こんにちは、SAKETIMES編集部、最年少酒匠の山口奈緒子です。

ワインではテイスティングが一般的ですが、実は日本酒でもテイスティングを行います。

しかし、「テイスティング」と言っても、どうしたらいいのかわからない方もいらっしゃるかと思います。

今回は、日本酒をテイスティングするときに気をつけるたった3つのポイントについてご紹介します!
(今回はワイングラスを使用してご説明します。)

1. 色を見る

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まずは色を見ましょう!日本酒は無色透明なイメージがありますが、色がついているものもたくさんあります。

お酒に色が付いている理由としては以下の理由が考えられます。
・醸造工程の中で色がついたもの
(ろ過をしていない、おり引きしていないなど)
・熟成により色がついたもの

お酒に色がついている場合、その理由について考えるとよりお酒を深く知ることができます。

 

2. 香りを感じる

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香りは主に2つの部分に注目してください。

1つが、上立ち香(うわだちか)
お酒を飲む前にグラスから立ち上る香りです。
もう1つが含み香(ふくみが)
口に含んだときに鼻に抜けていく香りです。

上立ち香は、まずそのまま確かめてみて、その後グラスを回し空気を含ませてからもう一度確認してみてください。空気を含ませることでより香りが立ちやすくなります。次に含み香ですが、こちらは最初の上立ち香と比べて、どのような違いがあるか注意して確かめてみてください。

同じ日本酒とはいえ、上立ち香と含み香の違いで全体の風味の幅の広さを感じることができますよ。

 

3. 味わいを感じる

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お酒を口に含むときは、一緒に空気を吸うようにしましょう。そうすると、口の中全体でお酒の味わいを感じることができます。

そして、口にいれたときの最初に感じたインパクトや全体的なお酒のボリュームはどうか、また飲み込んだあとお酒の味わいがどれくらい持続するかなどに注目して味わいを感じてみてください。

 

以上です!
今回のテイスティング方法は初めのうちはなれないかもしれませんが、慣れてくるとそれぞれのお酒の違いがわかるようになってくると思います!テイスティングはすぐにできるようになるものではないので、少しづつ成長していきましょうね。

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