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日本が誇る万能調味料、酒粕で作るおつまみレシピ!

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こんにちは!SAKETIMESライター永木三月です。

普段は、『永木三月のテイスティングログ』というブログを拠点に、お酒の試飲会などの食べ物が集うイベント、おいしいお店の紹介をしています。また、定期的に「おいしいもの味覚鑑賞会」という食べ比べの会を開催しています。テイスティングの楽しさ、面白みを伝えることが、私の目標です!

さて、今回のテーマは、「酒粕で作るおつまみレシピ」です。日本酒を作る時に出来る「酒粕」を使った、「卵の粕漬け」を紹介します!

はじめに——酒粕とは?

みなさんは酒粕をご存知でしょうか?

私たちの飲んでいる日本酒は、酒の基となるもの「醪」をしぼって抽出されたものです。
日本酒に限らず、酒を作る時にできる残りかすのことを一般に酒粕と呼びます。

残りかすとは言っても栄養価は高く、炭水化物、タンパク質、食物繊維、ビタミンなどが含まれています。

最近では美容、健康に良いものとしても取り上げられています。生活習慣病の予防の他、美肌効果なども期待できるということで、今改めて注目されている食品です!

さて、そんな酒粕ですが、入手するとなると、量はどうしても多くなりがちです。
手に入れたは良いけれど持て余しているという話もよく聞きます。

ということで今回は酒粕を使ったレシピとして、卵の粕漬けを紹介します。

今回は漬け物ということで、「1日漬け」「3日漬け」「7日漬け」の3つの漬け時間で味を比較しました。好みの漬け具合を見つけるのに役立ててください!

酒粕漬けレシピ

まずは今回使用する酒粕を紹介します。秋田の酒造『齋彌酒造店』の日本酒「雪の茅舎」から取られた酒粕です。有楽町のアンテナショップ『秋田ふるさと館』で購入しました。

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そのまま嘗めてみると、甘酒、味噌、ホワイトチョコレートなどのニュアンスを感じる、綺麗な味わい。

単独でも、なかなかおいしい1品です。この量(1kg)で324円という値段には驚きでした。

①床作りと、漬けるものの下ごしらえ
それでは作って行きます。まずは漬ける粕床の準備です。今回は

酒粕50gに、日本酒小さじ1、みりん小さじ1、塩ひとつまみ

という配分で合わせています。作りたい味や漬けるものによってアレンジしても良いですが、少し水分が合った方が床が滑らかになるので、漬けやすいです。

卵は固ゆでにして皮をむいておきます。
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②漬ける
準備ができたら漬け込んで行きます。

卵は、ラップの上で粕床を直接塗ります。まんべんなく抜けたらラップで包みこみ冷蔵庫に保存します。タッパーやジップロックに入れておくのが良いでしょう。

豆腐も同様ですが、漬けている最中にも水分が出るので、キッチンペーパーで包んだ上から粕床を塗ります。保存は卵の場合と同じです。

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味わい比較(1日/3日/7日)

漬けたら冷蔵庫に入れて待ちましょう。

今回は1日、3日、1週間漬けた物をそれぞれ用意しました。

左に行くほど、漬けた日数が長くなっています。画像では少しわかりづらいですが、漬ける時間が長くなる毎に、色も酒粕の色に近づいています。

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それではいただいてみます。

まずは、ほぼ丸1日漬けたもの。

白身の弾力、黄身のほっくりした食感が残っていて、酒粕風味のゆで卵という状態です。

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次に、丸3日漬けたもの。

白身がやや固くなり、ぶちぶちとちぎれるような食感に変わっています。

黄身の色もオレンジに変化していますが、中心に近い方は黄色味が残っています。

食べてみると、ゆで卵のほっくり感はなく、卵と酒粕の香りの絡み方がより綿密になっています。

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最後に、丸々1週間漬けたもの。

香りの濃厚さはもちろんのこと、黄身の食感と見た目が特徴的です。

風味が最も凝縮されており、どろりと濃厚な食感は、珍味と呼ぶにふさわしい味わいです。

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終わりに

いかがでしたでしょうか?

手間はかかりますが、1度漬けてしまえばあとは放っておけば良いので、それほど大変ではありません。

また、作った酒粕の床は、2,3回繰り返し使えます。卵だけではなく、いろいろなものを漬けてみるのもおもしろいと思います。

レシピの改善点としては、塩の量です。今回はひとつまみと書きましたが、やや強めに利かせた方が、お酒のアテに良いメリハリの利いた味わいになるでしょう。

みなさんの、さらに豊かな日本酒ライフに貢献できれば幸いです!

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永木 三月

テイスティング専門家として活動中。ライターとしての活動の他、「おいしいもの味覚鑑賞会」という食べ比べの会を開催しています。 日本酒はもちろん、日常を支える家庭料理の楽しみから高級レストランの味わい深さまで、あらゆる食の楽しみを伝えるべく日々活動しています。

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