こんにちは、SAKETIMES編集部、最年少酒匠の山口奈緒子です。
みなさん、日本酒を飲みに行ったとき「なにから頼んでいけばよいか、わからない」と思ったことはございませんか?日本酒のメニューリストは、専門用語が多く、普段から日本酒を飲む人でないとメニューを選ぶだけでも一苦労だと思います。
今回は、そんなあなたに私が考える日本酒を注文するときに困らないたった3つのポイントを教えちゃいます!これで日本酒を飲みに行ったときに周りから羨望の眼差しで見られること間違いなしです。
1. 特定名称別で選ぶ!
特定名称とは、例えば「吟醸」や「純米」、「本醸造」などのような日本酒の銘柄名と一緒にメニューに書いている名前のことです。
※特定名称についてはこちら
この特定名称に注目して飲むと良いでしょう!
飲む順番としては、
−大吟醸系・スパークリング系
−吟醸系・本醸造系
−純米吟醸系
−純米系
−山廃・生もと系
−熟成酒系
こちらの順番で飲むと、軽い味の日本酒からだんだんとしっかりした味のものへとなっていきます。お料理などでもそうですが、先に味の濃いものから口にしてしまうと、その後に飲むお酒の味わいがわからなくなってしまうんです。また、あまり何杯も飲めないという方は、あいだの「本醸造系」を抜かしてみる、最後の「山廃・生もと系」「熟成酒系」を抜かしてみるなどで量を調整してみてくださいね♪
2. 県別で選ぶ!
東北のお酒からどんどん南に降りていくように飲むこともまた、おすすめです!
これも1. のような法則と近いのですが、東北の方のお酒はさっぱりしたものが多く、また南にいくほどしっかりした味わいのものが多くなっていきます。
−東北のお酒(寒い地域のお酒)
−関東甲信越
−近畿・中部
−関西
−九州
そのメニュー表に書いてある県を参考に飲んでみてください。県別に東北から飲めばいいなんて半信半疑の方もいいらっしゃると思いますが、挑戦してみると意外に順序良く飲めたりしますよ♪
3. 店主に選んでもらう!
日本酒の好みに偏りがない人は、思い切って店主(店員)に聞いてみるのも良いと思います!
日本酒をたくさん取り揃えられているお店は、ほとんどが「店主(店員)こだわりの日本酒」だったりします。そのようにこだわりを持っている店主(店員)でしたら、お客様から日本酒のことを聞かれるのは嬉しいはずです。(私も飲食店で日本酒を提供していたとき、お客様と日本酒のお話をしたくてうずうずしていました。)
日本酒の新しい飲み方や料理との相性を再発見できるかもしれませんよ♪
以上です!
一部例外もありますが、今回の3つのポイントを頭の片隅にいれておくと良いと思います。
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