みなさん、こんにちは。
11年の香港生活で日本酒に目覚め、現在は那覇在住の酔人ライター、沼田まどかです。

先日、仕事で愛媛に行ってきました。
駆け足出張だったので、美しいと評判の松山城も拝めず、有名な道後温泉にも浸かれませんでしたが、とても素敵な角打ちを見つけたのでご紹介します。

約150種類のお酒が勢ぞろい愛媛の地酒アンテナショップ「蔵元屋」

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愛媛の街中を走る「坊っちゃん列車」の大街道停留所から、道後温泉方面をてくてく歩くこと2分。「愛媛の地酒」という、そのものずばりの大きな看板が目印です。店内には、愛媛県内28蔵元、約150種類のお酒をはじめ、呑み助ゴコロをくすぐる手軽なおつまみも陳列されています。地元の日本酒ファンにはよく知られたお店のようです。

グラスもおつまみも100円から楽しめる

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いわゆる角打ちスタイルのこのお店、グラス1杯100円から特定名称酒が楽しめます。コンビニコーヒーと同じ値段で一杯ひっかけることができるというわけ。また、おすすめメニューの中から3つのお酒を選ぶ利き酒メニューもあるので(800円)、たくさんの種類を少しずつ試したい方にぴったりです。反対に、気に入ったお酒をとことん味わいたい方や、大勢でワイワイ飲むときには、徳利やデキャンタでたっぷり楽しむこともできます。

こちらの店内で販売されているお酒はすべて試せるそうなので、メニューに載っていない場合でも店員さんに確認されることをおすすめします。おつまみも100円から500円と非常にリーズナブル。ついついお酒が進む、うまい仕組みです。さらに、カウンターには酒燗機とアルミのちろりもきちんと用意されていて、燗酒好きへの配慮も感じました。

愛媛の酒造好適米しずく媛で醸された酒がうまい!

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ところで、愛媛では「松山三井」というお米が酒造りによく使われますが、実はこれ、食べておいしい飯米なのです。「しずく媛」は、この「松山三井」を元に県の農業試験場で開発された酒造好適米。現在、県内の22蔵元が「しずく媛」という統一名称でお酒を造っています。私は、素敵なラベルに惹かれて首藤酒造株式会社の「寿喜心 純米吟醸 しずく媛」(すきごころ)をいただきました。ふわっと青りんごのような香りで、軽快な飲み心地。軽く冷やすか、常温がおいしいタイプだと思います。ちなみに、店内には「しずく媛」の米粉を使ったおせんべいも販売されているので、話のネタにお酒とセットで購入すると喜ばれそうです。

「愛媛の酒道」愛媛の地酒を飲みつくせ!

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店内にある全ての愛媛銘柄を飲むと、愛媛県酒造組合から認定書が送付されます。認定者になると、店内に名前を残すことができる仕掛け。ぜひ、あなたも挑戦されてはいかがでしょうか?

◎ 店舗情報
株式会社 横田酒店 蔵元屋
愛媛県松山市一番町1丁目11-7 濱商一番町ビル1階
TEL:089-934-5701
12:00~21:00
定休日:月曜日

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