こんにちは。多摩の呑んだ暮れライター馬渡順一です。
美味い地酒を自宅で飲めると嬉しいですよね!
しかも近くに品揃え豊富な酒屋があると、より楽しみ方も増えるのではないでしょうか。
楽しいウチノミは美味しいお酒を仕入れることから
日本酒を自宅で飲まれる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
SAKETIMESをご覧のみなさまの中には、行きつけの酒屋をもっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
アベノミクスで景気が上向いているとも言われていますが、実際の庶民の懐事情は、じゃんじゃん飲み歩ける程にはなっていないように思われます。
最近ではウチノミのための料理本もたくさん発行されていますが、お酒に焦点を合わせたものはあまり見かけないような気がします。まずは、美味しいお酒を仕入れないことには、ウチノミは始まりませんよね。
我が家は、小田急線のかなり西よりに位置します。
都心へのアクセスが良く、閑静な住宅地も多く、人の乗り降りが多い路線のひとつでしょう。
ただ残念なことに、地酒が飲める飲み屋がほとんどなく、日本酒呑兵衛にとっては砂漠のような地帯となっています。
日本酒特集の本を読みあさっても、東京西側の飲み屋情報はかなりの確率で中央線沿線のお店で、小田急線・京王線沿線のお店が取り上げられたとしてもせいぜい世田谷区止まりです。町田や相模原あたりまで出るといくつかあるようですが、決して多い地域ではありません。
そのため、どうしてもウチノミが多くなります。
小田急多摩線沿線に広がる地酒のオアシス
しかし、そんな砂漠地帯にもオアシスが存在するのです。
それが、地酒専門店です!
どんなお店があるかご紹介します。みなさんもよくご存知の酒屋もあると思います。
・西東京エリアで酒好きがまず名前を挙げる店
小山商店(聖蹟桜ヶ丘)
・店主が地道に足を運び、気に入った酒蔵の酒を集めてくる店
酒舗まさるや(鶴川)
・横浜北部の有名酒屋。新橋の日本酒バーも絶好調
さかや栗原(成瀬)
・新潟「村祐」の名付け親が店主
飯草酒店(栗平)
・美味い地酒とワインを求めて世界中を旅する酒屋
升屋酒店(栗平・新百合ヶ丘)
どこも店主の個性が表われている、ビッグオアシス!
地酒の泉が広がっております!!
ただ、どこも昔からその地で酒屋を営んできたところばかりですから、立地的には決して便利とはいえません。そのため、どの店も近所に住んでいなければ車での買い出しは免れません・・・。
とはいえ、いくつか酒屋を知っていると、いろいろな地酒情報が手に入る上、貴重な季節のお酒を発見できることもあります。自分の味覚と合う店主の店を見つけられれば、店主のおすすめはより楽しくなるでしょう。
温度帯を変えられるのがウチノミの醍醐味
確かに、酒屋で買うとたくさんの種類を飲むことはできないかもしれません。
ですが、ウチノミにはウチノミの楽しみ方があるんです。
たとえば「そんなに食材を集められない」「そもそも料理も苦手なんです」「酒さえ飲めればそれでいいんです」なんて方もいらっしゃるかもしれません。
そんな人にもってこいの楽しみ方があります。
それは・・・温度帯を変えて楽しむ方法です!
私の楽しみ方ですが、まずは冷えている状態で1杯楽しみます。
その後、湯煎がベストですが、それが手間であればポットで湯を沸かし、その蓋をあけて徳利を放り込みます。それも面倒ならレンジでも構いません。
少しぬるめから、徐々に温度を上げながらそのお酒に合った温度帯を自分で計りながら試飲していきます。2巡目に適温で温めて、ゆっくり楽しみます。
私の場合、「にごり」だろうと、「無濾過生」だろうと、試してみます。
「これを燗してはダメ」というお酒はありません。
味覚は人により違うわけですから、自分に合った温度帯と美味しい飲み方を見つけるのも楽しみのひとつだと思います。
飲んだお酒をSNSに投稿する方は、美味しかった温度帯を記載しておくとメモ代わりになりますね。
たまたま外で飲むときに冷たい状態でそのお酒が出ていたら、「これ燗で○○度くらいでできますか?」と聞いてみると通っぽくてかっこいいかもしれませんね。
ただし、お店によっては全てのお酒を燗にしてくれるとは限りませんので、燗に出来るかはご確認を。
さすがに、飲み屋で色々な温度帯を試していたら飲み過ぎですよね。そんなわがままを自由に出来るのがウチノミならではの楽しみ方のひとつですね。
今回は身近な多摩・町田エリアをご紹介しました。最近は飲み屋同様に、地酒のラインナップを増やしている酒屋も増えているようです。通販に力を入れている酒屋もあるので、ネットで購入してみても良いかもしれません。
近所に飲み屋のない人はもちろん、「普段からよく飲みに行くよ」という人も、お気に入りの酒屋を探してウチノミを楽しんでください!
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