CRAFT SAKE WEEK」は、2016年から六本木で行われている日本酒イベント。2017年には福岡県博多市でも開催され、六本木と合わせて、延べ15万人を動員しました。

本イベントを主催するのは、サッカーの元日本代表で、現在は「JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」の代表を務めている中田英寿さん。出品される日本酒は、中田さんが全国の酒蔵をまわりながら厳選しています。

3年目となる今年のテーマは「地域性」。4月20日(金)から30日(月・祝)までの11日間、北海道から沖縄県まで、各地の日本酒が各日10蔵ずつ、合計110蔵が集まります。

スパークリング日本酒で、華やかにスタート!

CRAFT SAKE WEEK 2018で使用される酒器とコイン

まずは、スターターキットを購入しましょう。会場内での飲食に必要なコイン11枚に酒器が付いて、3500円。この酒器を持っていれば、別の日に再度来場しても、コインの追加購入をするだけでイベントを楽しむことができます。

初日のテーマは、女性からの人気も高いスパークリング日本酒。11日間にわたるイベントのスタートにふさわしく、華やかな雰囲気でした。

CRAFT SAKE WEEK 2018の「一ノ蔵」のブース

初日の銘柄を紹介しましょう。

まずは、宮城県の「一ノ蔵」。全国的な人気を誇る「すず音」をメインに提供していました。

CRAFT SAKE WEEK 2018の「出羽桜」のブース

続いて、山形県の「出羽桜」。吟醸王国・山形県らしい華やかな香りが特徴です。

CRAFT SAKE WEEK 2018の「人気一」のブース

福島県からやって来たのは「人気一」。古代米で醸したという「RiceMagic スパークリングレッド」が、かわいいラベルで大好評でした。

CRAFT SAKE WEEK 2018の「獅子の里」のブース

こちらは、石川県の「獅子の里」。東京ではなかなか飲むことができない銘柄です。軽快な味わいと甘味のバランスが絶妙でした。

CRAFT SAKE WEEK 2018で提供されている「水芭蕉」

そして、群馬県の「水芭蕉」。シャンパンと同じ製法で造った「MIZUBASHO PURE」は、美しい泡で上品な味わいです。

CRAFT SAKE WEEK 2018の「梅の宿」のブース

奈良県の「梅乃宿」。柔らかい炭酸と低いアルコール度数が特徴の「月うさぎ」はとても飲みやすく、日本酒初心者におすすめです。

CRAFT SAKE WEEK 2018の「雁木」のブース

山口県から「雁木」。提供されていた濁り酒はドライでキレが良く、暑い日に飲みたい1杯です。

CRAFT SAKE WEEK 2018の「獺祭」のブース

同じく山口県から、言わずと知れた有名銘柄「獺祭」。きれいな甘味のある美酒を堪能しました。

CRAFT SAKE WEEK 2018の「七田」のブース

佐賀県の「七田」「天山」です。淡麗さのなかに繊細な米の旨味が感じられるスパークリング日本酒でした。

CRAFT SAKE WEEK 2018の「白川郷」のブース

そして最後は、岐阜県「白川郷」。こちらのスパークリングは、火入れされたもので、ふくよかな米の旨味が感じられます。

ひとくちに「スパークリング日本酒」といっても、これだけの種類があるんですね。

全国の名店が集結した、充実のフード

CRAFT SAKE WEEK 2018の屋台

会場では、全国各地の有名レストランが、イベント限定のメニューを提供しています。20〜24日の前半と、25〜29日(日)の後半、そして最終日の30日に各5店舗ずつ、計15店のレストランが搭乗する予定です。

前半の5日間は「ESqUISSE」「La Barrique Tokyo」「麻布十番 すぎ乃」「Wakiya一笑美茶樓」 「うなぎ屋酒坊・画荘 越後屋」が出店していました。

「La Barrique Tokyo」のカラスミパスタ

「La Barrique Tokyo」のカラスミパスタ。会場内のどのテーブルでも目にするほど、人気の一品です。

「うなぎ屋 酒坊 画荘 越後屋」の骨せんべい

「うなぎ屋酒坊・画荘 越後屋」の骨せんべい。どんな日本酒にも合う、スナック感覚のおつまみです。

「Wakiya一笑美茶樓」のポテトサラダ

「Wakiya一笑美茶樓」のポテトサラダ。居酒屋などで定番のメニューですが、シェフの手にかかれば、極上の一品に。

「麻布十番 すぎ乃」のメンチカツ

「麻布十番 すぎ乃」が提供するのは、宮崎県のブランド豚「あじ豚」を使った料理。県内の焼酎蔵から紹介されて、店でも使うようになったのだとか。「美味しい!」「日本酒に合う!」という声が、あちこちから聞かれました。

会場のインスタレーションにも注目!

CRAFT SAKE WEEK 2018の会場の様子

会場内には、鹿児島県薩摩川内市の孟宗竹を約500本も使った回廊がつくられています。スタイリッシュでありながら和の雰囲気が漂い、非日常でありながら居心地が良いという絶妙な演出です。

CRAFT SAKE WEEK 2018の特別ブース「パター」

特別ブースも設けられ、パターに成功するとコイン1枚などのちょっとしたお楽しみもありました。

CRAFT SAKE WEEK 2018の特別ブース「カーリング」

話題のカーリングもできます。体験したり、その様子をSNSにアップしたりすると、日本酒を使用した「キットカット」がもらえるのだそう。

CRAFT SAKE WEEK 2018のDJブース

会場を盛り上げる音楽にも注目です。お目当てのDJにあわせて来場する方もいるようですね。

会場には「唎酒師」が常駐!

CRAFT SAKE WEEK 2018のスタッフ

会場内には、日本酒のソムリエ「唎酒師」の資格をもったスタッフが常駐しています。日本酒についてわからないことがあれば、タスキをかけた専門家に聞いてみましょう。

CRAFT SAKE WEEK 2018で乾杯!

2日目以降は「北海道・東北の日」「北信越の日」「関東の日」「東海の日」「関西の日」「中国・四国の日」「九州・沖縄の日」と、続いていきます。

仲間を誘って楽しむのも良し、仕事帰りにふらっと飲むのも良し。厳選された銘酒の数々を味わうことができるので、ぜひ足を運んでみてください。

(取材・文/まゆみ)

◎イベント概要

  • イベント名:「CRAFT SAKE WEEK 2018
  • 日時:2018年4月20日(金)〜4月30日(月・祝) 各日12:00〜21:00
  • 会場:六本木ヒルズアリーナ

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