兵庫県にある「酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)」では、明治維新以降の日本酒醸造技術の歩みを、丹波杜氏の技術を軸に紹介する展示「伝統的酒造りの近現代」を、2025年3月3日(月)まで開催中です。

「伝統的酒造り」の軌跡を紹介

伝統的酒造りの近現代

江戸時代以降、日本酒の醸造は全国的に行われるようになりました。とりわけ、江戸時代に酒造りの礎を築き、銘醸地として名を馳せた灘五郷(西郷・御影郷・魚崎郷・西宮郷・今津郷)を擁する兵庫県では、現在でも盛んに酒造りが行われています。

灘五郷の酒造りを担ってきたのは、丹波杜氏と呼ばれる技術者集団です。明治維新以降は、丹波杜氏の卓越した技術が全国各地に広がり、国内の酒造りの基盤となっていった一方で、地方ではその土地に根ざした軟水醸造法が開発されたほか、比較的容易に酒造りができる山廃酛・速醸酛が普及していきました。

本展は、このような明治期以降に起こった日本酒醸造技術の歩みを紹介する展示です。2024年12月にユネスコ無形文化遺産への登録が決まった「伝統的酒造り」の軌跡を知り、日本酒の歴史や文化を深堀りして学べる内容となっています。

◎イベント情報

  • 名称:酒資料室展示「伝統的酒造りの近現代」
  • 会場:酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)記念館 酒資料室
    (兵庫県西宮市鞍掛町8-21)
  • 会期:
    ・2024年12月4日(水)〜2025年1月13日(月・祝)
    ・2025年1月25日(金)~3月3日(月)
  • 開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:火曜
    ※2月11日(火)は開館、12日(水)に振替休館となります。
  • 料金:
    ・大人500円(税込)
    ・中・小学生250円(税込)
    ※「記念館」「酒蔵館」共通券
  • 同時開催展示:
    ・堀内ゑびすコレクション展「七福神、酒ミュージアムに集う」(1月13日(月・祝)まで)
    ・亦楽山荘記録―「桜の園」のいま・むかし―
    ・節句の人形 丸平文庫特別展示:たのしいおままごと(1月25日(土)から)

◎お問い合わせ先

※ この記事は【酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)】から申請していただいた情報をもとに制作・配信しています。


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