日本酒好きが高じて、純米酒と懐石料理の店を営んで、ライターをやっております川村です。
私の日本酒の考え方やお店での取り扱いを簡単に伝えさせていただき、あなたの日本酒ライフがより楽しくなればと思ってます。
今回は注ぎ方の違いで味わいが違う第3弾です。
以前の記事は下記です。
①みんなが知らない日本酒の秘密、教えます!実は「注ぎ方」で味わいが変化する!?
②【まだあった!知られざる日本酒の秘密】注ぎ方で味わいを引き出すってどういうこと?
味のバリエーションの決め手とは?
飲みに行くと、グラスではなく冷酒でも一升瓶(1.8l)から徳利(カラフェ)に入れ提供されるお店がありますね。
夏場だとガラスの徳利や猪口(ちょこ)で飲むと、とても涼しげでおいしく感じます。実は、同じ一升瓶から注いだお酒でも徳利(カラフェ)によって味が違うのです。
器によって味が変化する!?
ガラスの徳利と焼物の徳利では、同じ猪口に注いだ味が違うのです。
ガラスの徳利はガラスの徳利の味をもって(引きずって)注がれます。焼物の徳利は焼物の徳利の味をもって(引きずって)注がれるのです。錫(すず)の徳利は鈴の味をもって(引きずって)注がれるのです。入れた器(徳利)をもった(引きずって)味、は消えることがないのです。
例えば・・・
一升瓶→グラスに注いだお酒と、
一升瓶→徳利(カラフェ)→グラスに注いだお酒では、同じグラスでも味が違うのです。徳利(カラフェ)の味をもって(引きずって)グラスに注がれています。
その途中過程の徳利(カラフェ)の材質や種類が変わると注がれたお酒の味が違うのです。お酒に触れた材質で味が変わっているのです。
この違うと言うのは、おいしい、おいしくないではないのです。味のバリエーションとして楽しめると思います。
家庭では数多くの日本酒を置く事はなかなか難しいですね。
でも、料理に合わせて色々楽しみたい!
そんな想いに少しでもお答えして楽しめるように・・・
同じ1本のお酒でも、注ぎ方の違いや、徳利の違いでお酒自体の味の幅のバリエーションを増やして楽しんでいただけたら嬉しく思います。
あなたの、日本酒ライフの楽しみ方の引き出しのひとつになれば幸いです。
まとめ
「徳利(カラフェ)によって注がれたお酒は味が違う。」
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