月桂冠株式会社(京都府京都市)が飲酒後の呼気中に特有な不快臭が、糖質含有量の少ない清酒で増えにくいことを確認、その成果を生かした商品づくりが可能な「食品の用途発明」として特許権(特許第6404403号、2018年9月21日付)を取得したそうです。

食品の新たな機能性などを発見

月桂冠「糖質ゼロ」が4つ並んだ写真今回、認定された「食品の用途発明」とは、食品の新たな機能性などを発見した場合、その用途に限定した発明が特許権として認められるものだそうです。

月桂冠総合研究所が行ってきた、飲酒後の不快臭に関する研究の中で、超淡麗・超辛口を特徴とする「糖質ゼロ」の清酒は、飲酒後の呼気に特有な臭気の原因となっている成分が発生しにくく、「純米酒」に比べて不快臭の原因となっている成分が増えにくい傾向を見出したとのこと。その結果をもとにした、飲酒後の不快臭を敬遠する方向けの糖質濃度の低い清酒の用途発明が、特許権として認められたそうです。

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