こんにちは!SAKETIMESライターで、テイスティング専門家の永木三月です。
普段は、『永木三月のテイスティングログ』というブログを拠点に、お酒の試飲会などの食べ物が集うイベント、おいしいお店の紹介をしています。また、定期的に「おいしいもの味覚鑑賞会」という食べ比べの会を開催しています。テイスティングの楽しさ、面白みを伝えることが、私の目標です!
こちらでは、日本酒と絡めて、魅力的な味わいをたくさん発信していけたらと思っています。
さて今回のテーマは、イタリアのジェラート専門店が、老舗酒造『竹鶴酒造』とコラボして作った、酒粕ジェラートです。
はじめに 〜 日本酒×ジェラートのコラボとは?
日本酒とジェラートという珍しい取り合わせは、広島の老舗酒造と、イタリア発の人気ジェラート店のコラボで実現しました。
まずは酒造の方から紹介しましょう。広島県竹原市の『竹鶴酒造』です。NHKの連続テレビ小説「マッサン」との深い関連で注目を浴びたのが記憶に新しいでしょうか。元々は製塩業が専門だったそうですが、日本酒造りも江戸時代創業と歴史ある酒造です。
次にジェラート専門店『ジェラテリア・マルゲラ』です。本場イタリアで1979年創業のジェラート店で、麻布十番店が初の海外店舗だそうです。
竹鶴酒造とのコラボレーションは日本上陸2周年に当たって企画されたもので、竹鶴の酒粕を使用したジェラートもこちらの店舗で提供されました(※2015年8月16日までの限定販売)。
『ジェラテリア・マルゲラ』の「竹鶴」
「竹鶴」のジェラートは、恵比寿アトレの支店で購入しました。
色合いはきれいな乳白色です。味わいは、ねっちりとしたジェラートの食感と酒粕の風味が合わさって、お餅のような甘みがあります。今回は1カップ1種類のみのピッコロサイズで頂きました。
食べ進めるに連れてお酒の辛さが目立ってくるので、何かと組み合わせた方が活きるフレーバーかもしれません。日本酒と一緒に楽しむなら、味わいが濃厚な熟成酒などとよく合うでしょう。
お酒自体は凍りにくいため、アルコール感をこれだけ感じられる氷菓というのはあまりなく、非常に新鮮な味わいでした。
終わりに
以前の氷結酒に続き「夏ならではのおいしい日本酒」、いかがでしたでしょうか?
酒粕のアイスクリーム自体は専門の器具等がなくても自宅で作れるそうなので、そちらもいつか挑戦したいと思います。
この記事は、テイスティング専門家の永木三月がお届けしました!
みなさんの、さらに豊かな日本酒ライフに貢献できれば幸いです!
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