こんにちは、SAKETIMES編集部、最年少酒匠の山口奈緒子です。
よく日本酒と比べられるお酒として「ワイン」がありますが、日本酒とワインの共通点ってどのような部分かご存じですか?
今回は、日本酒とワインの共通点をご説明いたします!
「実際わかってないないけど、いまさら誰にも聞けない、、、」というあなた、必見です。
1. 醸造酒
日本酒とワインの共通点として一番忘れてはいけない点はどちらも「醸造酒」である、ということです。
醸造酒とは、「原料を酵母によりアルコール発酵させて造られたお酒」なのですが、これではあまりピンと来ないと思います。
これは原料のエキスをアルコール発酵させた、という意味です。
日本酒だったらお米のエキス、ワインだったらブドウのエキスをアルコール発酵させているわけです。原料のエキスを発酵させていくわけですから、原料の味わいがお酒にそのまま反映されます。
日本酒とワインの共通点として同じ「醸造酒」であるということは忘れないでください!
2. 料理と一緒に飲んで美味しいお酒
日本酒とワインはどちらも「料理と一緒に飲んで美味しい」という点も大きな共通点ですね。
日本酒は昔からそれ単体で楽しまれるよりも、何かと合わせて飲むことでより一層美味しく飲まれてきました。それは家庭料理であったかもしれないし、酒のアテと呼ばれる珍味のようなものだったかも知れません。日本酒の本来の役目とはお酒だけが主張することなく食卓に寄り添うような存在として発展してきました。料理と一緒に飲まれてこそよりおいしさが際立つんですね。
そして、ワインも料理と共に語られることが多いお酒です。
ソムリエという人が存在し、どんな料理と合わせたらよいかを指南してくれる様子はなんとなく頭に浮かびますよね。
この食中酒としてのお酒という点も日本酒とワインの共通点ですね!
3. 宗教との結びつき
日本酒もワインも「宗教との結びつき」があったという点も共通点ですね。
古代、日本酒は神に捧げるお酒として誕生したものでした。また、お酒造りをしていた人は神に仕える「巫女」であったという説もあり、日本酒と宗教は切っても切り離せないものです。
この宗教との結びつきはワインにも共通しています。ワインは「キリスト教の血と涙そのもの」と考えられており、儀式などには欠かせない存在となっていまいました。また、聖書のマルコ伝「最後の晩餐」には、キリストが赤ワインを掲げ「これは多くの人のために流されるわたしの血、契約の血なり」と述べたと記されています。
このようにどちらも宗教との結びつきがあったなんて、今では考えられないですね!
以上です!
日本酒とワインの共通点、いかがでしたか?ぜひ何かの機会に話のネタにしてみてください!
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