冷やしたり、お燗にしたり、日本酒をそのまま飲んでいるという人が多いと思いますが、実はカクテルにしてもおいしく楽しめるお酒です。

お米だけでできているというシンプルな味わい、甘みと酸味のほどよいバランス、仕上がりの色に影響しない透明感。このような日本酒ならではの特徴を活かして、日本酒カクテルを提供する飲食店も増えてきました。

この記事では東京・銀座にある日本酒カクテル専門店「SAKE HALL HIBIYA BAR(サキ ホール ヒビヤ バー)」をご紹介します。

日本各地から集結した7つの酒蔵のお酒が楽しめる店

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「SAKE HALL HIBIYA BAR」は、都内で数店舗を展開する日比谷Barの系列店。広い店内に日本各地から蔵元が集結し、各蔵元がプロデュースする完全個室で酒蔵直送の厳選された日本酒が楽しめるという、日本酒好きにはたまらないお店です。

現在、プロデュース参加しているのは、「司牡丹」(高知)、「大山」(山形)、「浦霞」(宮城)、「吉乃川」(新潟)、「三千盛」(岐阜)、「春鹿」(奈良)、「五橋」(山口)の7蔵。

グラス一杯のお値段は700~900円台が中心で、銀座という立地ながらお手ごろなお値段です。もちろんボトルでの注文も可能です。20~30代会社員の来店が多く、女子会などでもよく利用されているとのこと。

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「SAKE HALL HIBIYA BAR」で提供される日本酒カクテルはオリジナルのもので、常時150種以上を揃えているそうです。日本酒の味わいを打ち消すカクテルではなく、日本酒本来のおいしさが伝わるように作られたレシピばかりです。

「普段はあまり日本酒を飲まない」という方も多いようですが、なんと四合瓶(720ml)で月間700本分ものオーダーがはいるというから驚きですね。このことからもこのお店でいかに日本酒が飲まれているかということもわかります。

オリジナルの日本酒カクテルは、なんと150種類以上!

日本酒カクテルのベースとなる「MOTOZAKE(モトザケ)」

sake_g_hibiya_hall_2「SAKE HALL HIBIYA BAR」では、各酒蔵ごとに通年商品7種、季節限定酒2種の日本酒が取り揃えられています。それ以外に用意されているのが「MOTOZAKE」というカクテルのベースとなる専用のお酒。

パッと見て日本酒とはわからないスタイリッシュなデザインで、まるで洋酒のボトルかのようです。「MOTOZAKE」は純米酒を中心としたラインナップなので、もちろんそのまま飲んでも、おいしいお酒です。

乾杯酒にしたい人気ナンバーワン! 「SAKENIC(サキニック)」

sake_g_hibiya_hall_4「MOTOZAKE」をお店で開発したというトニックウォーター「SAKENIC」で割るという炭酸の効いたカクテル。オレンジのピールが加えられ、香りもフレッシュなお酒です。乾杯の時にシュワシュワとしてのど越しがよく、気軽に飲めるものをということで作られました。

日本の四季と風土が感じられる 「ファーム トゥ グラス」

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日本酒には季節にあわせて出荷されるお酒があります。「ファーム トゥ グラス」は、そんな季節の日本酒と季節のフルーツをあわせて日本の四季を表現したカクテル。地域に根ざした酒蔵のお酒に同じ地域の農場で育てられた果物を使っています。フレッシュなフルーツを用いるのでかなりジューシーな味わいですが、その中にしっかりと日本酒の味わいを感じました。

ムース状になったSAKEがおいしい!「SAKE ESPUMA」

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ムース状になった日本酒をふわっと乗せたカクテル。ムースは軽い口当たりですがお酒の味もしっかりと感じ、香りもとても広がります。見た目のかわいらしく、目でも楽しめるカクテルです。

日本酒の新しい楽しみ方を提案する「SAKE HALL HIBIYA BAR」。銀座でお店選びに迷ったら、ぜひ訪れてみて下さい。150種類の日本酒カクテルがあなたとの出会いを待っています。

(文/三浦環)

◎店舗情報

  • 店舗名:「SAKE HALL HIBIYA BAR(サキ ホール ヒビヤ バー)
  • 住所:東京都中央区銀座5-6-12 みゆきビル 地下1階
  • 電話番号:025-378-6224
  • 営業時間:17:00~23:30(フードLO 22:30、ドリンクLO 23:00)
  • 定休日:年中無休(年末年始は除く)

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