日本酒を知る

日本酒を楽しむ

日本酒を考える

特集

男のこだわり「呑むなら作るべし」その5- 酒と良縁なイワシのムニエル –

> > > 男のこだわり「呑むなら作るべし」その5- 酒と良縁なイワシのムニエル –
このエントリーをはてなブックマークに追加

今回の食材はイワシ。好みは分かれますが、イワシの脂は独特の旨みがあり、酒との相性も良いこと請け合い。さらに、夏のイワシは価格もお手頃で栄養豊富。たくさん食べて夏バテ防止、というのはどうでしょう。

本記事で紹介するレシピは、細かな味付けや調理を必要としていないので、初心者にも簡単です。

sake_g_meuniere_iwashi_1


◎イワシのムニエル

<材料(2人分)>

  • イワシ 4尾(小ぶりなものを使った方がラクです)
  • ニンニク 1片
  • パセリ 1~2房
  • 塩・コショウ 適量
  • 酒 小さじ2
  • 小麦粉 適量
  • 付け合わせの野菜(お好みで) 適量
  • レモン(お好みで) 適量

<作り方>

sake_g_meuniere_iwashi_2

1. イワシの頭を取り、内臓を洗い身を開きます。なんて、いきなりハードルを上げる必要はありません。開いた状態で売っている店や、その場でさばいてくれる店もあるので、利用してみましょう。
まずはイワシに、軽く塩・コショウを振ります。軽くというのは、はらはらと降りかかる程度のことです。
2. 酒を振ります。スプーンに酒を取り、少しずつ付けるイメージで。分量はイワシ1尾に小さじ1/2くらいで十分。その後15分ほど置いておきます。
3. ニンニクをスライスします。芽がある場合は取り除きます。
4. パセリをみじん切りにします。

sake_g_meuniere_iwashi_3

5. イワシの両面に小麦粉をまぶします。イワシの表面に水分が多いようならペーパータオルで吸い取っておきましょう。
6. フライパンでニンニクを炒めます。ちなみに、ムニエルというと正しくはバター焼きのことですが、イワシの風味を引き出すように今回はサラダ油を使います。油は多めに、弱火で加熱。ニンニクを揺することで風味が油に広がります。
7. 6のニンニクが少し焦げてきたら小皿などに取り出し、イワシを皮目から焼きます。火加減は弱火が無難です。
8. 焦げ目がついたらひっくり返します。皮がフライパンにくっついている場合があるので、フライ返しをじわじわとこそぐように差し入れます。身は案外やわらかいので箸をそえるなどして優しく返しましょう。

sake_g_meuniere_iwashi_4

9. ひっくり返したら7のニンニクを戻し入れて、いっしょに焼きます。少し焦げてきたら頃合い。好きな野菜とともに盛り付けます。付け合わせの野菜はスーパーに売っている、数種の野菜が一袋になったものがおすすめです。お好みでレモンを少し搾っても美味しいです。

青魚特有の風味には、香味が芳醇な「宝川 しぼりたて生原酒」を

さあ、お待ちかねの晩酌タイムです。

今回のイワシのムニエルは、青魚特有の脂の風味があること、ニンニクや油を使っていること、食べる時にレモンの酸味が加わることが特徴です。

ここはやはり爽酒の出番。味わいがしっかりしたもの、夏らしくひんやりと楽しめるものということで、香味の芳醇な生酒を合わせようと考えました。

sake_g_meuniere_iwashi_5

今回のイワシが北海道産ということもあって、同じ北海道から選んだのは「宝川 しぼりたて生原酒」(田中酒造)。口当たりはやや濃厚にしてフルーティー。甘み・酸味がバランスよく整い、しっかりとした美味しさが伝わります。そして、ゆったりと続く余韻。もう一口と思った頃、味わいが再びよみがえってきます。

料理とともに味わってみると、イワシの風味がニンニクとともにふくらみます。外側が少しさっくりとしていながら身は柔らかく、しっとりとした食感が魚の旨みを感じさせます。
そこに酒。響き合うというより、しっくりとまとまるというイメージ。両者は見事に良縁です。

sake_g_meuniere_iwashi_6

ワイングラスを使ったおかげもあるかもしれません。ビストロで料理とワインを気軽に楽しんでいるようにも感じられました。 料理と酒を口に運ぶテンポが軽快なせいでしょう。この相性、とても楽しいです。

(文/KOTA)

 

関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

ライター募集中!

KOTA(コタ)

旨い酒と肴に心の居場所を求める晩酌マニア。家では「呑むなら作るべし」と自作の肴に舌鼓。日々繰り返す「呑み過ぎ&反省」のジレンマから、不惑の呑兵衛になるべく利き唎酒師を取得。広告制作および物書き稼業の傍ら趣味で里神楽(獅子舞)も。

ウェブサイト