こんにちは。SAKETIMESライターの梅山紗季です。SAKETIMESでは、日本酒がおいしいお店の情報はもちろん、日本酒や酒粕を使ったレシピの記事が豊富です。

私も以前、「日本酒デザートを作ってみました!」今回は、今の時期においしいフルーツ「桃」を、日本酒と掛け合わせたデザートをご紹介します!日本酒が苦手な方にこそオススメしたい、「飲む」以外の楽しみ方をご提案したいと思います!

日本酒で作る白桃のコンポート

コンポートというのは、果物をシロップやワインで煮込んだものを指します。ジャムよりも果実本来の食感が活きることと、煮込む際に使うシロップ・ワインの風味が加わった味わいになることが特徴です。今回はこれを日本酒を使って作ってみます。
煮込む際に利用するのは、「南部美人 純米吟醸」。まずはそのまま、「南部美人」を飲んでみます。香りが上品ながら、味はお米の味わいが強く、後味がすっきりとしています。和食はもちろん、料理に使えば華やいだ味わいになりそうです。

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すっきりとした香りと、後味の広がりが端正なこちらで、桃を煮込みます。

材料は以下の通り。

【材料】
・桃…中くらいのサイズのものを2つ
・水…200cc
・砂糖…80g
・レモン汁…10g
・お好きな日本酒…150cc

1, まず、桃をきれいに洗います。皮ごと煮るため、丁寧に洗っていきます。

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2, 桃にゆっくり包丁を入れます。差し込むと真ん中あたりで、種にぶつかるので、そこからは種に沿ってまっすぐ包丁を一周させ切れ目を入れます。切れたところを境にくるっと捻り、桃の種を、スプーンなどで優しく取り除きます。

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3, お鍋に2の材料を入れ、火にかけて煮立たせます。この時点で日本酒のいい香りが!

4, 煮立ったら桃を入れ、6〜10分ほど煮込みます。時々菜箸で桃をひっくり返し、満遍なくお酒に浸るようにします。

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5, お酒と桃のいい香りがしてきたら完成間近です!鍋から桃を上げ、上げる際に皮を菜箸でむきます。写真のようにつるっとむけるため、桃の形を崩さずいただけます。

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6, 煮込んだシロップも、漉し器で濾して桃と一緒に入れたら、完成です!

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アレンジは自在!そのままでも、夏らしく食べるのもオススメ

冷蔵庫で十分に冷やしたら、切ってそのままいただいてみます。 火にかけた時間が長かったため、日本酒の味はほんのり感じられる程度ですが、噛むと香りが鼻にゆっくりと抜けます。日本酒好きからすると、この香りがたまらない!

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また、バニラアイスに添えてみました。こちらも、桃とアイスの相性が抜群なこと、また、日本酒で煮ているため大人な味わいに仕上がりました。皮ごと煮ることで淡いピンク色に桃が染まるので、色を差すという役割も果たしてくれます。

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そのまま凍らせてみたり、ヨーグルトに入れるのもオススメです。

いかがでしたでしょうか?煮込むだけ、簡単でおいしい上に、何に入れてもおいしいのでお好きなデザートに加えることができます。日本酒が余ってしまった方、日本酒をそのままでは飲むのが苦手な方にこそ、ぜひぜひ試していただければと思います!

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