こんなに秋らしくて可愛らしいラベルが他にあるでしょうか。「ポルチーニ」と名付けられたこのお酒を醸すのは、福岡県・株式会社みいの寿。銘柄の通り、イタリアの有名なキノコ・ポルチーニと合わせていただきます。

本日のお酒は「三井の寿 純米吟醸 porcini」

三井の寿 純米吟醸 porcini

グラスに注ぐと、フルーティーな甘い香りが口の中にふんわりと充満。口当たりはすっきりしていて、軽快な酸とごくわずかな渋味を感じることができます。中盤になると麹のほどよいコクや旨味、軽快な甘みが顔を出し、後半には酸がまろやかに変化。若干の苦みが味を引き締めてくれます。

ポルチーニの味はしませんが、香り高く味わい深いその酒質は「ポルチーニ」という名にふさわしいでしょう。合わせるおつまみは、ポルチーニで決まりですね。

鶏肉とポルチーニの生クリーム煮

<材料> 2人分

  • ポルチーニ(乾燥) 5グラム
  • 酒 1/4カップ
  • 鶏もも肉 1枚
  • 生クリーム 1/2カップ
  • 薄口醤油 大さじ1

1. ポルチーニを酒に浸しておく。

酒に浸したポルチーニ茸

2. 鶏肉は一口大に切り、フライパンで焼く。

一口大に切って、フライパンで焼いた鶏肉

3. ポルチーニを酒ごと加え、煮る。

炒めていた鶏肉に酒に浸したポルチーニ茸を合わせ、酒で煮る

4. 水分が少なくなったら、生クリームを加え、煮詰める。

フライパンに生クリームを加え煮詰める

5. 薄口醤油で味付けし、器に盛り付ける。

器に盛り付けた様子

新鮮なポルチーニを日本で手に入れるのは難しいので、乾燥のものを使いました。これが干し椎茸に匹敵するほどの、いや、それ以上の香り。旨味が凝縮しています。鶏肉のたんぱく質と良く合うので、煮込み料理にしました。

三井の寿 純米吟醸 porciniをグラスに注いだ様子

「ポルチーニ」は温度が上がると、醤油にも似た香ばしい風味が出てきます。醤油だけで味付けされた煮込みとは相性抜群。時間が経つにつれて味わいが変化する「ポルチーニ」と生クリーム煮の組み合わせを、ゆったりと楽しんでください。

(文/まゆみ)

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