、一定期間集中的にプログラムの開発やサービスの考案などの共同作業を行い、その技能やアイデアを競う催しです。

その派生系として、優れたマーケティングアイデアを競う催し、マーケソンというものも存在します。
今回SAKETIMESは、日本酒をテーマにしたマーケソンに参加してきました!

主催は、大人気メンズコスメブランドBULK HOMME!

参加したイベントは、メンズコスメブランドBULK HOMME(バルクオム)の主催する、
「THE MARKETHON Vol.β」です。

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美容師やモデルなどの“美容のプロ”を中心に愛用されており、SNSでもその人気がうかがえます。

マーケティングアイデアで市場を切り拓く

BULK HOMME代表の野口卓也氏は、イベント開催に際し以下のように語りました。

「女性向け化粧品に比べて男性向け化粧品は、特別感のあるプラン通したマーケティングが難しい市場です。そんな市場においても、優れたマーケティングアイデアであれば“市場を開拓する”ことができると思うんです。今回のマーケソンでは、同じように“新しいマーケティングが難しい”と感じる業界をテーマにすることで、どんなマーケットでもみなさんのアイデア次第で”市場が開拓できる”というワクワク感を体験してもらえればなと思い、マーケソンの開催を決定しました」

マーケティングの課題は「日本酒」。
架空の酒蔵をクライアントに設定。新規ファンを獲得するための新規銘柄2500本を、500万円の予算でWEBを通じて販売をする。参加者には、そのためのマーケティングプランを一晩で考え、プレゼンしてもらいます。

テーマを日本酒にしたことについて、野口氏は「WEBマーケティングの手法が未だ確立されておらず、これからの市場拡大に活かせる業界ということで日本酒をテーマにしました」と語ります。

審査員は、SAKETIMES代表生駒を含めた3名!

今回のマーケソンの審査員は3名。

BULKHOMME代表の野口卓也氏。

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株式会社サイバーエージェント採用責任者の渡邊大介氏。

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SAKETIMESを運営する株式会社clear代表取締役の生駒龍史。

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課題が発表され、12時間におよぶマーケソンが開始!

開催の挨拶を野口氏が行ったあと、SAKETIMESの生駒より今回のテーマと詳細が語られました。

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今回の課題設定は下記の通り。

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「1,800円の商品を目標の2,500本すべて売り切っても450万円の売上」という状況で、500万という予算をどう捉えるかがマーケティングアイデアの鍵になります。

課題説明が終わった時点で、時刻は21:00。ここから翌朝の8:30まで、各チームで目標達成のためのアイデアを練っていきます。

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会場はRed Bull Studios Tokyo。レッドブル・ジャパンさんにご協力いただきました。

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翌朝8:00に、SAKETIMESが会場に戻ると、1チームも仮眠もとらずに作業を続けていました。
残り時間は30分!各チームとも追い込みをかけているようです。

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8:30のスライド提出からプレゼンの9:00までの間は、さすがに休憩される方もちらほら・・・

全10チームがそれぞれのマーケティングアイデアを発表!

各チームが一晩かけて練ったアイデアの発表が始まります!

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他社商品との飲み比べをしてもらい、その感想をSNSに投稿してもらうことで、まずは「比較対象となる」ことを目指すというもの。

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満月の日はSNSの投稿が増える傾向があるというデータを元に、「満月の日は日本酒でサシのみをしよう!」という企画を立ち上げ、SNS投稿や特設サイトまで連動させようというもの。

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味そのものではなく、クラウドソーシングを活用し、大規模なデザインの公募をすることで注目を集めようというもの。

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おちょこを使ったサプライズ企画を起点に、人を巻き込んでいく形で消費者を増やそうというもの。

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ふるさと納税と酒蔵ツーリズムを組み合わせ、認知から体験までを一貫して訴求していくというもの。

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Amazonで水を購入した人に、Amazon上で酒の広告を出すことで、意識の高い消費者の認知を獲得するというもの。

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「縁結びには日本酒」というイメージをつくり、SNSやイベント、オウンドメディアを連動させて訴求するもの。

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「1989」という銘柄名にして、その年代の人だけをターゲットに訴求するもの。

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「佐藤」というお酒を造り、その苗字の人たちに訴求するもの。

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何かに挑戦している若者の動画と連動させ、「日本酒=挑戦を応援するもの」というイメージで訴求するもの。

各チーム、さまざまなアイデアが披露されました。

全10チームの発表が終わり、審査が始まります。
審査のポイントは創造性・再現性・WEB活用性の3点。複合的な視点でアイデアを検証していきます。

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10チームの頂点に立ったのは、1989年生まれにターゲットを絞ったチームK・S!

こちらは「1989」という商品名で、限定された年齢層へ日本酒の消費を訴求するというアイデアでした。

アルコールの消費が量より質に転化するこの世代。
収入にも余裕ができ、家庭を持つ人も増えることで家飲みの需要も見込めます。
この世代をピンポイントに狙うことで、「酒好き」「食の指向性」だけでなく「世代という横断的なクラスタへの訴求」が可能になるというものでした。

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審査員の渡邊氏は、「この世代には錦織圭、香川真司、桐谷美玲などの影響力の強い有名人がいます。こうした世代訴求型のアイデアであれば、長期的な販売戦略やブランド形成も不可能ではない」と語りました。

優勝したおふたりは、「日本酒というテーマでマーケティングアイデアを考えることは、嗜好性の強い商品であるため難易度は高いと感じました。しかし同年代にターゲットを絞り込むことで、同じ環境やリテラシーを持った人だけに訴求することができます。また、長期的にそのお酒を飲んでもらう必要があったので、LTV(顧客生涯価値)の高い年齢を選びました」とコメントしました。

マーケティングという観点で拓かれる未来

総売上450万円の商品に対して、予算500万円という設定をした段階で、「いかに長期的な顧客獲得を実現させるアイデアを出すか」という考え方でいくべきだと、多くのチームは考えたようです。まずは市場の動向・アルコールの消費量推移などを現況から調べ、最適なアイデアは何か?と思案し、プレゼンテーションの資料を作成しプレゼンに臨む。
このプロセスを審査員という立場で見ながら、日本酒の販売はまだまだ可能性があるなと改めて感じました。

WEBを使った販売戦略が常識になった今、日本酒の販売やブランド構築には、
これまで以上にプロのマーケターなどのWEB戦略を担える人々の活躍も必要になってくることでしょう。

レッドブルを飲み、翼を授かってより一層活躍していきたいですね。

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