5月11日(水)の午後2時半ごろ、「結ゆい」の醸造元である結城酒造(茨城県)にて火災が発生し、国の登録有形文化財となっている2棟の蔵が全焼しました。これに伴い、茨城県酒造組合では義援金の受付を開始しました。

翌日早朝に鎮火し、幸いにも、死傷者はいなかったとのことです。

義援金口座について

茨城県結城市の日本酒 結ゆいのあかいわおまちを使用した お酒のボトルの写真

今回の火災に関して、茨城県酒造組合の真結支部を代表し、来福酒造(筑西市)が義援金を募集しています。

◎結城酒造 義援金口座

  • 金融機関名:常陽銀行
  • 支店名:結城支店
  • 口座番号:普通口座 1502819
  • 口座名:真結酒造組合(シンケツシュゾウクミアイ)

結城酒造の再建を応援しましょう。みなさまのご協力、よろしくお願いします。

結城酒造の現在の状況と今後の予定について【5/20追記】

結城酒造の浦里美智子さんに、現在の状況と今後の予定についてお伺いしました。

— 現在の状況はいかがでしょうか。

11日の14時半ごろに火災が発生し、鎮火したのは翌朝の3時半ごろでした。現場検証が終わったあと、たくさんの関係者の方々に来ていただき、残った日本酒の救出作業を手伝っていただきました。冷蔵庫が全部で4基あった中で2基が無事だったのですが、扉が塞がっていたため、外側のパネルを無理やりこじ開けました。中には、数千本の日本酒が残っていて、そのお酒はこれから順次、全国の特約店に出荷していく予定です。

瓦礫などの撤去作業は、すでに専門の業者に進めていただいています。ご協力いただいた関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

造った日本酒がすべてなくなってしまったと絶望していましたが、冷蔵庫から日本酒が発見されたことは、私たちにとっては希望です。これからどうなるかわかりませんが、この蔵で造った最後の日本酒なので、みなさんに美味しく飲んでいただきたいと思っています。

たくさんの方々にお見舞いのメッセージをいただき、本当に感謝しています。蔵の復旧に関してはまったく見通しが立っていない状況ですが、私個人としては酒造りを続けていきたいと思っています。

(執筆・編集/SAKETIMES編集部)