特約店のための特別な一本

sake_miyasaka1 (1)

7号酵母発祥の蔵でお馴染みの真澄を醸す宮坂醸造。戦後は300石からのスタートでしたが、現在では1万2000石を超え、長野では最大手、全国でも中堅蔵に成長しました。「みやさか」は蔵元宮坂家が特別なゲストのために醸す、ファミリーネームを冠する特別なお酒です。平成17年度(2005年)からみやさかブランドを世に送り出しました。

多くの酒販店やデパートで購入できる真澄シリーズとは違い、これまで真澄との関係が深かった特約店の酒販店に感謝をこめて醸造している特別なブランドです。

地元産美山錦を使用した純米酒・純米焼酎

みやさかのコンセプトは長野県の酒蔵の誇りとして、全量信州産の酒造好適米を使った純米酒、純米焼酎のみです。できるだけ生産者の顔が見える米を使うため、安曇野・松川村の篤農家が生産する「美山錦」を使用しています。量産はせず最高のおいしさのみを追求し原材料や技術革新をし、良酒を醸すことを目指しています。

やわらか純米は大手ホテルの料理長に昼間のビジネスの食事でも商談のお友になるような、ワイン並みのアルコール度数のお酒を依頼されたことから醸造するきっかけとなったようです。

低アルコールで「毎日のほろ酔い」に最適

sake_miyasaka2 (1)

長野県産の美山錦を55%まで磨き、誰もが呑み易いように、アルコール度数を12度代まで下げ、真澄とは違い9号酵母を使用。度数が低くても芳醇さを失わないように日本酒度をマイナス5甘口に仕上げています。日本酒の旨みを感じながらもスイスイと飲める、真澄の力強さとやわらかさが同居したタイプとは違う、上品なお酒と言えるでしょう。

「週末の泥酔」ではなく「毎日のほろ酔い」(蔵元HP引用)を意識した、体に優しい晩酌酒です。合わせる食事も和食を中心の幅広く選択できると思います。「みやさか」シリーズは蔵元から消費者に直接販売はしません。蔵元HPに特約店が掲載されているのでご覧ください。

日本酒の魅力を、すべての人へ – SAKETIMES