日本酒好きが高じて、大阪天満で『純米酒専門店 酒肴屋かわむら』の店主で、SAKETIMES外部ライターの川村です。

私の持論や店での提供をなるべく専門用語を使わず、分かりやすいように書かせていただいています。

今回は、お酒の写真撮影について。
私の記事に載せている写真はすべて自分で撮っています。

そのポイント簡単に説明させていただきます。
お酒に限らず、写真撮影のポイントはたったの2つです。

これだけでプロ並み?押さえるべき2つのポイント

ひとつ目は『手ぶれ』

ふたつ目は『ライティング』

これは、一眼レフ、コンパクトカメラ、携帯電話やスマホ

全てに同じことがいえます。

カンタンにいうと、手ぶれを抑えて適切な光があれば、どんなカメラでもキレイに撮れるのです。
私は一眼レフを使っていますので、三脚を使い手ぶれを防ぎ、単焦点の明るいレンズを使って撮っています。

そのため、照明機器はほとんど使いません。店内の照明だけで十分です。

(明るいレンズとは、少しの光(灯り)でもキレイに撮れるレンズです)

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明るいレンズがない場合や、室内の照明が暗いときは照明機器を使う必要があります。ただし、専用の高価な照明機器は必要ありません。

ホームセンターなどで販売しているクリップライトで対応出来ます。光の反射でレフ板も板にアルミホイルを張り付けて使っています。

もちろん、白い板でも大丈夫です。100均とかに売ってると思います。

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そのライティングですが、商品撮影のようなキレイな写真は上から照明を当てます。

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私は、イメージのような写真を撮りたいので、横から照明を当て凹凸感を出します。

また、グラスに入れたお酒を撮るときは、後ろから照明を当ててお酒に光を入れます。

お酒の瓶も後ろから照明を当てるとキレイです。

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また、シャッターを押して撮影するときに三脚を使ってもブレることがあるので、リモートコード(有線のリモコン)を使って撮影しています。

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そしてAモード(絞り優先)で背景をある程度ボカしています。

すこし引いてみるとこんな感じです。

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ポイントを押さえて、場数を踏む。お手本をみつけてセンスを磨こう!

構図なのですが、これはセンスだと思っています。私はいつも何も考えていません。

俺、センスないからな~ といっても改善しないので、この写真いいな!と思う写真を見まくって下さい。

被写体が写真のどの位置にあるのか?

どの位置がバランスよく見えるのか?

これを意識して下さい。

私は撮る被写体を見ると、こんな感じかな?と頭の中で勝手にイメージが出来るのです。そのときに写すもの、ボカすもの。と分けています。

商品写真のようにすべて(背景)までキレイに撮ることはしません。

いるもの、いらないものの取捨選択をしています。また、1度の撮影で100枚以上は撮ります。

そのなかでいいものを数枚使います。

デジカメなんで何枚とっても大丈夫なのは助かりますね。
まとめると、写真撮影のポイントは2つです。

ひとつ目は『手ぶれ』ふたつ目は『ライティング』

構図はセンスです。なければ写真を意識して見まくってセンスを磨く。

特に「ブレ」は絶対ダメです。後で色補正してもブレは直りません。

(専門的なツールを使えば修正できると思います)

三脚が無い場合で手持ちで撮る場合は、脇を締める。脇が空いていると手だけでもっているのでブレやすい。

さらに、壁や柱にもたれかかって動かないようにする。
あなたの日本酒ライフのひとつに、写真撮影を加えていただければ幸いです。

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