日本酒を知る

日本酒を楽しむ

日本酒を考える

特集

男のこだわり「呑むなら作るべし」その8 – 酒と良縁な「牡蠣オイル漬け」-

> > > 男のこだわり「呑むなら作るべし」その8 – 酒と良縁な「牡蠣オイル漬け」-
このエントリーをはてなブックマークに追加

何かと酒を呑む機会が多くなるこの時期。

仕事がらみの宴会も楽しいですが、自宅での晩酌では、自分のペースでゆっくりと酒を味わいたいものです。

「呑むなら作るべし」の連載は、季節にあった酒の肴を作り、それに合う酒について言及するというものですが、今回は先に呑む酒ありきで、どんなつまみを作ろうか考えてみました。

とっておきの晩酌には「八海山貴醸酒」をセレクト

たまにこんなお酒はどうでしょうか。

貴醸酒(きじょうしゅ)とは、水の代わりに清酒を使って仕込んだお酒のことで、熟成による琥珀色、そして濃厚な香味が特徴です。深い味わいは、食前か食後酒、あるいは、夜をゆっくりと過ごすためのお酒として最適です。

お洒落なグラスを用意して、いつもと違うテイストのお酒で過ごす時間は、良い気分転換になりそうですね。

そんなときに、ぜひ添えたいのが良いつまみです。酒との相性はもちろん、過不足のない食べ応えであれば、癒しの時間もよりふくよかになるでしょう。

牡蠣のオイル漬けで貴醸酒を楽しむ

濃厚な香味のお酒には、同じく濃厚な味わいの食材が合うとされています。
そんな折、牡蠣も美味しい時期となりました。食べ方はバラエティに富み、何といっても日本酒との相性の良さは抜群です。今回は、貴醸酒に合い、洋酒を出す洒落た酒場が似合いそうな、粋な一品としてオイル漬けを作ってみます。

牡蠣のオイル漬け

<材料>

  • 生牡蠣 200g前後
  • オイスターソース 大さじ2
  • にんにく 1かけ
  • ローリエ 1~2枚、あればタイムも
  • 鷹の爪 1~2本(輪切りでも可)
  • 食塩、サラダ油 各適量

<作り方>

イ. 舐めて塩気を感じるくらいの塩水で牡蠣を洗う(ヒダヒダの部分をゆする)。
ロ. 仕上げにきれいな塩水ですすぐ。
ハ. キッチンペーパーで水気を取る。
ニ. さらに牡蠣の水分を飛ばすために、フライパンに油を薄く敷き、牡蠣を中火で時々ゆすりながら加熱する。次第に水分が出てくるので、焦がさないように2~3分加熱を続ける。

ホ. 水気が少なくなってきたらオイスターソースを回しかけ弱火にする。
へ. フライパンを揺すりながらソースをなじませる(木べらなどを使っても可)。
ト. ソースが牡蠣にからみ、照りが出てきたら加熱をやめる。

チ. 牡蠣の粗熱が取れたら、ハーブ類といっしょに容器に入れ、サラダ油を具がひたひたになるまで注ぎ入れる。

翌日には食べられますが、数日置いた方がより美味しいでしょう。状態が良ければ、1~2週間日持ちします。

また、一般的にはオリーブオイルを使うことが多いようですが、今回はオイルの癖が酒とぶつからないようにサラダ油を使いました。

まろやかさの中にキレがあり、互いを引き立てる関係に

オイル漬けにすることで牡蠣の旨みが凝縮し、味わいが深くなりました。しかし、牡蠣の美味しさを言葉で伝えるのはたいへん難しく、まさに筆舌に尽くし難し。

期待通り酒との相性も抜群です。「八海山 貴醸酒」の甘い香りを難なく迎え入れてくれました。ややとろりとした酒質が牡蠣の食感とも合うようです。

また、まろやかさのなかにキレがあり、牡蠣の味を覚えてしまった舌を止めることができません。貴醸酒と牡蠣の組み合わせの美味しさに、箸が進みすぎるのでした。

(文/KOTA)

関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

ライター募集中!

KOTA(コタ)

旨い酒と肴に心の居場所を求める晩酌マニア。家では「呑むなら作るべし」と自作の肴に舌鼓。日々繰り返す「呑み過ぎ&反省」のジレンマから、不惑の呑兵衛になるべく利き唎酒師を取得。広告制作および物書き稼業の傍ら趣味で里神楽(獅子舞)も。

ウェブサイト