こんにちは、SAKETIMES編集部、酒匠の山口奈緒子です!
今回、宝山酒造の5代目が東京の大丸で試飲会をやっているという噂を聞きつけ、早速行ってきました!
試飲会は7月2日~7月8日までの1週間の期間限定ということでした!
東京の酒屋や飲食店ではあまり見かけないお酒なのでご存知の方も少ないと思います。ですので今回は試飲会をとおして感じた宝山酒造の魅力についてご紹介します!
宝山酒造とは?
試飲会の様子をご紹介する前に、まず宝山酒造についてご紹介をします。
宝山酒造は新潟県新潟市内にあり「人・酒・語らい」をモットーに酒造りをされている小さな酒蔵です。また近くの「彌彦(やひこ)神社」にお神酒を献上する由緒ある酒蔵でもあります。
宝山酒造の試飲会に行ってきた!
試飲会は、東京駅大丸の地下1階のお酒売り場で行われていました。
試飲会に来ていたのは、蔵元の渡邉桂太さん。今は群馬県のある酒蔵で修行をされており、来年の4月から宝山酒造に戻って造りをするそうです。
今回の試飲会のお酒のラインナップはこのような感じでした。
この中でも私が一番気になったのはこのお酒!
通常、お酒を造るときはお酒造りに適した米を使い、飯米(=私たちが普段白米として食べているお米)は使わないのです。しかし、このお酒は飯米の「コシヒカリ」を使用して造っているのです。
飲んでみると、、、口当たりが優しくとても飲みやすい、、、!
ちなみに、試飲会中もこのお酒はよく売れていて「白ワインみたい」と、女性にも大人気だそうです。
そして、渡邉さんが夏におすすめするお酒はこちら
にごり酒ではありますが、キレがありスッキリと飲めます。また、お酒をしぼるときによく裏ごしをしているそうで舌触りが心地よくとってもクリーミーです。実はこのお酒、「夏に杯がすすむにごり酒が飲みたい!」とのお客様からのご要望で生まれたのだそうです。たしかに、このキレの良さは夏に飲みたくなるにごり酒です。
5代目が考える宝山酒造の酒
来年4月から蔵に戻る渡邉さんですが、蔵に戻るまであと1年を切ってどのような酒つくりたいか、お聞きしました。すると「今の宝山酒造のお酒を活かした酒造りがしたい」と答えてくださいました。
これは、修行中いろいろなお酒を飲む中で宝山酒造のお酒を飲んだときに改めて「自分の蔵の酒が旨い」と気づいたからだそうです。渡邉さんはこのときまで、本醸造(アルコール添加してあるタイプのお酒)に苦手意識をもっていたそうなのですが、自分の蔵の本醸造を飲んだ時にその美味しさに目覚めてしまったのだとか。
こうして「今の味を活かして独自の酒造りをしていきたい」と思うようになったということでした。
来年の春、蔵に戻られる渡邉さんがどのようなお酒を造るのか、今から楽しみで仕方ありません♪
蔵元さんおすすめ「にごり酒 × ソーダ」で飲んでみた!
せっかくですので、夏にグビグビ飲めてしまうようなにごり酒を買ってみました。
渡邉さんいわく「三ツ矢サイダーと割って飲むとカルピスソーダみたいでおいしい」そうなのでやってみました。ちなみに割り方はお好みでよいそうです♪
このサイダーを三ツ矢サイダーにするのがミソだそうです。宝山のにごり酒は「キレのよさととスッキリさ」が特徴なのでただの炭酸水で割ってしまうと甘味が足りないのだそうです。
飲んでみます
おいしい!!確かにカルピスソーダだ!!!!
これは夏に飲むには最高のお酒です。本当に杯が進んでしまいます、、、危ない。
「美味しそうだけど東京じゃ買えないんでしょう」と思ったあなた!
宝山酒造はネットショップがございます。にごり酒やその他のお酒も購入できるようなのでぜひチェックしてみてください♪
宝山酒造ネットショップはこちら
まとめ
今回試飲会に行き、改めて蔵元さんのお話を聞いてみるとより一層お酒への愛着が深まるのを感じました。
宝山酒造以外にも、週替りでさまざまな蔵元さんの試飲会が行われているそうなので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
宝山酒造試飲会は明日7月8日までですので、ご興味のある方はぜひ行ってみてくださいね♪