桜と佐賀県の日本酒を楽しめるバー「SAKURA CHILL BAR(サクラチルバー) by 佐賀ん酒」が、2018年3月1日(木)から11日(日)までの期間限定で「ZeroBase表参道」(東京都)にオープンしました。

佐賀ん酒と桜を楽しむチルアウトバー

サクラチルバーの見所である桜のプール

「SAKURA CHILL BAR」は"桜の花びらが舞い散る"をコンセプトにしたチルアウトバー。「CHILL OUT(チルアウト)」とは、ヒッポホップから生まれた言葉で、"くつろぐ"・"ゆったりする"といった意味です。

このイベントの主催は、佐賀県産品の販売促進を支援するさが県産品流通デザイン公社佐賀県酒造組合。「泡パ」や「スライドザシティ」など数々のムーブメントを仕掛けるパーティークリエイター・アフロマンスさん率いるAfro&Co.とコラボレーションし、SNSで話題になるバーを作り上げました。

サクラチルバーの大きなピンクの看板

「SAKURA CHILL BAR」は表参道駅を出てすぐ、ピンク色に日本酒が映える大きな看板が目印。桜をコンセプトにしているだけあって、店内のレイアウトはいたるところに桜が使われています。

サクラチルバーで桜があしらわれた枡とカウンターバー

1階にあるカウンターバーの中には、窓乃梅酒造の仕込み水に浮かぶ花びら。飲み比べセットの枡は豪華に桜があしらわれていました。

サクラチルバーで最大の見所である桜のプール

2階には、アフロマンスさんが一番の見どころと紹介する「桜のプール」があります。こちらでは"120万枚の桜花びら"に浸かりながら佐賀のお酒を飲み、くつろぐことができます。

サクラチルバーで設置されているSnSnap

プールの側にはSnSnapという機械も設置され、ハッシュタグをつけて呟いた画像がその場ですぐにカードになります。思い出を形にして持って帰れるのも嬉しいですね。

キーワードは「桜」と「Chill out」

アフロマンスさん(左)と裏千家茶道家・松村宗亮さん(右)

企画監修・「パーティークリエイター」アフロマンスさん(左)と、
おつまみプロデュース・「裏千家茶道家」松村宗亮さん(右)

「SAKURA CHILL BAR」のコンセプトにはどのような狙いがあるのか、企画監修のアフロマンスさんにお伺いしました。

「日常的にSNSを使いこなす若い女性をターゲットにしています。ですから、季節感があり見た目にも華やかな"桜"と、気の知れた仲間とゆったりと過ごす"Chill out"という若い子の間で上がってきているムーブメントを取り入れました。

桜と日本酒の相性はバッチリですが、これまでは『ただ見るもの』でしたよね。ですが、さまざまなエンターテイメント囲まれているに若い子たちを惹きつけるには、『見る』よりも深い『体験』が必要だと思うんです。そこで、桜を『全身で感じる』ことができる桜のプールを企画しました。花びらに全身を包まれると温もりがあり、ゆったりとお酒が飲みたくなります。つい長居したくなっちゃいますよ(笑)」

見た目の華やかさにもこだわったというアフロマンスさん。レイアウトには120万枚の花びらと800個のマスが使われ、さらには本物の桜の木を設置し、写真映えがばっちりです。

初心者にもおすすめ!"リッチ"な「佐賀ん酒」

佐賀県酒造組合会長の古賀さん

本イベントで提供される佐賀の日本酒について佐賀県酒造組合会長・古賀醸治さんにお話を伺いました。

「『佐賀ん酒』の特徴は一言でいうと"リッチ"です。辛口でも甘口でもコクがあって旨味がある。今回はSNSでの拡散を狙った若い人向けのイベントです。甘くて、味がしっかりしたお酒が多いので、若い女性にも合うのではないかと思います」

初心者でもオーダーしやすいように、銘柄ではなく「辛口」「甘口」「フレッシュ」「リッチ」の4タイプでお酒を選べるメニューを作成。日本酒に詳しい方は、銘柄指名の注文にも対応しているとのことでした。

日本酒初心者にも頼みやすいメニュー

お酒と一緒に提供される佐賀県の名産おつまみにもこだわりがあります。

佐賀県名産のおつまみ

「茶の湯をもっと自由に!もっと愉しく!」というコンセプトで他ジャンルと積極的にコラボ活動を行う、裏千家茶道家・松村宗亮さんが監修。茶道で昔から使われる八寸四方の器に山の物、海の物をそれぞれ取り入れて選んだそうです。

一致団結する「佐賀ん酒」のこれから

並べられた佐賀ん酒

佐賀県独自のプロモーションを楽しみながら行いたいと話す古賀会長の言葉とおり、佐賀県の取り組みはユニークなものが多いです。その要因は、県内の各酒蔵がそれぞれ横の繋がりを強く持ち、一丸となってイベントを盛り上げているからだと古賀会長は話します。

3月24日(土)・25日(日)は、昨年8万人が訪れた大人気イベント「鹿島酒蔵ツーリズム」が開催されます。8月には八芳園で開かれるイベントもあり、そちらは佐賀県内の自家製造を行う22蔵元が大集合するそうです。佐賀ん酒の活動から目が離せません。

◎イベント概要

  • SAKURA CHILL BAR by 佐賀ん酒
  • 期間:3月1日(木)〜11日(日)
  • 時間:平日 17:00〜23:00/土・日 13:00〜23:00 ※最終入店時間22:30
  • 場所:ZeroBase 表参道
  • 住所:東京都港区南青山5-1-25
  • 料金:佐賀ん酒三種飲み比べ+佐賀の名産おつまみ 1,000円(税込)
  • 入場:先着順。混雑時の滞在時間は1階、2階合わせて最大30分まで

◎銘柄

【シダレザクラ】Sweet

  • 「天吹 純米吟醸 壽限無 生」(天吹酒造)
  • 「基峰鶴 甘口純米吟醸」(基山商店)
  • 「万齢 純米吟醸 希」(小松酒造)
  • 「はなmunemasa 純米吟醸 -15」(宗政酒造)
  • 「純米大吟醸 褒紋東長」(瀬頭酒造)
  • 「肥前浜宿 純米吟醸 無濾過原酒」(峰松酒造場)

【ヤマザクラ】Dry

  • 「東鶴 特別純米酒」(東鶴酒造)
  • 「純米酒 万里長」(樋渡酒造場)
  • 「純米大吟醸 松浦一」(松浦一酒造)
  • 「特別純米 うれしの地酒 古湯」(井手酒造)
  • 「肥前蔵心 特別純米 超辛口 生原酒」(矢野酒造)

【ソメイヨシノ】Fresh

  • 「大和 春の海 純米吟醸 生」(大和酒造)
  • 「七田 純米 おりがらみ」(天山酒造)
  • 「聚楽太閤 純米スパークリング」(鳴滝酒造)
  • 「古伊万里 前 純米吟醸」(古伊万里酒造)
  • 「能古見 純米吟醸 あらばしり」(馬場酒造場)
  • 「鍋島 純米吟醸 山田錦」(富久千代酒造)

【ヤエザクラ】Rich

  • 「特別純米 窓乃梅」(窓乃梅酒造)
  • 「宮の松 純米吟醸」(松尾酒造場)
  • 「東一 山田錦純米吟醸」(五町田酒造)
  • 「純米吟醸 幸姫 DEAR MY PRINCESS」(幸姫酒造)
  • 「手造り純米酒 光武」(光武酒造場)
  • ※提供銘柄は変更する可能性があります

◎お問い合わせ

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